焼き肉食べ放題

もちろん、食べ放題と食中毒の間に直接の因果関係はありません。

食べ放題をやっている店が全部危険だと言う積もりはありません。

しかし、私個人はやはりそういう店に行きません。私の立場で食中毒なんて絶対に罹れないからです。

ですので私はホテルの朝食の黴菌グ、いや、バイキングすら気をつけて、安全そうなものだけを選んで食べています。

そんなことをあらためて書いているのは、また食べ放題の店が食中毒を出し、死人まで出してしまったからです。

報道をコピペーしますと、

「北海道の空知管内栗山町内の焼き肉店で3月中旬に食事し、食中毒症状を訴えて札幌市内の病院に入院していた同町内の中学3年の女子生徒が4月1日午後0時45分ごろ、死亡したことが2日、学校関係者への取材で分かった。道警などは食中毒と死亡の因果関係について慎重に調べている。」

「岩見沢保健所によると、同店で3月19日にバイキング形式で肉などを食べた21人のうち女子生徒を含む14人が下痢や腹痛などの食中毒症状を訴え、この女子生徒が入院したほか、10人が通院した。警察から連絡を受けた岩見沢保健所が調べたところ、このうち5人から食中毒菌のカンピロバクターを検出。」

「焼肉店を27日から30日まで4日間の営業停止処分としている」

この文字だけ読むと、「バイキング形式で肉などを食べた」ことしか分かりませんが、テレビのニュースを視た私の目には、食べ放題の値段が飛び込んできました。いや、正確には「食べ放題」ではなくて、

「食べ飲み放題 2600円!」

と店の入り口に大書してありました。

んああ~

生の肉を「バイキング形式」で机の上に出しっ放しにしたんでしょうか。その映像は流れませんでしたが、だとしたら大変恐ろしいことです。

お子さんの部活の打ち上げって、焼き肉食べ放題に行くことが多いらしいですけど、くれぐれもお気をつけ下さい。

そして、話しは最初に戻りますが、私は食べ放題の店に行きません。皆さんが、

焼き肉食べ放題行こうぜ!!!

と盛り上がっている場を盛り下げないよう、私は、

「昨日飲み過ぎて気持ち悪くて、明日も飲む予定があるから」とか、

「嫁の機嫌が悪いから」とか

適当な理由を言って帰るだろうと思いますが、どうぞ皆さん、私を食べ放題に誘わないで下さい。

こう見えて、一応立場が在りますもので。

追伸

『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

是非是非お求めください。

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。

是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.864日連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)