2010年4月9日
恒仁朗さんの、あきんどごころ
私の学校の先輩の、恒仁朗さんが昨年「商人心」(あきんどごころ)という御本を出され、私も頂戴いたしました。「恒仁朗」というのは実はペンネームで、本名はFさんとおっしゃる、食品関係の社長さんです。私が幹事をしている、「料飲三田会」という会で日頃ご指導いただいている大先輩です。
今まで「ちんや」では、東京商工会議所台東支部の「したまち台東もてなし向上委員会」が作成した、「おもてなしハンドブック」を、毎週の朝礼で朗読していましたが、読了しましたので、代わって「商人心」を輪読しはじめました。
商いを志す者にとって、とても教訓になることがたくさん載っているのですが、非売品で本屋では売っていないので、このブログで機会をみつけて、少しずつご紹介しようと考えています。
例えば、35ページの、「ある僧侶の言葉」などは、とてもイタくて戒めになります。
「つらいことが多いのは感謝がないから」
「苦しいことが多いのは甘えがあるから」
「悲しいことが多いのは自分のことしか考えないから」
「行き詰まりが多いのは裸にならないから」
この部分を読んで、チョッと泣きました。泣いた理由の一つは、もちろん感動したからですが、もう一つの理由は、このブログの、この後につけるオチを作るのが、とても難しいから・・・です。
やっぱり、やめようかなあ、この本紹介するのは。オチが作りにくもんなあ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。