緒方義志さんー言い切りの力

 昨日テレビ撮影のため、東海林のり子様とホリプロ様が見えました。ドラマ「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」の為の番宣ナビ番組だとか。

 放送日は2/26(土)、10:50〜テレビ朝日系です。私も出ますが、なるべく見ないで下さい。恥ずかしいので。

 それに、たぶん笑顔が引きつってるし。カットされてるかもしれないし・・・

 さて、

 二条彪先生の「台東区若手経営者サポートセミナー」の、今期の最終講義が、2/8にありました。最終講はゲスト講師による講演でして、その講師はファッションデザイナーの緒方義志さんでした。

 緒方さんは、ご自身がデザインした「義志(よしゆき)」というブランドを持っておられ、また、ミス・ユニバース日本代表に民族衣装を提供したことでも知られた方です。日本の民族衣装ですから和装です。

 この「義志」ブランドの根本理念は、

「 日本流の再興 」

「 日本文化は、まだまだ進化していける 」

「 企業が文化を作り、国家を作る 」

「 人が求めるものだけを作るのが企業の目的ではない 」だそうです。

 この「言い切り」の力には、サスガの?私も負けます。

 そして、さらに

「 技術が進化すると、表現が退化する 」

「 新しい技術に対するオープンな気持ちを持つ 」

「 日本の文化を、今の文明に添う形で進化させる」

 この辺りの主張は、従来の着物業界・和装業界に衝撃を与えたようです。ミス・ユニバースの衣装にしても、かなりなバッシングに遭い、ニュースに大きく採り上げられましたので、ご存じの方も多いと思います。

 ファッションは、もとより文化ですが、時間の経過とともに洗練されてくると、技術至上のノリが生まれます。

 また素材至上のノリも生まれます。「着物は、やっぱり絹に限る」という主張です。

 私は、5年ほどの短期間ですが、工芸品などの美術品を売ったことがあるのですが、そちら方面でも、着物業界と同様の光景を見ました。

 技術や素材の面で洗練の極み=つまりコピーの極みにあるものが、「美術」「文化」と言われて、高い値で売られて行きました。表現の面では、退化以外の何物でもないにもかかわらず、です。

 でも、そうしたものを「退化」と言い切れる人が、このニッポンに何人おりましょうか。私も疑問を持ちつつ、コピーの極みを、それは熱心に販売しておりました。

 今回、そうした「言い切り」がお出来になる方にお目にかかることができ、また、あろうことか二次会までおつきあい戴いたのは、大変幸運でした。台彪会のメンバーも盛り上がりました。

 でも「とことん飲みましょう」とまでは行きませんでした。

 義志さん「じゃあ、お先に帰ります。私は恐妻家なもんで」

 おお、またしても、見事な言い切り・・・

追伸

 3/13(日)実施予定の、「ちんや すき焼き通検定」の、受験申込みの受付を、2/16より開始しました。詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて355日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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気楽な稼業②

 1/30に実施した、「ちんや すき焼き通検定」に合格した方から予約のお申込みがありました。ご結婚記念日なのだとか。

 ほほお。でも、今だけですよお、ラブラブなのは!じゃなかった、間違えた、お幸せに。

 さて、話しはうって変わりますが・・・

 キャンセル・ポリシーは無いの?とよく聞かれます。

 在りませんし、今後も作りません。

 なぜって、キャンセルに到る事情は、ケースにより・人により千差万別で、簡単な「ポリシー」や規約ではとても仕切れないからです。

 当方に重大な実害があるケースでも、キャンセルする事情が、やむを得ざる気の毒な事情で、人情として、

「ここで金を請求したら、こちらの気持ちが落ち着かない」というケースがある一方、実害の小さいケースであっても、

「こんな身勝手で無礼な人間を、世の中にノサバラせてはおけない!」と思うケースもあります。後のケースでは、ダンゼン戦います。

 裁判でも量刑は「懲役1年〜15年」とか、結構幅があって、量刑に「情状」が酌量されますから、わたしも「情状」により、ケースごとに対応させていただいています。簡単な「ポリシー」で仕切れるものとは思っていません。

