2020年8月21日
読みやすさ
コイケ知事のすき焼き発言は後に削除されてしまったそうです。
批判を受けたので削除したのだと思われますが、正直にそう言わず「読みやすさ」を理由に削除したとかで、少し感じが悪い展開になっています。
知事が会見ですき焼きに言及したのは7月3日のこと。
「アクリル板を作ってすき焼きを食べて、おいしいかっていうのはよく分かりませんけれども」などと語りました。
この発言はいったん都庁のホームページの会見録に載ったものの、後日「読みやすさ」を理由に削除されたそうな。
直後から「ばかにしている」「飲食店の努力を嘲笑するのは良くない」などの批判が出ましたが、都の担当者によれば、それが削除の理由ではなく、「読みやすさを考慮した」「批判を受けたためではない」としているそうな。
実は知事はすき焼きがお好きです。そしてそれは、日本料理店をカイロで経営したことのある、知事のお母さまから継承した好みです。
食の楽しみの相当部分は同席者との懇親ですから、どんな料理でもアクリル板を立てたら、美味しくなくなりますが、その事例としてご自分の好きな料理を挙げたのだろうと思います。
私もこの発言が良いとは勿論思いませんが、口がすべった位の一件なのかなと思います。
飲食店に感染対策を要請する一方で、それ以上に医療体制・検査体制をビシバシと整備して下さっているのであれば、騒ぎ立てるほどの失言ではないような気がします。
本筋の行政努力が立派になされて、飲食店にアクリルが要らない日が早く来ることを願います。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.828目の投稿でした。引き続きご愛読を。