恒仁朗さんの、あきんどごころ

 私の学校の先輩の、恒仁朗さんが昨年「商人心」(あきんどごころ)という御本を出され、私も頂戴いたしました。「恒仁朗」というのは実はペンネームで、本名はFさんとおっしゃる、食品関係の社長さんです。私が幹事をしている、「料飲三田会」という会で日頃ご指導いただいている大先輩です。

  今まで「ちんや」では、東京商工会議所台東支部の「したまち台東もてなし向上委員会」が作成した、「おもてなしハンドブック」を、毎週の朝礼で朗読していましたが、読了しましたので、代わって「商人心」を輪読しはじめました。

 商いを志す者にとって、とても教訓になることがたくさん載っているのですが、非売品で本屋では売っていないので、このブログで機会をみつけて、少しずつご紹介しようと考えています。

  例えば、35ページの、「ある僧侶の言葉」などは、とてもイタくて戒めになります。

  「つらいことが多いのは感謝がないから」

 「苦しいことが多いのは甘えがあるから」

 「悲しいことが多いのは自分のことしか考えないから」

 「行き詰まりが多いのは裸にならないから」

  この部分を読んで、チョッと泣きました。泣いた理由の一つは、もちろん感動したからですが、もう一つの理由は、このブログの、この後につけるオチを作るのが、とても難しいから・・・です。

  やっぱり、やめようかなあ、この本紹介するのは。オチが作りにくもんなあ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 9:45 AM  Comments (2)