Japan. Endless Discovery.②

 国際観光日本レストラン協会から、「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)」の、キャッチフレーズ・ロゴが付いたピンバッジが、10数個送られてきました。スタッフに付けさせてくれ、という趣旨のようです。

 このバッジのことは、6/6号に一度だけ書いたのですが、なぜか皆さんに関心を持っていただいているようです。アクセス解析をすると、このキャッチフレーズで検索して来た人が多いのです。6月に一度書いただけなのに、ずっと多いです。

 そこで御期待に応えて、もう一度書きますが、そのキャッチフレーズとは、

 「Japan. Endless Discovery.」です。

 なんでも「尽きることのない感動に出会える国、日本」という意味合いで、海外の方々に何度も日本にお越し頂き、その都度、桜に代表される我が国の豊かな自然、あるいは伝統文化や現代の文化、地域の人々の暮らしといった日本の多種多様な観光資源を是非深く知って頂きたいという気持ちが込められている、のだそうです。

 そういう有り難いバッジでして、国際観光業に従事する者が付けさせていただいています。

 そういう次第で、国をあげて「Japan. Endless Discovery.」なわけです。わかりましたか?

 オー、ワタクシハ、ねいていぶ・あさくさんナノデ、コノ意味良ク分カリマセーン。

 デモ、コノばっじハ、目立ツノデ、付ケテ居ルト、

 「住吉サン、ソノばっじハ何デスカ?」ト良ク聞カレマース。

 初対面ノ人デモ、ねおん街ノ御姐サンデモ、座持チGOODネ!

 重宝ナノデ、付ケテ居マース。

 ぶろぐ読者ノ方デ、本物ヲ見タイ方ハ、ワタクシト仲良ク、シマショーネ。

 めーる待ッテマース。ヨロシク、御願イシマース。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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受入環境整備事業

 10/6に国土交通省関東運輸局企画観光部国際観光課ーもう一度申しますとーこくどこうつうしょうかんとううんゆきょくきかくかんこうぶこくさいかんこうか、とまあ早口言葉のような長い名の部署の、課長さんが見えました。

 なんでも、浅草は「訪日外国人旅行者の受入環境整備事業に係わる重点調査地区」だそうで、貴施設(=「ちんや」のこと)におかれては調査対象としてご協力を賜りたい、ということなのです。

 調査対象になると、今月下旬に客を装った外国人が店にやってきて、その時の「受入環境」が整備されているかどうか調査する、平たく例を挙げると、

・店頭にクレジットカードの対応可否を掲示しているか

・メニューに外国語で飲食代金以外の料金(なんらかのチャージのこと)について記載されているか

・トイレの場所の案内を外国語でできる職員がいるか

―などを調べるので、協力してほしい、という御話しでした。「おお、怖っ」と思いましたが、調査するだけ、でそれ以上は特段何も無い、ということでしたので、お引き受けしました。

 このブログの6/6にも書きましたが、そもそも私は「外人さんに、日本語を話させる主義者」です。「ちんや」の店には、実は「Would you please try to speak Japanese!」と題した、対訳表が置いてあります。

 対訳表の左には、店内で良く使う、英語の会話文が載せてあり、右には、その日本語訳とそれに加えて、日本語訳のローマ字表記が2段で載せてあります。

 つまり「I have enjoyed my dinner.」と言いたい外人さんは、この対訳表にしたがって、「Gochiso-sama Deshita!」と言うわけです。

 外人さんの発音がタドタドしかった場合も、「Gochiso-sama Deshita!」の上に、「ごちそう様でした」と日本語も記載されているので、そこを指させば、意思は通じます。

 この方法は、15年ほど前に、日光の参道の定食屋さんに行った時、こうした対訳表が置いてあって、それを外人さんが、楽しそうに使っているのを見かけまして、以来それを改良して使っています。この方が、お互い楽しいですよ、ゼッタイ。

―と課長氏に、その対訳表をお見せしましたら、感心していただいたようで、

 日本語を話させてあげるというのも、これはこれで、ひとつのホスピタリテイーですよね!

 とご賛同いただきました。おお、役所の方と話しがあうとは!

