焼き鳥は串から外さないで
旧臘の話題で恐縮ですが、つらつら考えましたら、かなり重要なことと思いましたので、あえて年始の話題とさせていただきます=「焼き鳥は串から外さないで」 飲食店の訴えに賛否両論、の件です。
訴えたは「鳥一代」の社長・山崎一彦さん。山崎さんのブログは1日100~200件ほどのアクセスだったが、「外さないで」の件を載せると10万件以上に。「賛否両論あるとは思っていましたが、こんなに盛り上がるとは」
報道によりますと、
ある日、山崎さんの店の客が全員、焼き鳥を串からはずして食べていた。「時間をかけて刺しているのに、悲しいね」「なんとかしたいな」。山崎さんは店長らと話したという。
鳥一代では「きちんと鳥を刺して焼くには半年から1年の習熟が必要」としている。一口目の串先に大きめの肉を刺し、塩の量も変えている。串からネタを外すと、穴があいて冷めるのが早くなってしまう。山崎さんは「どう食べるかは、お客様の自由です」としたうえで、「串に刺さったまま食べたほうが絶対においしいですよ」と話す。
客が串から外す理由は、シェアしたいから。
一人一串ずつ食べると、おなかいっぱいになってしまい、色々な種類を食べられないので、仲間と分けるのです。
しかし、どう考えても、串に刺さったまま食べたほうが絶対においしいでしょう、たしかに。冷める速度も違います。
ですので私は、この山崎さんの訴えに大多数の人が賛同するだろうと思ったのですが、さにあらず。
「客の自由」
「店員の努力を食いにいってるんじゃない」
という意見も多数寄せられて、「大論争」の様相を呈してきました。私の予想より「客の自由」派が多い印象です。
ここから学べることは、店の側としては、反「客の自由」派=「はずさない」派の方々に支持される店に成ることが大事だということです。
この両派の間には、「青いアメリカ」と「赤いアメリカ」のように、深い溝があります(笑い)
「客の自由」派ばかりがやって来る店に成ってしまったら大変です。店で働く者にとって、そんな不幸なことはないですよね。
さて今年は2017年ですが、今後は「串はずし禁止の焼き鳥店」が登場するかもしれませんね。私は、きっとそれで良いのだろうと思っています。
さて、すき焼き屋の場合は・・・
追伸
年始の営業案内です。
1月1日のみ休業し、2日から9日まで休まず営業致します。
どうぞ御利用下さい。
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