独りカラオケ

 忘年会シーズンですね。弊店も連日多数のお客様をお迎えしています。

 ここで皆さんにお尋ねしますが、皆さんは会社の忘年会に出席したいですか?

 ああ、やっぱり、「・・・」ですか。

 事実上仕事なのに、残業代がつかないのが納得いかないですか?

 そういう問題じゃなくて、そもそも会社の人と飲むのがイヤなのですか。

 悲しいことを仰いますねえ。

 でも、忘年会よりもっと、参加人数が減って、悲しいことになっている世界もあるようです。

 それは、カラオケ。

 先日テレビの情報番組がカラオケについて街頭インタビューをしていたのを見ましたが、若い人達が「あまり大勢ではカラオケに行かない」と回答していました。

 それで、ついに最近は「御一人様専用カラオケ店」というのが出来たらしいです。

 うーん。どうなんでしょう、それ。カラオケと言えば、会社とか大勢で行くものじゃなかったですかね。

 大勢でカラオケに行かない理由としては・・・

 世代の違う人の歌を聞いても、その歌を知らない。だからつまらない!

という理由が多いようでした。

 私だって知りませんでしたよ。20歳代前半の頃は、裕次郎とか、九ちゃんとか、GSの「ブルーシャトー」とか全然知らずに、カラオケに連行されて強制的に学習させられました。

 最初は少し苦痛でしたけどね、今は時間を損したとは思っていません。

 世代の違う人の好きな歌や思い出の歌を知るのは、楽しいことです。知ろうとすれば良いだけで難しい話しではないのに、若い人がそうしないのは悲しいことですね。

 勿論、先輩方とカラオケに行った時は、私は聞かされるばかりでなくて、こちら世代の歌も聞かせてやります。

 さらば〜地球よ〜旅だつ船は〜 とか

 誰だ!誰だ!誰だ〜 空の彼方に踊る影〜 とか

 ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ににんが三蔵! とかですね、例えば。

 え? 住吉とだけはカラオケに行きたくないって?

 どうして、そういう悲しいこと言うのかなあ。

 追伸

 毎日新聞社発行の毎日ムック『100年の味 店100選』に載せていただきました。有難いですね。2012年1月12日発行予定とか。是非お求め下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて650日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)