県民意識アンケート

そういうザッパクなアンケートって、「百害在って一利無し」と思いますよ。

「県のことを県外の人にどの程度自慢することができますか」

って、問いがザッパク過ぎるから、回答者はろくすっぽ考えないで、イメージだけで答えたんだと思いますよ。これがテレビの話題づくりなら分かりますけど、行政がこういうアンケートってどうなんでしょう。

これは、群馬県が実施した2016年度の「県民意識アンケート」の件です。

この調査で「大いに自慢できる」「まあまあ自慢できる」と回答した人の割合は計44.8%にとどまり、前回調査(14年度)から22.8ポイント減少したことが分かった」そうですが、22.8ポイントも数字が動いたことを深刻に捉える必要はなく、問題がイイカゲンだから、回答者もイイカゲンに答えたまでだと思いますよ。

数字が大きく動いたことが、このアンケートに問題が在る証拠です。

私はすき焼きの関係で群馬の方々と繋がりがありますが、群馬でも地元のことを良く調べている人は、誇りをお持ちですよ。

今群馬県は「すき焼き応援県」を宣言して、テレビCMも打っています。すき焼きの食材が全部県内で揃うからです。

変なアンケートとやって、こういう政策もバカにされるようになると困るんですよね。食でインバウンド客を呼び込むのは、真っ当な仕事で、ダサクはないですよ。

ザッパクなアンケートは「百害在って一利無し」と思います。

追伸①

今年も「ミシュランガイド東京2017」に載せていただきました。 3年連続掲載です。ありがとうございます。

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.528日連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: ぼやき部屋,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)