飯田家の婚礼

「どぜう飯田屋」の若旦那TDYK君の婚儀が整い、式の後一族で人力車七台を連ねて行進すると言います。

あの人力車パレードを、浅草の地元の人はあまりやりません。

こっ恥ずかしいからでしょうか。私もやっていません。

今回は、その珍しいケースでしたので、「浅草うまいもの会」のメンバーで応援に行くことになりました。

応援と言っても、要するにはクラッカーをならすのです。

で、雷門前に集合しますと、絶好の天気。

しかし、ちょっとした問題が。

クラッカーを多く買い過ぎてしまい、集まったメンバーでは、とても使い切れないのです。

そうこうする内、車列が接近してきました。

人力車三台つまり本人夫婦+両家の親夫婦というのはよく見かけますが、七台というのは珍しいです。格段に迫力がありますな。

通行人や観光客も様子を察知して道路側に集まってきました。

そこで私は余ったクラッカーを観光客に配布することにしました。

Ladies and Gentlemen!

There is a bridal today.

Please, please do this!(と言って問答無用でクラッカーを渡す)

皆さん、参加できて楽しそう。

もとよりこれは本物の婚礼であって、観光イベントではないですが、何よりの観光体験だと思います。

パレードするのが地元の人でなくても、婚礼が出るのであれば盛り上げてあげるのが、皆のために良いのだろうと思いました。

 

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.879日連続更新を達成しました。

 

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)