 と、書くと私が無用にキビシいように思うかもしれませんが、実際は、

①「申し訳ない」の一言があって、

②予約日を他の日に振り替えて下されば、

私は基本的にそれ以上争わないですね。重病とか大怪我で振替え日がすぐに決められない時も、

「必ず直して、食べに行きます!」という一言で、それで結構です。

ーそう言われれば、こちらも金を請求するより、「頑張って下さい!」とか「お大事に!」と言いたくなります。

 上に書いた①と②は、そんなに難しくないですよね、ところが、これが出来ない方が実に多いです。「申し訳ない」と言うと、自分の非を認めたことになる⇒賠償義務を負ってしまう、という発想なのでしょうかね。

 それが理由で、人間の約束が軽く扱われるのだとしたら、イヤな世の中ですね。

 自分が不始末をした時こそ、人間性を発揮して、事態を収拾する場面だと思うのですけれど、今時はその逆で、人間の性悪説の面が露出してしまうケースが少なくありません。

 料理屋稼業では、人のそういう面も毎日拝見します。

 「気楽な稼業」と来たもんだ! それっ。

追伸

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秘密のケンミンSHOW

 国際観光日本レストラン協会の、年次総会の司会を頼まれました。これまで司会担当だった先輩が御加減イマイチだとか。床屋いかねば。ネクタイどうしよう。

 そうだ!眼の病気治さねば。て、言うことは禁酒続行ですな・・・さて、

 1/27に日本テレビ系列で放送された、『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンshow』が、高知県のすき焼きを採り上げたそうです。

 「ケンミンSHOW」とは、焼きビーフンでお馴染みのケンミン食品株式会社のショーでは勿論なく、日本各地の、その県だけで行われている行事・習慣を紹介するのが主な内容の番組です。さて、その番組によると、

 高知県民のお宅では、一見ニラのような、ニンニクの葉をすき焼きにたっぷり入れるそうです。四川料理で、風麻婆豆腐に必ず入れる、あのニンニクの葉を、です。

 これは不勉強で知りませんでした。 

 この番組を見た人から「住吉さんは「すきや連」の「旗振り役」なのに知らないの、高知のすき焼き?!」と言われたので調べてみました。

 番組を見た人のブログによれば、高知ではクジラ肉が定番で食べられており、臭い消しにニンニクの葉を使っていたようです。その名残ですき焼きにも入れるようになったんだとか・・・
 高知県の農家の多くは、ニンニクを葉の段階で収穫してしまうそうで、ニンニクの根の部分はほとんど生産されていないそうです。スーパーでもニンニクの葉が普通に売られているそうな。
 へえ、そうなんだ。でも、東京ではニンニクの葉は売ってないから試せないなあ、と思っていたら、不思議!!浅草の「松屋」さんの地下で売っていました。

 「ちんや」では季節の「変わりザク」をお出ししていますが、こういう地方の具材も、そのヒントになります。

 で、やってみました、ニンニクの葉すき焼き。

 うーん。

 こちらの先入観かもしれませんが、やっぱり中華料理風のフレーバーになりますね、これは。高知の人は、何か下処理をしてから入れるのでしょうか。

 やはり、ニンニクの葉すき焼きは、高知に旅して地元の方に勧められたら、食べることにしたいと思います。

追伸

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ヒマ人

 ヒマ人とは、なるべく面会しないようにしています。

 誤解の無いように最初に申しておきますが、ここで「ヒマ人」とは、リタイアした方とか、学生さんのことを言っているわけではありません。そうした方々の中には、自分の目的のために、有効に時間を費やそうとなさっている方が多いですので、ここではそう呼びません。

