エビス・ザ・ホップ

 ビールの「エビス・ザ・ホップ」が終売になるそうです。「緑ラベルのエビス」と言ったら、わかりやすいかもしれません。私個人好きだった銘柄なのですが、亡くなるそうで残念です。説明に来た営業君も残念そうでした。

 弊店では平成20年10月15日の『すきや連』発足会合の時に、初めてこの銘柄を導入し、皆さんから、

 おお、このビール、初めて飲んだけど良いね!

と言っていただいたことが思い出されます。

 「ザ・ホップ」の生産を続けられなくなった理由は震災です。サッポロビールさんの仙台工場が被災し、船橋工場も液状化が酷いそうで、供給力に不安があり、銘柄の数を絞り込まないと、夏場の繁忙期の供給体制が整えられない、ということだそうです。

 うーん、そこを踏ん張れなかったのかなあ、本数限定の生産とかでも良いのに、とか思いましたが、まあ、仕方がありません。

 昔の「銀河高原ビール」とか「キリン・ニッポン・プレミアム」とか、私個人が好きになる銘柄は、どうも、亡くなってしまう傾向があります。「キリン・ニッポン・プレミアム」を導入した当初は、当時のキリンビールの社長さんが訪ねて来て下さったのですが、結局は亡くなりました。

 私が疫病神ってことですかね・・・

 ともあれ終売後は普通の「エビス」に戻しますが、酒質は違います。「ザ・ホップ」は香りの高さに特徴があったのに対して、「エビス」は「インパクトのある苦味」「重厚さ」に特徴があります。もちろん、こちらも結構なビールで、ファン層も厚いので、問題があるわけではないのですが、個人的には残念ですね。

 「エビス・ザ・ホップ」を偲んで飲みたい方は、在庫があと60本ほどですので、「ちんや」へお急ぎ下さい!

追伸①

 「仙台牛」の販売を始めました。震災の当日にも「仙台牛」を仕入れましたが、それ以来の仙台牛です。データ=宮城県大崎市・遠山明牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号:12041-78434。

 「食して繋がる、食して支える、浅草から東北へ。」

追伸②

 7/18に「第三回すき焼き通検定」を実施します。合格すると特典満載ですよ!

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 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて493連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)