2010年4月29日
ヤバイすき焼き
先日、若い友人のA君が店に見えました。A君は業界団体の青年部の、宴会の幹事で、15人ほどの同業の方と一緒に見えました。青年部の宴会らしく、元気で楽しそうな会となり、盛り上がっていることを確認した私は、皆さんがお帰りの時には、安心して、送り出しのため、店の玄関におりました。
ところが、A君がやがて玄関へ降りてきて、言った言葉は、
「いやあ、住吉さん、ヤバかったです! 「ちんや」さんのすき焼きがこんなにヤバいとは知りませんでした!」
? すき焼きがヤバい?
ここからは「カリスマ受け売り師」として有名な、住吉史彦先生による、受け売りコーナーですが、「やばい」という言葉は、「野生の梅のこと、野に咲く梅のこと、<や・ばい>」ではもちろんなくて、「危険であるの意の隠語<やば・い>」であるハズです、広辞苑によれば。
しかし、「ヤバかったです!ヤバかったです!」と言っている、A君の表情には、そういう意味は感じとれず、どうも褒めてくれているようです。
そうか、最近の人は、スゴく良い物を褒める意で、ヤバい、と言うんだっけ。それに違和感があるっていうことは、こっちが年を喰った、っていうことか・・・
今度、他の店に食べに行った時は、そういう風に褒めてみるか。さしあたって、5/19に、国際観光日本レストラン協会の理事会・食事会が、中華料理の「南国酒家」さんであるから、食事が終わったら、試しにM社長に言ってみよう。
いやあ、Mさん、ヤバかったですよ、今日の御料理! 殴られるかな?
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。