 本当のヒマ人は、むしろ、職業に就いている人。朝9時から夕方5時までの、勤務時間を消化することでサラリーを受け取っている人です。

 始末が悪いことに、そうした皆さんは、自分がヒマ人だと認識していません。カンゼンに仕事をした気になっているからです。

 そういう人に、なるべく私は会いたくないのですが、社長をしている関係で、連日面会(=商談)の申込みがあり、中には事情により会う場合もあります。

 一応、お話しはうかがいますが、買いませんよ。

「いいんです!いいんです!ご説明だけで!」

と、いう次第で見えた、営業部長氏、私が「天才脱線商談人」として知られていることをご存じないようです。以前、このブログにも書いたんですけどね、調べて来なかったんですかね。

 「一応、ご説明」とはいうものの、その商品の説明を長々拝聴するわけにはいかないので、私は話しを他へ脱線させます。

 その天才芸を、ここで披露するのはやめておきますが、相手の方が日頃「ぼやき」たくなるような話題に持ち込むと、わりと楽に脱線します。

 ぐだぐだ、ぐだぐだ(=その商品とほぼ関係の無い会話)

 ぐだぐだぐだ、ぐだぐだぐだ(=その商品とまったく関係の無い会話)

 しきりと脱線話しが続いた後、くだんの営業部長氏、ご機嫌の呈で帰っていかれます。

 でも、最初から申しているように、買いませんよ。

 だって、要らないんですから。最初から、要らないって言いましたよね。

「いいんです!いいんです!今日は、ご説明だけで!」

「いやあ、話題の豊富な社長さんで、素晴らしい。今日は楽しかったです。」

 豊富なんじゃなくて、脱線です、これは。

「また近くに来たら、寄らせていただきます!!」

 何だって?

 分かってないなあ、まったく!!

 商談の時間が長かったから、盛り上がったから⇒有望、じゃあゼンゼンないですよ。

 これだから、ヒマ人は困るなあ。

追伸

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薄利多売

 「結膜下出血」になりました。

つまり白目に出血があるのです。痒さも少々あります。

 そこで眼科に行ったら、医者に言われました。

「呑み過ぎじゃあ、ないですか!」

 そ、そんなことはありません。ま、まったくないです。

「そうですか。じゃあアレルギーですかね。薬を点眼して、目を暖めておけば直りますよ。でも確認ですけど、呑み過ぎじゃあ、ないんですよね?」

 た、たぶん違います・・・さて、

 「二条彪の特選教訓集 みんなで学ぶ 成功の心得No8 お客様への心得」という御本を毎週月曜日の、弊店の朝礼で輪読しています。

 2/7には項目No12「薄利多売」を読みました。

<引用しますと>

「昔の日本の商人たちが言っていた薄利多売は、利益が少なくても量を売れば儲かるという意味ではありません。

 日本の商人が昔から言っている薄利多売とは、

「利益が少なくとも長く続く商売をする」という意味です。」<引用終わり>

 この指摘は、非常に有益と思います。特に中小企業には有益です。

 量を売るためには、企業規模を大きくせざるを得ず、中小企業がムリにそれに取り組んで失敗した例は、枚挙にいとまがありません。

 特に景気が悪い時期ですから、多売で利益を獲ろうと、拡大路線をひた走る会社を見かけますが、勝ち残れるのはごくわずかでしょう。

 食品の世界でも、スーパーの安売り合戦はあいかわらずキビシいです。

 「ちんや」は飲食だけでなく、精肉売店(=肉の売場)もやっているのですが、残念ながら、そちらの売場は、その影響を蒙っています。

 だから、どうしても値を下げたくなる気持ちになりますが、それはNGですよね。

 ここで私なりの「薄利多売」の解釈を申しますと、それは、

・品質やブランド力が「どうもねえ」という商品を見つけ、その弱味につけこんで、仕入先をたたいて安く仕入れて⇒売る、しかもそういう物をたくさん見つけて売る、のではなくて、