 考えてみると純粋に官民一体で盛り上がれる分野って、観光誘致くらいかもしれませんね。外人さん対応は、実際面倒なことも多いのですが、お国のために、奮励努力しないといけませんね。

 皇国ノ興廃コノ一戦ニアリ・・・

 おっと、それはマズイか、ロシアの方も見えるしなあ。

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猛暑と電気代

 このブログの8/20号に、台東区役所から補助金をもらいました、と書きました。

 台東区内から排出されるCO2を削減することを目的に、中小企業が指定の省エネ機器ー例えば、新式のエアコンを導入すると、その費用の20%を助成してくれるのです。

 「ちんや」は5月の末に、エネルギー効率の良い、新式のエアコンを導入したので、補助金をもらえたのです。

 ただし、ただしですが、この補助金には条件がいくつかあります。

 「我が社のCO2ダイエット宣言 取り組み状況報告書」を区役所に提出しないといけないのです。10/18までに提出を求められました。

 この報告書には、月ごとの電気・ガスの使用量を記入しないといけません。メンドウ臭いなあ、と思いましたが、金をもらったので仕方ないですね。伝票をひっくり返して調べますると、我が社の電気使用量は・・・

 6月が前年の89%、7月は93%、8月は99%・・・

 なんだ、あんまり削減してないじゃないの!と言うなかれ。あの猛暑の中で、前年を下まわっているのだから、優秀なのです。

 その代わり、連日エアコンを一晩中回し続けた、自宅の方の電気代は・・・トホホなことになっています。

 今度は自宅の方も補助金もらえませんか、Ⅰ課長。

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龍宮城

 10/5は火曜日で、店の定休日だったため、日中、家の風呂を掃除しましたが、その後、展覧会を見に出かけました。

 「猿之助歌舞伎の魅力」展が目黒雅叙園の、指定有形文化財「百段階段」を会場にして開催されているので、行ってきました。

 ヨメが元から「おもだか屋」ファンで、猿之助丈の舞台衣装や写真を見たがっておりましたし、「百段階段」自体も久しぶりに見てみたかったからです。今回は雅叙園の、ベテラン・ガイド氏の案内付き、というプログラムに参加しましたので、「百段階段」についてくわしく勉強できました。

 「百段階段」とは、細川力蔵によって昭和6年から18年にかけて建設され、「昭和の竜宮城」として有名だった、名建築の一部です。当事の工芸技術の粋を集めて建造された、豪華絢爛たる、夢のような建築です。ご存じの方もおいでと思います。

 現在では、そこで飲食することはできないようですが、展覧会場としては現役で使われていて、猿之助丈の、ケレンたっぷりの舞台衣装と不思議な調和を見せていました。

 それにしても、あらためて驚くのは、細川力蔵の、狂気の沙汰とも言いたくなる投資ぶりです。

 パンフレットによれば、目黒雅叙園は「昭和13年頃、式から披露宴、写真、美容を一環して行える日本初の総合結婚式場のシステムを考案し、女性達の憧れとなりました。」とありますが、昭和13年と言えば、日中の戦争が泥沼の様相を呈し、日米の開戦も視野に入ってきて、一気に日本全体が国家総動員体制に向かいつつあった頃です。

 そんなご時世に、こんなにバブリーな建物を建てるとは。しかも、建て増しを敗戦の前々年の、昭和18年まで続けているのです。

 ひええ、の一語です。

 そのような時代だったからこそ、銘木を安く買ったり、一級の職人を安く使ったりできたのだそうですが、なにしろまあ、大変な普請ぶりです。

 今現在も、大変な不景気ですから、細川のような男が現れれば、安めに素晴らしい建物が建てられるかもしれませんが、先立つものが無いと、最初から話しになりませんよね。

 先立つものが少々ある方で、一級の銘木が難しいようなら、一級のすき焼きでもお買い上げいただきたいと存じます。ご高配を。

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*「百段階段」については、こちらです。

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風呂掃除

  10/5は火曜日で、店の定休日だったため、家の風呂を、本格的に掃除しました。

 側溝や天井までキレイにする、という本格的な掃除です。天井を掃除する姿勢は、普段の生活の中で、あまりとらない姿勢ですから、筋肉痛になってしまいましたが、気分的には爽快です。

