2020年8月14日
ヒゲ
『三田評論』8-9月合併号の「社中交歓」のコーナーに浅草の「駒形どぜう」の六代目渡辺孝之さんの投稿が載っていました。六代目は1962年卒業の先輩なのです。
今号のテーマは「髭」。
で、六代目の文は、どじょうの髭に関するものでした。
「社中交歓」は一つのテーマで四人の卒業生が投稿する体裁で、他の方は髭を医学的に説明したり、文学に登場する髭のことを書いたりしています。
そこに加えて人間以外の髭のことを書く人を配置するのは当然の配慮ではありますが、猫の髭ではなく、どじょうの髭のことを書く人は配置するとは、編集部のトリック・プレーと言えます。東京下町出身の方が担当しているのでしょうか。
さて、どじょうの髭が人間の髭とかなり違うのは、それが食物を探すための大事なものだという点です。血管が通っていて、味蕾まであるとか。どじょうは主に蚊の幼虫を食べるのですが、濁った水の中で幼虫を探すのに、この髭を使うのです。
どじょうをそのままの形で煮て食べる「丸なべ」は苦手という方もおいでですが、どじょうは今が旬ですから、「丸」を頼んで髭と対面するのも一興と思います。
*すき焼き・しゃぶしゃぶは、鍋でウイルスを加熱殺菌してすぐ食べるので、非常に安全な食べ方です。安心してお召し上がり下さいませ。
こちらで通信販売もしています。
よろしくお願い申し上げます。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.821目の投稿でした。引き続きご愛読を。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)