・品質が「素晴らしい」という商品を見つけ、その原価に少々の利益の載せて売る、

ということかと思います。

 安売りマーケットでお困りの、経営者の皆さん、頑張りましょう。

 まずは酒を控えるところから・・・

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浅草の、ここが好き

 先日、雑誌の取材で、「下町の(浅草の)、ここが好き、嫌い」などのコメントを募る欄があり、是非そこにコメントを頂きたい、というご依頼がありました。字数は96文字以内です。

 そこで、以下のように書いてみました。

「浅草で実家の商売を継いで15年。ここでは商いの継承は親⇒子という、単線ではありません。肉親だと反発があって伝えにくいことも、地域の先輩方が教えてくれます。(浅草在住歴45年、カリスマ受け売り師)」

 教えてくれます、と言っても学校があるわけではありません。在るのは飲み会学校です。

 そうした場で、世代の違う、浅草の経営者の皆さんと御一緒しますが、そういう場での話しが、大変勉強になるのです。

 親子だと、どこの家でも反発心があったりしますし、またそれがなくても、親子は25歳〜30歳年齢が離れていますので、それがコミュニケーションの妨げになることがあります。

 その点、私の場合、5歳くらい年上〜15歳くらい年上の先輩が、一番ものごとを教えてもらいやすいように思います。

 そうした方々と話していると、お互いの先代や先々代の話しになったりします。

 いやあ、オタクの先々代は、こういうところがスゴかった、というような話しを聞かされ、

 へえ、ウチの爺さんって、そういう人だったんだ、と知ることがあります。

 実は、このブログを書いている2月上旬は、浅草人の新年会ラッシュの季節です。1月は忙しくて、新年会がやりにくいので、2月にするのです。

 新年会に出れば、自分の店を留守にするわけで、それは勿論申し訳ないことなのですが、単に遊んでいるわけではありません。

 浅草の飲み会学校に出席しているわけですので、ご高配を賜りたく、お願い申し上げます。うーい、ひっく。

 追伸

 御蔭様にて弊ブログは、本日で350日連続更新を達成しました。365日に向けて、いよいよカウント・ダウンという感じがしてきました。

 1周年で何かイベントがあるんですか、という御質問をいただいたりして、プレッシャーに感じています。

 まあ、やれたら、何かやる・・・かもしれないです。

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八百長ブログ

 大相撲の八百長メールを読んでいて、私はメールの中身以上に、その文体が気になりました。

 格闘家同士のメール交換で、しかも話題は八百長という、これ以上ないシビアな話題なのに、

「・・・と思いますよ〜」とか

「・・・して下さいね!」とか書いているのです。

 妙にフワフワした、お友達口調ですよね。大の、そのまた大の男のメールなのに、変だなあ、と思っていましたが、そう思ったのは、私だけではなかったようです。

 2/9の東京新聞夕刊1面の「放射線」というコラム欄に、

「これまでの八百長疑惑の時と今度の件との決定的な差異が、このノリにこそある。」と作家の長嶋有さんが書いていました。

 実は、私も最近ブログなるものを書くようになりましたが、シビアなことを書く時は、文体について、結構悩みます。

 今時の日本には、オカシな食い物がたくさんありますので、そういう食い物の問題点を、是非弊ブログで指摘したいわけですが、そういう食い物の生産に携わっている人や、好き好んで食べている人がたくさんいるのも事実なので、書き方には注意を要します。

