かぶちゃんグルメ対談
月刊「百味」9月号が届きました。
今月号には、「かぶちゃん」こと鏑木武弥さんと、私の対談記事が載っているので、落ち着かない気分で、ページをめくりました。
「かぶちゃん」については、新聞の広告で見かけたことのある方も多いと思います。青年海外協力隊員として、パラグアイで農業指導をした後、帰国して「かぶちゃん農園」を長野県飯田市に設立、「市田柿」の通信販売が大評判で、ご盛業です。
「すきや連」とご縁の深い「百味」の同じ誌面で、「かぶちゃん」も対談コーナーを連載し始めたのをキッカケに繋がりができ、今回「対談を」という話しになりました。
今回対談している内、鏑木さんに共感していただいたのは、「食育」の話し、特に私が日頃思っている「親子孫三世代で、すき焼きを食べていただきたい」という辺りでした。
私と鏑木さんは、ほぼ同世代ですが、この世代の人間が、都会に生まれた場合、その後田舎や農業を知らずに育ってしまったケースが多いと思います。
私は浅草に居たまま「食の仕事」を、鏑木さんはと言うと信州へ入っていかれて「食」に関係する仕事をしていますが、そうでもない同世代人は、ネギの旬がいつかとか、なんでネギが白いのか、とかを知る機会のないまま、オトナになっています。
そういう次第ですので「三世代で、すき焼きを!」と申し上げたいわけです。今からでも遅くはありません、小さい子達に「食育」するフリをして、お父さん方も、「食」の知識を補填していただきたいと思っています。
鏑木さんは、以前出版社にいたことがあって、お子さん向けの食べ物の本を作ったそうですが、その本もオトナが読んでくれたそうです。
それにしても、こういう対談記事というのは、文章にまとめるのが大変ですよね。対談している当の本人は、調子に乗ってペラペラ話してしまい、たぶん私の話しも脈絡のついていない部分があったハズなのですが、修整されていて感心しました。
なにやら、自分の言ったことが、キレいに整えられているのを読むと、他人みたいで微妙な気分ですよね。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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(今月の「百味」には、向笠千恵子先生の連載「続すきやきものがたり」や、7/12の「すきや連」(@ちんや)のレポートも載っています。)