25万円の靴

今日、靴職人の末光宏さんの工房を訪ねました。末光宏さんは最近、「台彪会」で知り合った方ですが、並の職人さんではありません。複雑な靴の工程の全部を一人でこなすことができて、なおかつデザインのセンスが良く、彼の創る靴は、価格25万円〜とスーパーな御値段です。完全オーダー・メードですから、納期も約6ヶ月かかります。

 今私が履いている、末光靴の10分の1以下の値段の靴が、どうも私の足型にあっておらず、また底がだいぶ磨り減ってきたので、直してもらおうと思っています。

  最近日本人の間に「モノへの愛着・執着が薄くなった」「モノづくりが出来る人への尊敬の感情が薄くなった」と言われています。私・住吉史彦も日々玄関でお客様のお靴を整理していて、そのことを実感しています。B級の仕上がりの靴なのに、高級ブランドのロゴが貼り付けてある靴が多いのです。靴業界の内情に詳しい人から聞いた所では、そういう靴は海外の人件費や材料の安い所で、大量に生産された物で、ロゴを貼り付ける工程だけを日本でやるのだそうです。

 この調子では、日本の「モノづくり」はどうなってしまうのか、そう思いながら、末光さんを訪ねたところ、靴の世界の、いろいろなことを怒涛の勢いで教えて下さり、アッという間に2時間以上長居してしまいました。

 聞けば、「靴のパッと見」を良くする技術はどんどん進歩していて、「素人さんが誤魔化されても無理はない」というザンネンな状況だそうです。なんだ、食べ物と一緒じゃないか!

 モノづくりのプロセスは正当に評価され、しっかりと造られたものは、正当に褒められなければいけないと思います。「ちんや」では、玄関でお靴をぬいでいただいて、店内にお入りいただきますが、今度から、立派なお靴はどんどん褒めてさしあげようと思います。

 我々が良いモノを褒めれば、その持ち主のお客様はご機嫌を良くして、さらにその後で、もう1着・もう1点を買い求められるかもしれません。結果、造り手の人にお金が回り、そのお金は回り回って日本の景気を良くします。

 もちろん、やたらめったら何でも褒めるのはカッコが悪いですから、モノの良し悪しを多少はわかった上で褒めたい所です。上に書いたように、「靴のパッと見」で、素人が良し悪しを判定するのは、難しいらしいのですが、末光さんが、「このメーカーなら絶対間違いない。そのメーカーにはピン=キリはない。」というメーカー名を教えてくれることになりました。また、縫製や造作の良し悪しは、素人が見て判断できる場合もあるので、そこも教えてくれるそうです。よし!これで、靴を褒める場合のポイントがわかるぞ。むふふふ。

 この話しは、貴重な話しなので、「ちんや」従業員だけなく、近所の飲食店の人達にも、良かったら聞いてもらおう、と計画しています。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

*末光宏さんと台彪会については、こちらです。

Filed under: ぼやき部屋,今日のお客様,台彪会 — F.Sumiyoshi 2:50 PM  Comments (0)

饗応・居留地・牛鍋

 台東区芸術文化財団の、M氏とK嬢が見えました。台東区アートアドバイザーの同僚として旧知の、平野真敏さん (ヴィオラ・アルタ奏者)の、コンサートの打合せのためです。

 7月3日に開催される、そのコンサートの座興で、平野さんから私に、「音楽のあい間に何か、お客さんのためになる話しをしてもらえませんか?」とご依頼があり、「まいったなー」と思いつつ、お引き受けしました。そのご依頼があったのは、去年のことでして、話す内容は時間をかけて考えていけばいいや、とのんびりしていましたが、そろそろチラシを作るとかで、本格的に話しの構想を練らないといけません。15分の講演ですが、15分というのは、やってみると、結構長いですよね。

 で、今のところ、どういうことを話そうと思っているか、ですが、日本の近代の食生活の、起源の話しをしようかと思っています。コンサートの会場が、上野公園の中の、旧東京音楽学校奏楽堂なのですが、この建物は、重文にも指定されている、歴史的建物ですので、そういう話しで行ってみようかな、と思っています。