 また今時は、飲食店の利用方法について非常識なヤカラが少なくないですから、店=客の立場でも、申すべきことは申します。ビシバシと。

 だから、内容が与える衝撃を、文体でいかにやわらげるか、悩みます。

 言い切りを避けて、「ですかねえ・・・」とか「・・・かもねえ」とか「私なんかは・・・とか思っちゃいますよね」などと書くことが多いですね。

 そんな中、大手出版社で雑誌の編集長をしている友人が先日食事に来て、

「住吉君のブログを読んでるけど、出版するとしたら、ここはマズいんじゃないの?っていう所が結構あるよね!」と言われてしまいました。

 うーん。文体で内容を誤魔化そうと努力してたんですけどね。

 私は、そもそも万人に好かれようと思ってはおりませんが、こちらから敵を造るのは得策でありません、料理屋ですので。

 八百長メール方式で、さらにフワフワ口調に直しますかね、このブログを。

 そうしたら出版してもらえるらしい・・・?ので。

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地域ブランドクイズ

 2/10に「浅草うまいもの会」の新年会が「浅草むぎとろ」さんでありまして、その余興で、

「超ハイスピード・地域ブランドクイズ!!」をやりました。

 「うまいもの会」のKM子会長は、新年会では「勉強になって、なおかつ楽しい余興をしたい」というお考えで、こうした余興は3回目=3年目です。

 一昨年、そういう余興を企画するように命じられた私が、考え出しましたのが、「すき焼きクイズ」でした。続いて昨年が「どぜうクイズ」。

 そして、1年間のご無沙汰で、第3弾が「地域ブランドクイズ」です。

 このクイズは○×形式の勝ち抜きクイズです。○×クイズを、どんどん、超スピードで出していきます。

 勝ち抜きクイズですから、間違えたら脱落です。しかし1回の間違いは許します。2回間違えたところで、脱落です。

 問題の内容ですが、有名な食べ物の地域ブランドが、どの県にあるのか考えていただく、それだけです。簡単でしょう?簡単ですので、超スピードで出していきます。

 去年の「どぜうクイズ」の時は「○か×か、お答え下さい。3、2、1、ドン!」でお答えいただきましたが、ことしは「3、2、1」がなく「せーのドン!」だけです。特に簡単な問題の時は「せーの」すらなく、「お答え下さい。ドン!」だけの場合もあります。

