保健所の調査

感染拡大が続き、ウイルスが身近な所に入って来てもおかしくない状況になっています。

いざという時=社内にコロナ患者が出てしまった時どうしたら良いのか、不安に思っている経営者の方は多いと思います。

そういう場合のことをあらかじめ知っておくことは出来ないですか?と保健所の人に聞きましたら、台東保健所は既に3月18日に通知を出していました。

不勉強で知りませんでした。3月は未だ感染が身近でなく、リアルな感じがあまりなかったですからね。

さて、その通知は、

「企業等に対する新型コロナウイルス感染症の台東保健所の調査について」

というタイトルで、タイトルだけ読むと、何のことかすぐにピンときませんが、要するに,

社内に感染者が出た場合に、どういう対応をしないといけないかが書いてあります。読んで行きましょう。

1積極的疫学調査の実施

・飛沫感染対応:患者の勤務状況、最終出勤日、行動履歴の確認や、勤務場所の見取図などによりフロアの状況、座席の配置を確認して、濃厚接触者を決定。

・接触感染対応:消毒についての指導。アルコールまたは次亜塩素酸ナトリウムによる不特定多数が触れる場所(ドアノブやスイッチ等)の消毒を指導。

2濃厚接触者に対して自宅待機を要請

・濃厚接触者のリストを作成(氏名、生年月日、年齢、住所、電話番号)

・濃厚接触者に対して最終接触日から2週間自宅待機を要請

・濃厚接触者に対しての健康観察:毎日の検温を実施し、企業が取りまとめて保健所に提出。

・濃厚接触者の自宅住所を管轄する保健所に対して、台東保健所から情報提供することを濃厚接触者に伝える。

さて皆さんは、これを読んで、この店が何日休まないといけないと思いますか?

はい、それはですね、消毒が済み、社内に患者・濃厚接触者がいなくなれば、再開して良いのです。本当です。

食中毒だと「営業停止n日」という処分が出ますが、それに比べると、おだやかです。

た、だ、し、濃厚接触者が大勢いると話しは変わってきます。患者が具合悪いのに何日も出勤してしまった場合、社内に濃厚接触者が増えます。その全員が自宅待機してしまいますと、保健所的には営業OKでも、実際問題として人手が足りなくて店の運営ができないということがあり得ます。代替要員が大勢いれば良いですが、そうでない店は長期間休まないといけないかもしれません。

んで、結局薬局、具合が悪い人は出勤してはいけない。

というシンプルな原則を、とにかく徹底するのが最も重要になるわけです。

皆様、どうぞご安全に。

*すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
こちらで通信販売もしています。
よろしくお願い申し上げます。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.812目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)