薄利多売
「結膜下出血」になりました。
つまり白目に出血があるのです。痒さも少々あります。
そこで眼科に行ったら、医者に言われました。
「呑み過ぎじゃあ、ないですか!」
そ、そんなことはありません。ま、まったくないです。
「そうですか。じゃあアレルギーですかね。薬を点眼して、目を暖めておけば直りますよ。でも確認ですけど、呑み過ぎじゃあ、ないんですよね?」
た、たぶん違います・・・さて、
「二条彪の特選教訓集 みんなで学ぶ 成功の心得No8 お客様への心得」という御本を毎週月曜日の、弊店の朝礼で輪読しています。
2/7には項目No12「薄利多売」を読みました。
<引用しますと>
「昔の日本の商人たちが言っていた薄利多売は、利益が少なくても量を売れば儲かるという意味ではありません。
日本の商人が昔から言っている薄利多売とは、
「利益が少なくとも長く続く商売をする」という意味です。」<引用終わり>
この指摘は、非常に有益と思います。特に中小企業には有益です。
量を売るためには、企業規模を大きくせざるを得ず、中小企業がムリにそれに取り組んで失敗した例は、枚挙にいとまがありません。
特に景気が悪い時期ですから、多売で利益を獲ろうと、拡大路線をひた走る会社を見かけますが、勝ち残れるのはごくわずかでしょう。
食品の世界でも、スーパーの安売り合戦はあいかわらずキビシいです。
「ちんや」は飲食だけでなく、精肉売店(=肉の売場)もやっているのですが、残念ながら、そちらの売場は、その影響を蒙っています。
だから、どうしても値を下げたくなる気持ちになりますが、それはNGですよね。
ここで私なりの「薄利多売」の解釈を申しますと、それは、
・品質やブランド力が「どうもねえ」という商品を見つけ、その弱味につけこんで、仕入先をたたいて安く仕入れて⇒売る、しかもそういう物をたくさん見つけて売る、のではなくて、
・品質が「素晴らしい」という商品を見つけ、その原価に少々の利益の載せて売る、
ということかと思います。
安売りマーケットでお困りの、経営者の皆さん、頑張りましょう。
まずは酒を控えるところから・・・
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて351日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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