 では、ブログ読者の皆さんも、頑張ってやってみて下さいね。

<以下に問題>

・松阪牛と言えば、肉牛の有名なブランドですが、その松阪市は滋賀県にある。○か×か、お答え下さい。せーのドン! <×、正解:三重県> 間違えた人いませんよね。

・前沢牛と言えば、肉牛の有名なブランドですが、その前沢地区は山形県にある。お答え下さい。ドン! <×、正解:岩手県>

・天草黒牛(あまくさくろうし)と言えば、牛の有名なブランドですが、その天草市は長崎県にある。<×、正解:熊本県>

・大間まぐろ(おおままぐろ)と言えば、マグロの有名なブランドですが、その大間町は青森県にある。 <正解:○>

・関さば(せきさば)と言えば、さばの有名なブランドですが、その関さばが水揚げされる佐賀関(さがのせき)漁港は大分県にある。<正解:○>

・笠間焼と言えば、陶器の有名なブランドですが、その笠間市は群馬県にある。<×、正解:茨城県>

・輪島塗と言えば、漆器の有名なブランドですが、その輪島市は新潟県にある。<×、正解:石川県>

・比内地鶏(ひないじどり)と言えば、地鶏の有名なブランドですが、その比内地区は岩手県にある。<×、正解:秋田県>

・置賜デラウエア(おきたまでらうえあ)と言えば、葡萄の有名なブランドですが、その、おきたま地方は福島県にある。<×、正解:山形県>

・下仁田ねぎと言えば、ねぎの有名なブランドですが、その下仁田町は栃木県にある。<×、正解:群馬県です>

・川越イモと言えば、さつまイモの有名なブランドですが、その川越市は埼玉県にある。<正解:○>

・南郷トマトと言えば、トマトの有名なブランドですが、その南郷地区は栃木県にある。<×、正解:福島県南会津町の一地区です> 

・能登牛(のとぎゅう)と言えば、肉牛の有名なブランドですが、その能登牛が飼われている能登半島は富山県にある。<×、正解:石川県>

・九谷焼と言えば、陶器の有名なブランドですが、その九谷焼が生産されているのは京都府である。<×、正解:石川県の金沢市、小松市、加賀市、能美市です。>

・郡上鮎(ぐじょうあゆ)と言えば、鮎の有名なブランドですが、その郡上市は静岡県にある。<×、正解:岐阜県>

・関の刃物(せきのはもの) と言えば、刃物の有名なブランドですが、その関市は岐阜県にある。<正解:○>

・由比桜えび(ゆいさくらえび)言えば、海老の有名なブランドですが、その由比地区は神奈川県にある。<×、正解:静岡県>

・灘の酒(なだのさけ)言えば、日本酒の有名なブランドですが、その灘の酒を生産する灘五郷は大阪府にある。<×、正解:兵庫県>

・吉野葛(よしのくず)と言えば、葛の有名なブランドですが、その吉野町は京都府にある。<×、正解:奈良県>

・宇和島じゃこ天(うわじまじゃこてん)と言えば、蒲鉾の有名なブランドですが、その宇和島市は高知県にある。<×、正解:愛媛県>

・常滑焼(とこなめやき)と言えば、陶器の有名なブランドですが、その常滑市は愛知県にある。<正解:○>

・鳴門金時(なるときんとき)と言えば、さつまいもの有名なブランドですが、その鳴門市は香川県にある。<×、正解:徳島県>

・壱岐焼酎と言えば、焼酎の有名なブランドですが、その壱岐島は佐賀県にある。<×、正解:長崎県>

・八女茶と言えば、茶の有名なブランドですが、その八女市は福岡県にある。<正解:○>

・小城羊羹(おぎようかん)と言えば、羊羹の有名なブランドですが、その小城市は福岡県にある。<×、正解:佐賀県>

・小石原焼(こいしわらやき)と言えば、陶器の有名なブランドですが、その小石原地区は長崎県にある。<×、正解:福岡県>

・知覧茶(ちらんちゃ)と言えば、茶の有名なブランドですが、その知覧地区は静岡県にある。<×、正解:鹿児島県>

・川根茶(かわねちゃ)と言えば、茶の有名なブランドですが、その川根地区は静岡県にある。<正解:○、島田市と編入合併しました>

・矢切ねぎ(やぎりねぎ)と言えば、葱の有名なブランドですが、その矢切地区は千葉県にある。<正解:○、千葉県松戸市です>

・滝野川牛蒡(たきのがわごぼう)と言えば、牛蒡の有名なブランドですが、その滝野川町は東京都文京区にある。<正解:×、北区>

・千住ねぎ(せんじゅねぎ)と言えば、葱の有名なブランドですが、その千住町は東京都荒川区にある。<正解:×、足立区>

・横手のゲンコツ芋と言えば、とろろ芋の有名なブランドですが、その横手市は青森県にある。<×、正解:秋田県>

追伸

 雑誌「東京ウオーカー」のムック版「墨田区台東区ウオーカー」に弊店をお採り上げいただくことになり、先日取材の方が見えました。ご取材はお引き受けしましたが、

「墨田区⇒台東区ウオーカー」とはねえ。スカイツリー大明神の御威光がこんなところに・・・

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熊しゃぶ

 弊店には「記念日割引」という制度がありますが、記念日として「愛犬の誕生日」を登録した方がいました(!)

