緒方義志さんー言い切りの力
昨日テレビ撮影のため、東海林のり子様とホリプロ様が見えました。ドラマ「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」の為の番宣ナビ番組だとか。
放送日は2/26(土)、10:50〜テレビ朝日系です。私も出ますが、なるべく見ないで下さい。恥ずかしいので。
それに、たぶん笑顔が引きつってるし。カットされてるかもしれないし・・・
さて、
二条彪先生の「台東区若手経営者サポートセミナー」の、今期の最終講義が、2/8にありました。最終講はゲスト講師による講演でして、その講師はファッションデザイナーの緒方義志さんでした。
緒方さんは、ご自身がデザインした「義志(よしゆき)」というブランドを持っておられ、また、ミス・ユニバース日本代表に民族衣装を提供したことでも知られた方です。日本の民族衣装ですから和装です。
この「義志」ブランドの根本理念は、
「 日本流の再興 」
「 日本文化は、まだまだ進化していける 」
「 企業が文化を作り、国家を作る 」
「 人が求めるものだけを作るのが企業の目的ではない 」だそうです。
この「言い切り」の力には、サスガの?私も負けます。
そして、さらに
「 技術が進化すると、表現が退化する 」
「 新しい技術に対するオープンな気持ちを持つ 」
「 日本の文化を、今の文明に添う形で進化させる」
この辺りの主張は、従来の着物業界・和装業界に衝撃を与えたようです。ミス・ユニバースの衣装にしても、かなりなバッシングに遭い、ニュースに大きく採り上げられましたので、ご存じの方も多いと思います。
ファッションは、もとより文化ですが、時間の経過とともに洗練されてくると、技術至上のノリが生まれます。
また素材至上のノリも生まれます。「着物は、やっぱり絹に限る」という主張です。
私は、5年ほどの短期間ですが、工芸品などの美術品を売ったことがあるのですが、そちら方面でも、着物業界と同様の光景を見ました。
技術や素材の面で洗練の極み=つまりコピーの極みにあるものが、「美術」「文化」と言われて、高い値で売られて行きました。表現の面では、退化以外の何物でもないにもかかわらず、です。
でも、そうしたものを「退化」と言い切れる人が、このニッポンに何人おりましょうか。私も疑問を持ちつつ、コピーの極みを、それは熱心に販売しておりました。
今回、そうした「言い切り」がお出来になる方にお目にかかることができ、また、あろうことか二次会までおつきあい戴いたのは、大変幸運でした。台彪会のメンバーも盛り上がりました。
でも「とことん飲みましょう」とまでは行きませんでした。
義志さん「じゃあ、お先に帰ります。私は恐妻家なもんで」
おお、またしても、見事な言い切り・・・
追伸
3/13(日)実施予定の、「ちんや すき焼き通検定」の、受験申込みの受付を、2/16より開始しました。詳しくは、こちらをご覧下さい。
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