激論番組

今時のテレビマンの心底を蔑みたくなることがあります。

「激論」で視聴率を獲ろうとしているからです。

二者の立場が在って、折り合うことが難しい場合の、その二者の、しかも過激な意見を言うタレントをテレビに出させて「激論」させる番組をよく見かけます。

最近視た事例は、

電車やレストランなど公共の場での、ベビーカーの利用について、心遣いをすべきなのは、

ベビーカーを使っているママなのか、そうではなくて、

周りに居合わせた客の、どちらなのか?

という「激論」でした。

答えはハッキリしていますね。

心遣いすべきは両方です。

であるのに、番組に出ているのは一方的な意見を言うタレントばかり。

おおかた演出されているのでしょう。

子育てを終えた「アラ還」女優は、

私達の頃は周りの厳しい目線を耐え忍んで子育てしたものよ。今の子たちはなんで出来ないの!

と最初から怒りモード。「今の人」でなくて「今の子」だから、カチンと来ます。

対する、子育て現役しかもバツイチのママタレは、

今は少子化の時代なんだから、社会全体で子育てを支えて貰わないと困りますよ!

と反撃。その通りではあるのですが、本人の口から言われると反感を持つ人も多いでしょう。

ベビーカーを押しながら、片方の手でフェイスブックをやって、他人に激突しても謝らない人がいるらしく、そういう場合は謙虚にしていただかないとマズいです。

だから結局、心遣いすべきは両方です、というタレントさんも出すべきなんですが、出ていないんですね、これが。

こういうのは実に困ります。迷惑です、ハッキリ申して。

では「ちんや」の場合、お子さんはどうなるか、ですが、

歓迎しております、店としては。

しかし、ですね、会員制の店ではないので、周囲に居合わせる人が皆歓迎してくれるわけではないですね。

ですから、そこはママさん、周りの方への配慮はお願いします。お子さんが走り回って他人に激突したら、それは謝って下さいね、ちゃんと。

店として、基本的にはお子さん連れの方の味方ではありますが、当然するべき心遣いが欠けていた場合は、味方しませんよ。

そういう考えです。

子供を受け入れるんだから、人とぶつかること位想定内だろう!

~なんていう小理屈は浅草では通用しません。

皆様、そういう次第で、よろしくお願い申し上げます。

<この内容は「台彪会」日替わり経営者ブログにUPしたものと同一の内容です。悪しからず。>

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.177日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: ぼやき部屋,台彪会 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)