日本のおいしい

知人の蕎麦屋さんがロシアに渡りました。

アベ総理の訪露にあわせて駐ロシア日本大使館で、食のプロモーション・イベント「春の宴 日本のおいしい」が開かれ、ロシア財界人らが招かれたのですが、そのイベントにお蕎麦を出品なさったのです。

その蕎麦屋さん=「更科堀井」の御主人と私とはFB友達でもあるので、日本を発つところから、クレムリンをバックに撮った姿まで、連日画像を見ることが出来ました。見続けていて、なんだか我が事のように興奮してしまいました。

お蕎麦はロシアのお客さんにも好評だったとかで、素晴らしいことです。

だいだい総理のトップ・セールスは、何も工業製品や原子炉に限ることはなく、今後は、世界一の日本の「食」にも注目していただきたいものですが、なんでも政府ではそれを「攻めの農業」と言うそうです。

報道によれば、

「日本の農家に環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加への反対が強い中、安倍政権は農業を成長分野と位置づけ、農産品輸出を現状の2倍近い1兆円規模に引き上げる方針だ。」そうです。

日本国内の事例を見てもハッキリ分かる通り、一次農産物だけを高く売るのは、かなり難しいです。

料理というノウハウ、料理人という人が付いていないと、なかなか高く売れません。その意味で、今回のように料理人を動員してトップ・セールスすることは、勿論私も大賛成です。大変結構なことと思います。

ただ、ですねえ、世界に売れるような優れた農産物は、既に日本人がそれなりに高く買っていますから、輸出を増やすためには、現状で値の安い作物を作っておいでの方に、高級品へ転向してもらわないといけない、ということになります。そうしないと輸出のオファーが来ても品不足になるだけです。

このハードルは結構高いハードルと思います。トップ・セールスは結構ですが、それだけでTPP対策に成ると思っていただくと、「それは困ります」と申し上げておきたいです。

まあ、でもそれはさて置きまして、今日はSo-ba日本代表「更科堀井」さんの健闘を讃えたいと思います。

HRIさん、お疲れ様でした!

追伸①

TV東京『和風総本家』に「ちんや」が登場します。

「ちんや」に豆腐を納めて下さっている「市川食品」さんを密着取材する特集の中で登場します。5月16日(木)21時~放送です。ご覧ください。

http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/wafu/

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.160日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)