 この日私が本格的風呂掃除に挑んだ理由は2つ・・・

<理由その①>

 来週の休みの10/12に、風呂の給湯器の工事が入るため、今のうちにカビなどをキレイにしておかないと、業者の人に見られてしまい、ミットモない。

<理由その②>

 たまたま、10/4に漂白剤メーカーの人が来店されて、ひとしきり漂白談義・衛生談義をしたので、その薬剤を使ってみたくなってしまった。

 という次第で風呂掃除に着手。始めると止まらない性格なので、休日の午後を楽しく、風呂掃除で過ごしました。

 掃除に関連して、ここで、皆さんに重要な情報を一つ。

「界面活性剤入りの漂白剤を使う時は、その効能を良く知ってから使いましょう!」

 界面活性剤とは、その名の通り、海の上のレジャーを楽しくする薬、ではもちろんなく、界面を活性化する薬です。なんの界面かと申しますと、モノと、その表面に付いた汚れの間の界面のことでして、その界面を活性化すなわち汚れがモノから分離しやすくする薬のことです。

 この界面活性剤が漂白剤に入っていることがあり、薬局などで売っている漂白剤は、界面活性剤入りの方がむしろ主流のようです。

 風呂場などでは、人間の体から脂が出て、壁などにつきますから、界面活性剤でそれをとって、同時に漂白・殺菌するのは便利です。

 でも、食器や調理器具に使う時は、お気をつけ下さい。

 界面活性剤は毒なのであまり濃度を濃くできません。食器を洗わずにイキナリ界面活性剤に漬けても、完全には落ちないことがあるのです。やはり人間がスポンジでこすったりして、物理的な力で汚れを取る必要があります。そこをハショッてはいけません。

 特に俎板は、まず脂を溶かし、物理的な力で汚れを洗いおとした後、漂白・殺菌するという3工程をかけていただきたいです。ご家庭でも、です。

 俎板の表面には、包丁によって細かい傷がたくさんついていますが、その表面を脂汚れがコーテイングしていることがあります。それをイキナリ界面活性剤入り漂白剤に漬けますと、漂白剤の力で白くなってキレイになりますが、脂のコーテイングが実は取れていないことがあるのです。

 イキナリ界面活性剤入リ漂白剤に漬けるのは、危険とすら言えます。傷の奥に食中毒菌がいるのに、脂のコーテイングに守られて死なないことがあるそうです。下手にキレイに見えるだけに、「殺菌済み」と勘違いしやすく危険です。

 料理屋では、勿論、丁寧に洗浄し、その後必要があれば漂白しますので、まず、こういう次第で食中毒になることはありませんが、ご家庭では忙しい日、イキナリ界面活性剤入り漂白剤に漬けたくなってしまう方がおいでかもしれません。

 それは是非、やめていただきたいと思います。

 解説は、久しぶりの御登場・カリスマ受け売り師の住吉史彦先生でした。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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レシピご提案コーナー②

 昨日も書きました通り、「ちんや」精肉売店に、レシピご提案コーナーを作りました。

 今日の晩のおかずは何にしようかなあ、と考えて、しかしすぐには思いつかず、とりあえず家を出て、「ちんや」に向かい歩きながら考えよう!

⇒でも結局歩いている間には思いつかず、とうとう「ちんや」に着いてしまった、困ったなあ、という奥様は少なくないようです。

 ご提案コーナーが有ると、そういう人は助かりますよね。

 肉屋の売り方としては、今まで「すき焼き用肉」とか「しゃぶしゃぶ用肉」とか「ステーキ用肉」とか、そういう表示をして売ってきましたが、イキナリすき焼きをするわけでもなし、おかずが決まっていない方は、困ってしまうわけです。

 今後は、お困りの方にレシピのご提案をしてみます。昨日の第一弾に続き、第二弾は「ちんや」の和食副調理長・中川拓弥が考えました。

 そのレシピですが、

 「牛小間肉のガッツリ焼肉」

*冷めてもお肉が硬くならないので、お弁当のおかずにも最適!

