あおによし

コロナの時代に、この旅館が存続していたら、どうなっていただろうと思います。

奈良市登大路町に1995年まであった旅館「日吉館」のことです。

最近「すき焼き」とリアルタイム検索をしていたら、突然、「日吉館」のすき焼きのことがツイートされたので、思い出しました。

「日吉館(ひよしかん)」はテレビドラマ「あおによし」のモデルになった旅館で、女将の田村キヨノさんは名物女将として有名だったので、記憶しておられる方も多かろうと思います。

会津八一、志賀直哉、平山郁夫といった文化人に愛された旅館でしたが、設備にはまったく頓着しておらず、畳の間から草が生えていたとか、風呂場の戸の「たてつけ」が悪くて、「実力でお入りください」と掲示されていたとか、エピソード満載の旅館でした。

で、その「日吉館」の夕食がすき焼きだったのです。

しかも偶然泊まり合わせた、全く知らない人とすき焼き鍋をつつくのです。

「全く知らない」と言っても、メンバーはキヨノさんが宿泊を許可した、文化的素養のある方ばかりでしたから、それで会食が成立したのだろうと思います。

これはすき焼きの、一つの理想形だと思います。

が、コロナの時代には「とんでも」でしょうねえ。

つくづく、「すき焼き受難」の時代になったなあと実感します。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.831目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)