  タイトルは「饗応・居留地・牛鍋」です。きょ=きょ=ぎゅう で覚えやすいでしょう。平野さんのヴィオラを聞きに見えた方を相手に、飲食の専門的な、細かい話しは野暮です。覚えやすい、ウンチクをご提供することに徹しようかと思っています。

  そうそう。ジョークも用意しないといけません。「わたくし、市川海老蔵でございます!」は、このサイトでばらしてしまったので、もう、使えないなあ。どうしよう。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

平野真敏さん (ヴィオラ・アルタ奏者)については、こちらです。

Filed under: 今日のお客様,憧れの明治時代,食育ナウ — F.Sumiyoshi 3:16 PM  Comments (0)

雪の火曜日

本日は、火曜日なので、店を休ませていただいておりましたところ、まさかの大雪。

本日営業なさった飲食店の、経営者の皆様、ご愁傷さまでした。ひひひひ。

「え?住吉は、本当に性格悪いなあ!」

どうして、そういう浅草のインサイダー情報が漏れているんだ?

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 8:21 PM  Comments (0)

浅草とエンコ

先週のことですが、スタジオdpの、U社長が芦屋から上京して見えました。U社長は、このブログや、「すきや連」のサイトを担当してくれている方です。また、「すきや連」の事務的なこともお手伝いいただけるので、私としては頼りにしています。

 打合せに使った部屋には、楊洲周延の「浅草公園遊覧之図」という開化絵がかけられていました。今は埋め立てられて無くなってしまった浅草の、「ひょうたん池」のほとりに茶店が立ち並び、着物に洋傘をさした美女が遊んでいる画です。背景には、当時「十二階」の通称で知られ、東京一の展望台だった、「凌雲閣」がそびえています。「凌雲閣」は、今ならさしずめ、東京スカイツリーのような存在で、随一の観光名所だったそうです。

 Uさんは、その画に興味を持たれたようで、「浅草公園ってどこですか?」というご質問。はい、では答えですが、明治6年に浅草寺の境内の相当部分と周辺が、「公園」に指定されたのです。現在の本堂・五重塔・伝法院だけではなくて、仲見世も、「花やしき」近辺も、「浅草演芸ホール」近辺も含む広大な敷地でした。

  Uさんは関西の方なので、ご存じないかもしれませんが、その昔、浅草のことを隠語で「エンコ」と言ったでしょう?「公園」をひっくり返して「エンコ」。「浅草へ遊びに行こう」と言うところを「エンコ行こうよ」と言ったわけです。

 周延の画に描かれた当時の様子なら、風情があって、たしかに「公園」という感じがするのですが、その後「凌雲閣」は関東大震災で倒れ、また「ひょうたん池」は埋め立てられてしまい、現在は、「浅草公園町会」という町会の名前に、その名残を留めています。自然と「エンコ行こうよ」とは言わなくなりました。

 と、いう話しをUさんにしたら、「その話し、絶対ブログに書くべきですよ!個人的に会話してるだけじゃ、もったいないですよ!」とおっしゃるので、書いてみました。

  なお、「ちんや」の所蔵している開化絵は、こちらでご覧いただけるのですが、今日書いた、「浅草公園遊覧之図」は新しく、手に入れたので、まだUPしておりません。悪しからず。是非、見に来て下さい。

  「え?意地悪してるんだろう?わざとUPしないんだな。住吉の性格悪いのは知っているぞ!」

⇒濡れ衣です!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

 *「スタジオdp」さんのホームページは、こちらです。 

*Uさんが作った、「すきや連」のホームページは、こちらです。

変わりザク

すき焼き屋は、基本的には明治時代から同じ仕事をしていますので、そこへ食べに行っても、「あらたな体験」「新鮮な体験」というのは乏しいかもしれません。聞けば、「あらたな体験」が付いていないと物が売れない世の中だと言いますから、「すき焼き屋は何度も行ったことがあるけど、「ちんや」は少し変わっていて、意外な体験ができるね」という方向に、なんとか、もっていきたいものだと思っていました。

 そう思っていたら、「すきや連」に毎回参加している、カメラマンのカワイさんという方から面白い、ご提案がありました。カワイさんという方は、素人すき焼き愛好家であって、向笠千恵子先生の「すき焼き通」(平凡社新書)の第9章に実名で登場する方ですが、この方が、21年7月の第3回「すきや連」(浅草今半さんで開催)の寄せ書きに、次のように書きました。