 ちょっと東洋風で、お子さんが大喜び のメニューです。

材料:牛小間肉・・・200g 

    玉ねぎ・・・2分の1個(5㎜幅スライス)

    人参・・・2分の1本(5㎜幅スライス)

  (材料は2〜3人前です)

 タレ:ちんや割下・・・45ml(大さじ3) 

   味噌・・・7g(大さじ2分の1)

   卸し生姜・・・大さじ2分の1

   卸しにんにく・・・少々

   豆板醤・・・少々

   ごま油・・・小さじ1

 作り方:①牛小間肉にタレを合せよく混ぜる

    ②フライパンに少量の油をひき熱する

    ③牛小間肉・玉ねぎ・人参を入れ焦げない程度の火加減(中火)で炒める

    ④全体に火が入ったら完成

 将来的には「ちんや」が肉を卸し売りしている先のシェフのレシピとか、一般の方からのご投稿とかも掲示したりしようと思っています。

 ご採用いただければ嬉しいです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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レシピご提案コーナー

 「ちんや」精肉売店に、レシピご提案コーナーを作りました。

 今日の晩のおかずは何にしようかなあ、と考えて、しかしすぐには思いつかず、とりあえず家を出て、「ちんや」に向かい歩きながら考えよう!

⇒でも結局歩いている間には思いつかず、とうとう「ちんや」に着いてしまった、困ったなあ、という奥様は少なくないようです。

 ご提案コーナーが有ると、そういう人は助かりますよね。

 肉屋の売り方としては、今まで「すき焼き用肉」とか「しゃぶしゃぶ用肉」とか「ステーキ用肉」とか、そういう表示をして売ってきましたが、イキナリすき焼きをするわけでもなし、おかずが決まっていない方は、困ってしまうわけです。

 今後は、お困りの方にレシピのご提案をしてみます。まずは「ちんや」の和食調理長・吉田裕一が考えました。

 その第一弾のレシピですが、

  「和牛モモ肉とキノコの治部煮風」

*キノコと肉をあわせて、秋を満喫!の一品です。

 材料:牛肉あみ焼用モモ肉・・・150g 

   えのき茸・・・2分の1束  

   椎茸・・・2ヶ

   舞茸・・・2分の1パック  

   エリンギ・・・2分の1パック

   長ネギ・・・2分の1本

  (材料は2〜3人前です。)

 調味料:①=ちんや割下・・200ccと、かつおだし汁・・200ccをあわせる

     片栗粉・・・少々   

     山葵・・・少々

 作り方:②=椎茸・エリンギはスライスし長ネギはせんぎりにしておく。

        えのき茸・舞茸は食べやすい大きさにほぐす。

    ③=牛肉は食べやすい大きさに切り片栗粉をまぶしておく。

    お鍋に①を入れ、火をつけ沸騰する手前で②を入れ、

    再度煮立ってきたら③を入れお肉に火が入ったら火を止め

    山葵を入れて完成。

  *①を1〜2割程度、煮つめて作れば丼ぶりにしてもOKです。

 金沢の治部煮と言えば、冬のものと思いますが、秋にも悪くありませんから、お試しを。 

 将来的には「ちんや」が肉を卸し売りしている先のシェフのレシピとか、一般の方からのご投稿とかも掲示したりしようと思っています。

 ご採用いただければ嬉しいです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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トイレ問題

 9/30に東京商工会議所台東支部の「したまち台東もてなし向上委員会」に出席しました。

 この委員会は設置から3年目ですが、毎回上野や谷中の皆さんに会えるのが楽しみです。皆さん自分の街を愛していて、ウンチクが始まると止まらない方ばかりです。

 さて、今回の検討課題は、観光客のトイレ問題。

 公衆トイレの数が不足していて、また在っても清潔に使われていないことがあるようです。一番不足が目立つのは谷中地区で、御寺に駆け込む人が少なくないとかで、関係者の方はお困りのようです。

 しかしながら、トイレの建設には用地買収を含めると結構なお金が要りますし、建てた後も清潔に保つ費用がかかります。税金だけでトイレ整備を進めていても、進捗がはかばかしくありません。