 ワン子連れでは、ご入店いただけませんよ、念のため。

 売店で肉をお買い上げいただいて、それをワン子にあげることなら、まあ、可能ですけどね。さて、

 国際観光日本レストラン協会の例会で、「比良山荘」に行きました。京都駅から車で約1時間、京都郊外の山中です。

 山里の澄んだ空気が最高に気持ち良い!! ハズだったのですが、さ、寒くて、それどころでなかったです・・・雪も随分積もっていました。

 2月ですからねえ。

 で、戴いた御料理は、この季節にふさわしく、

 熊しゃぶ。 メニュー上は、洒落て「月鍋」と称しています。

 比良山の熊は、限られた時期にわずかしか獲れないそうです。腕の確かな猟師が仕とめた、冬眠前の「月の輪熊」だとか。木の実をたっぷり摂り、脂肪を蓄えた熊肉が使われます。

  で、その食べ方ですが、御店のホームページに「だしを加えた、すき焼き仕立て。」と書いてあったので、どういう方法なのかなあ、と思っておりましたら、ダシと醤油と蜂蜜を合わせたものでした。蕎麦ツユを薄めて、少し甘くした感じですが、これが、甘い熊の脂と良くあいます。

 熊のロースを、軽くしゃぶしゃぶし、九条葱や芹、菊菜、ウドと一緒にシンプルにいただきました。野菜は、テンコ盛りでしたが、美味しいので全部食べてしまいました。

 そう言えば、両国の「ももんじや」さんの、猪鍋にも芹が入っていましたっけ。

 熊の肉は、甘く、やわらかく、トロけます。くさみが無く、さんざん脂を食べても、胃もたれしないのが不思議です。

 山之神プレゼンツの、極上ジビエと申せましょう。感謝です。

 すき焼きも頑張らねば。

 住吉史彦プレゼンツですがね・・・

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どんどん聞いて下さい週間②

 2/23(水)から2/28(月)まで弊店で「大人のための、今まで恥ずかしくて聞けなかった質問を、どんどん聞いて下さい週間」を実施しますが、

 この「週間」のポイントは・・・

*今までの常連様に一切迷惑をかけない

*経費をぜんぜん使わない、ということです。

 そもそも飲食店には、

①常連様

②常連様予備軍

③一回も利用していただいていない方

の3種類のお客様がおいでですが、

 「ちんや」では、

 ① の方を対象に、「ちんやメンバーズカード」という制度を持っています。昨年から「記念日割引」という制度も作って、常連様の個人情報もなるべく把握するよう努めています。また、

 ②の方には、なるべく「ちんや すき焼き通検定」を受けていただいて、①グループ入りしてもらおう、と考えています。常連様の御子様も、「常連様予備軍」ですから、冊子「すき焼き百科」を御子様方に配っているのは、②の方用の対策と分類できます。

 一方、「ちんや」では、これまで③の方対策は、あまりやって来ませんでした。この3層に同時に適切にアプローチするのは難しいからです。

 世の中には、①志向から③志向へイキナリ大きく舵を切ってしまう経営者がたまにいるようでが、良い結果が出たという話しをあまり聞きません。

 それは、①常連様にご迷惑がかかるから。

 ①常連様は比較的年配の方が多いですが、それを見ていて「このまま高齢化してはウチの店はマズい!」と考えて、内装を奇抜なものに変えたりとか、大幅な値引きプログラムを組んだりとかする経営者がいるようです。しかし当然、①常連様は、そういうのを当然嫌います。

 またビジネスとして考えた場合も、常連様に昇格して下さる可能性が低い方に経費をたくさんかけるのは不毛です。だから、「ちんや」では、これまで③の方対策は、あまりやって来ませんでした。

 でも、先日テレビで、地方のオーケストラが、クラシック初心者を獲りこもうと奮闘している姿を見て、私もかなり反省しました。

 インタビューされて、「初めてオーケストラを聞いた」と言っている、クラシック初心者の方の表情が、本当に嬉しそうなのです。

 「ちんや」でも、やはり「初めて本格的なすき焼き屋に上がって、すき焼きを食べた」と嬉しそうに言って下さる方を、お迎えしないといけないな、そう思いました。

 ただし、今までの常連様にご迷惑をかけたり、不毛に経費をかけたりはNGです。

 方法を工夫しても、常連様に昇格する可能性が高くないことは、百も承知ですが、今後は、「初めて」の方にもお越しいただきたくようにしたいと願っています。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて346日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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