醗酵食品

 台風が東京へ接近し、やがて南へぬけた夜、北の空気が入ってきて涼しかったので、窓を開けっ放しにして寝ました。

 今日はひさしぶりに気持ちよく眠れるぞ、と思いきや、サイアクの事故が待っていました。

 窓の外で、たぶん車どうしのトラブルだと思うのですが、大きな物音がして、私は起されました。この時、いきなりビクッ!と飛び起きたので、起きた瞬間、左足の「ふくらはぎ」の辺りの筋肉が、思いっきりツりました。

 痛いの、痛くないのって! 涼しいのに眠れないとは、トホホです。さて、

 パックの納豆を買うと、小袋の醤油らしき物が付いてきますよね。

 聞けば、あの小袋が付いていないとメーカーにクレームを言う、呆れた消費者がいるそうですが、皆さんアレを使っていますか。使う!とおっしゃるのなら、アレの正体を今一度お確かめ下さい。

 私は使いませんね、アレを。と申しますか、私がいつも買う「下仁田納豆」さんの納豆には、アレ式の子袋が付いていません。

 「下仁田」さんの納豆は、豆の味がシッカリしていて、食べた後の満足感があり、納豆菌の醗酵に由来する旨味と、良くバランスしているので、余計な旨味を追加する必要性を感じません。小袋の中の、どうやって作ったのか不明(=たいてい人造)の、アミノ酸を加えようとは思いません。

 だから今まで、この納豆にはオリーブオイルと塩だけをかけて、酒の酒肴にしていました。私は納豆が好きなのですが、ネバネバして食べにくいのは嫌いなので、納豆をオリーブオイルで溶いて食べることにしているのです。

 最近、この食べ方が少しだけ変わりました。塩の代わりに、「有田屋」さんの「再仕込み醤油」を、ポチっと垂らして食べています。

 「下仁田納豆」さんの納豆には、余計な旨味を追加する必要性を感じないのですが、別の結構な旨味が加わるのは、それはそれで良いようです。「再仕込み」による旨味は濃厚で、しかし塩分はさほど多くないところが、良い相性と感じます。

 そもそも、日本の醗酵食品同士の相性は悪くないですからね。

 この素晴らしい醗酵食品のおかけで、私は酒肴に不自由しません。そういえば日本酒も醗酵食品でしたね。

 万歳、日本の醗酵食品。うーい、ひっく。

追伸

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししますので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて510連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (2)