風呂掃除
10/5は火曜日で、店の定休日だったため、家の風呂を、本格的に掃除しました。
側溝や天井までキレイにする、という本格的な掃除です。天井を掃除する姿勢は、普段の生活の中で、あまりとらない姿勢ですから、筋肉痛になってしまいましたが、気分的には爽快です。
この日私が本格的風呂掃除に挑んだ理由は2つ・・・
<理由その①>
来週の休みの10/12に、風呂の給湯器の工事が入るため、今のうちにカビなどをキレイにしておかないと、業者の人に見られてしまい、ミットモない。
<理由その②>
たまたま、10/4に漂白剤メーカーの人が来店されて、ひとしきり漂白談義・衛生談義をしたので、その薬剤を使ってみたくなってしまった。
という次第で風呂掃除に着手。始めると止まらない性格なので、休日の午後を楽しく、風呂掃除で過ごしました。
掃除に関連して、ここで、皆さんに重要な情報を一つ。
「界面活性剤入りの漂白剤を使う時は、その効能を良く知ってから使いましょう!」
界面活性剤とは、その名の通り、海の上のレジャーを楽しくする薬、ではもちろんなく、界面を活性化する薬です。なんの界面かと申しますと、モノと、その表面に付いた汚れの間の界面のことでして、その界面を活性化すなわち汚れがモノから分離しやすくする薬のことです。
この界面活性剤が漂白剤に入っていることがあり、薬局などで売っている漂白剤は、界面活性剤入りの方がむしろ主流のようです。
風呂場などでは、人間の体から脂が出て、壁などにつきますから、界面活性剤でそれをとって、同時に漂白・殺菌するのは便利です。
でも、食器や調理器具に使う時は、お気をつけ下さい。
界面活性剤は毒なのであまり濃度を濃くできません。食器を洗わずにイキナリ界面活性剤に漬けても、完全には落ちないことがあるのです。やはり人間がスポンジでこすったりして、物理的な力で汚れを取る必要があります。そこをハショッてはいけません。
特に俎板は、まず脂を溶かし、物理的な力で汚れを洗いおとした後、漂白・殺菌するという3工程をかけていただきたいです。ご家庭でも、です。
俎板の表面には、包丁によって細かい傷がたくさんついていますが、その表面を脂汚れがコーテイングしていることがあります。それをイキナリ界面活性剤入り漂白剤に漬けますと、漂白剤の力で白くなってキレイになりますが、脂のコーテイングが実は取れていないことがあるのです。
イキナリ界面活性剤入リ漂白剤に漬けるのは、危険とすら言えます。傷の奥に食中毒菌がいるのに、脂のコーテイングに守られて死なないことがあるそうです。下手にキレイに見えるだけに、「殺菌済み」と勘違いしやすく危険です。
料理屋では、勿論、丁寧に洗浄し、その後必要があれば漂白しますので、まず、こういう次第で食中毒になることはありませんが、ご家庭では忙しい日、イキナリ界面活性剤入り漂白剤に漬けたくなってしまう方がおいでかもしれません。
それは是非、やめていただきたいと思います。
解説は、久しぶりの御登場・カリスマ受け売り師の住吉史彦先生でした。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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