ブリーダー
最近ペットのブリーダーの業界で不適切なことが多いらしく、祖先が狆のブリーダーである私は気になっています。あまりに多数の犬猫を繁殖させて、管理が杜撰になってしまうことがあるとか。
環境省が、その対策に乗り出したそうで、
・飼育数の上限を従業員1人あたり犬は15匹、猫は25匹などとする(販売用の場合、犬は20匹、猫は30匹)
・ケージのサイズは、運動スペースと分離する場合、縦が体長の2倍などとする
・爪が伸びたままなど、管理の不適切な状態を禁止する
・交配は原則6歳までに制限する
これは是非やった方が良いですね。施行は来年6月の予定だそうです。
それどころか、ペットを販売すること自体を止める店も登場しています。
埼玉県を中心にホームセンターを展開する「島忠」さんは今月ペットの販売を停止したそうです。代わりに保護された動物を引き取って飼うことを推奨するそうです。
その告知文はネットに出回り、そこに付けられたコメントは、ほとんどが賛辞でした。時代に合った決定で「素晴らしい」「未来に近づいた」と。
ペット販売全面停止となると、ブリーダーの子孫としては複雑ですが、そもそも全国的にチワワだのミニチェアダックスだのを普及させる必要性はなくて、ブリーダーが相手にするのは、貴重種・ブランド種を欲しがる一部の趣味人だけで良いのでは?と思います。
全国的に黒毛和牛の貴重な血統を流通させる必要がないのと一緒です。
ブリーダーの業界の不適切飼育の問題も、「皆がブランドに走るのはいかがなものか」という事例の一つと私は考えています。
*追伸、「ちんや」が使っている千住葱の動画がNHKアーカイブスのサイトで見られるようになっています。
この動画は、今年3月にNHK-BSで放送された「新日本風土記」を再編集した動画なのですが、最初からこの尺だったかのように編集されていて、流石素晴らしいと思いました。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.824目の投稿でした。引き続きご愛読を。