 また住宅街では、金の問題ではなく、公衆トイレを建設すること自体が近隣の住民から反対されてしまうようです。

 総論賛成・各論反対に陥らないためには、関係者全員が公共心を持って、俯瞰的にものを見ないといけませんが、簡単ではありませんよね。

 うーん、ちょこっとステーツマン気分。

 でも、これ以上語るのはやめとこう。

 選挙出るらしいよ、アイツ。とか言われちゃいますからね。

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米トレサビ法、湯川村の米

 10/1より、米トレサビ法が施行されました。

 以前このブログに牛トレサビ法のことを書きましたので、トレサビとは何なのか、おわかりの、読者の方も多いと思います。

 今回は、米のトレサビ法なのですが、この法律により

 ・米の産地などを記した伝票を、3年間保存すること、

 ・米の産地をお客様に伝達すること

が義務づけられます。

 でも、実は「産地」の表示は「国産」だけでも良いのです。

 はあ、それだけ?と思った方が多いでしょうね。でも法律上はそれだけでもOKです。この法律は、例の事故米の食用米転用事件を契機に、悪質な業者を規制することねらっているわけで、皆さんが知りたい、詳しい産地名や、米の品種まで表示する義務はありません。

 なんだかなあ、と思うのは、我々も同じですので、「ちんや」は法律よりくわしく、市町村名または地方名と品種名を表示する予定です。

 10月の第1週くらいには、新米が入ります。まだ入荷していないので、予定の話しですが、

 福島県湯川村産のコシヒカリと新潟県長岡市産のコシヒカリを「塚原米店」のご主人が独自の目利きでブレンドしたお米を使う予定です。(10月中旬より)

 湯川村は、村のホームページで、

「コシヒカリをはじめとした湯川村の米は、日本一の食味を有しており、ぜひ一度ご賞味ください。また、米の反あたりの収穫量は県内一を誇っています。」と豪語しています。実際、旨いです、なかなか。

 湯川村産のユメゴコチという品種も期待できるそうで、将来的には使うかもしれません。

是非、ご賞味下さい。

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*牛トレサビ法については、このブログの4/27号をご覧下さい。

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この指とまれ!

 9/28に「台東区若手経営者サポートセミナー」の第2講を受講しました。

 全10回シリーズで、来年の2月まで連続して、いろいろなテーマの講義があります。テーマはいろいろでも、講師は10回同じで、人気の二条彪(にじょう・たけし)先生が務めます。

 このセミナーは、今回が6期目(=六年目)で、私は最初の年から受講していますから、同じ内容の話しを6度聞いたことになります。

 それなのに、毎回耳が痛いのは、こちらが成長してないからでしょうね・・・きっと。

 第2講の前半は、「経営者に求められるものは何か、どんなことでも良いから挙げてみましょう」という御題で、受講生同士がグループ討議をしました。

 いわく、決断力、俯瞰する力、忍耐力、一貫性、胆力(!)、健康、感謝の心・・・

 皆さん、ご立派です。

 ひとしきり、グループ討議をした後、二条先生から、

 「リーダーっていうのは、自分のやりたいことをやっていないと、フォロワーがついてきませんよ。リーダーに「やらされてる感」があるのは×です。」

 「リーダーの仕事は「この指とまれ!」の指を出すことで、その指にとまってくれた人と共に進めば良いわけで、とまってくれない人のことをアレコレ考えてちゃあ、ダメです。」

 これには、ウーン・・・という受講生多数。

 私と同じグループにいたある社長も、以前に会社の方針を変えた時に、社内に混乱が生じて苦労なさったとか。二代目・三代目の後継者リーダーが、自分のやりたいことをやるのは、そう簡単ではありません。

 でも、たしかにリーダーに「やらされてる感」があったら、それはフォローする人も働き甲斐を感じにくいですね。おっしゃる通りでしょう。

 私個人はと言うと、もちろん、あまりやりたくないことも少々やってますが、おかげ様で、結構やりたいことをやらせていただいてます。

 特に、このブログとか・・・

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