山形アマイ牧場の山形牛

 店の裏に蝉が落ちていました。

 なんと、蝉まで熱中症か、気の毒に、と思って近づいてみましたが、さにあらず、単に蝉の寿命が尽きたようでした。旧盆も過ぎたので、蝉も去る時期ではありますね。さて、

 8/16より「今週の特撰牛肉」が変わりました。山形牛で、個体識別番号は12446-01480です。

 この牛を育てた、山形アマイ牧場は、「ちんや」に肉を納めている、食肉卸業「アマイ」さん(天井喜美子様ご経営)の直営牧場です。

 山形アマイ牧場は、平成3年に山形空港から近い山形市近郊に開場しました。この牧場の開場によって、アマイさんは牛の肥育から小売までを、続けて管理できる、業界では数少ない企業のひとつとなりました。

 仔牛は、岩手県から導入していますから、完全一貫生産というわけではないですが、牛の流通は、と畜後の管理も大変重要ですから、1社でそこまでできる、というのは強みです。

 開場4年目には、早くも県主催の共進会(=牛のコンクールのこと)で優秀賞を獲得する牛を育てました。また平成20年には牛舎の増築をして、現在は200頭余りの牛を肥育できるようになっています。

 私は、その増築の少し前、130頭ほどを肥育している頃に、一度見学させていただきました。

 多数の牛が飼われていますが、場長さんは、一頭一頭のクセや好みを覚えていて、エサのやり方を変えたりしていました。エサを一度に出さず、分けた方が食べる牛もいるとか。

 安心して召し上がれる牛と思います。

 お味はと言うと、スイート。なにしろ、アマイ牧場の出ですから・・

 く、苦しい、窒息しそうに苦しい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)