予約名
つかぬことをお尋ねしますが、
予約したレストランに入る時に、何と名乗っていますか?
「こんばんは。私が予約した住吉です!」
と言っていただくと在り難いです。
その店に何回も行ったことがあるのであれば、顔で人定できますが、そうでもない場合はやはり名乗るのが正確です。
最近「住吉の名前で予約してありますが・・・」
と名乗る方が多いですが、ご本人かどうか分かりません。
そう言われると店側としては、この方は住吉という人の会社の上司の方かなと思いますが、最近は
「住吉の名前で・・・」と言っているご本人が住吉さんだったりして、結局ハッキリ分かりません。
飲食サービスの現場では、どなたが、その場の幹事なのか・会食の主催者なのかは、とても重要なことですから、店側に是非お報せいただきたいものです。
口ぶりや動作で、それを推察・判定できるレストランさんも在るのでしょうが、よりハッキリした方が良いに決まっています。
日本語は守護を略すことが多い、いや、主語を略すことが多いですが、日本語の特徴を楽しんでいる場合じゃありません。是非店側にお報せ下さい。
逆に、ご本人以外=招待された方は、できれば
「住吉さんの名前で予約が入っていると思いますが・・・」
「さん」を付けることで、自分は住吉ではないことを表現し、
「と思いますが」で自分が予約した本人でないことを表現します。
これで敏感な店なら分かりますが、もっと良いのは、
「住吉さんに招待された者ですが・・・」
がさらに良いですね。これならどんなトホホな店でも分かります。
「私が住吉です!」
「招待された者です!」
うん、分かり易い。
追伸
『日本のごちそう すき焼き』は、平凡社より刊行されました。
この本は、
食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、
全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、
この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。
是非是非お求めください。
弊店の店頭でも販売しますし、こちらからネットでも購入できます。
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