 年2回の「旬のすき焼き!」春は山菜、秋は「きのこ」、しかも栽培ものではなく、里や山採りの天然にこだわった「すき焼き」が専門店のすき焼き屋さんで季節の「旬のすき焼き」メニューで、思いっきり季節を感じながら食べられても良いのではと思います。今年の春に、懇意にしている佐久市御代田の片山肉店で「ざぶとん」部をすき焼きカットしてもらい、佐久市岩村田の「王将」で頂いた、採りたての地採りのコゴミ、コシアブラ、ウルイ、フキノトウ、ウド、フキノワカバを、豆腐、しらたき、肉で食した所、山菜のアクは美味しい牛脂で旨みに変わり、この後の人生何回食べられるかと心配になるぐらいでした。秋には長野・鹿教湯の中村農園直売(県下指折りの地キノコ直売所)で「天然キノコ」を求め、「キノコすき焼き」を楽しみにしています。是非、一度お試しなさって頂けたらと思います。

 店で営業する場合は、カワイさんのようにはいきませんが、これをキッカケに「ちんや」でもはじめてみたメニューが、「変わりザク」です。そうです。「変わりザク」は「すきや連」からはじまった、新メニューなのです。

 21年の秋に始めた、秋バージョンが好評だったので、冬バージョンもやり、今回3/6より、春バージョンがスタートしました。

今回は、たけの子、山うど、長せり の3種盛り合わせです。どうです?こういう具を、すき焼きに入れて食べたことございますか?「ないなー」という方は、是非「ちんや」へお急ぎ下さい。「あらたな体験」?が待っています。両国の「ももんじや」さんでは、猪鍋にせりを入れていましたから、そんなに変なことでもありません。「すきや連」からはじまった、という話しも面白いですよね。

 ただし!「今週の特選ザク」の内容は、仕入れ・在庫状況が毎日変わりますので、事前のご予約は承ることができません。そのあたりは、悪しからず、ご了承願います。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。

*すきや連」ホームページは、こちらです。 

         

Filed under: すきや連,すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 11:39 AM  Comments (0)

不景気な、お顔合わせ

 業界の宴会の幹事に指名され、その打ち合わせで、会場に予定されている、地元ホテルを訪ねました。浅草の中では大きいホテルです。で、行ってみてビックリ。打ち合わせコーナーが満員の盛況なのです。しかも私以外全員アツアツのカップル。スゴーく、商談しにくいです。

  驚いてマネージャー氏に「いやあ、この不景気の最中に素晴らしいですねえ」と言うと、「いやあ、披露宴だけは順調なんですけどね、法人宴会はダメですよ。それにね、大きい声じゃ言えませんが、この不景気ですから、「御三家」が御予算にあわなくて、ウチで、という方が多いんじゃないかと思ってます。もちろん、確認できませんけど・・・」

  「御三家」とは尾張・紀州・水戸では、もちろんなくて、帝国ホテル・オークラ・オータニの老舗ホテル3軒のこと。この都心の3軒は、この不景気の最中でも値段が高いらしく、景気が良ければ、そういう所で挙式するようなカップルが、今は他へ流れているらしいのです。

 なるへそ! そういう次第か。 でも、そういう見方はザンネンですよね!

  言われてみれば、「ちんや」でもこのところ、「ご両家お顔合わせ」が多いのです。この不景気ですから、超一流料亭さんが御予算にあわなくて、「ちんや」で、という方が多いんじゃないか、そう思うことも可能です。

 「ちんや」では、昼食なら、料理代金@4.300円+ご奉仕料@400円だけで個室をご利用いただけます。(部屋代は無しです。)部屋ごとに、本物の「開化絵」がかけられていて、格式もキープしています。また時間も、1回2時間半おとりします。自分で言うのもなんですが、オトクに個室をご利用いただけますから、ご予算の関係で「ちんやで顔合わせ」ということになったカップルもありましょう、実際。

  でも、ご予算の件は、どうせ確認できないんですから、「好きこのんで、星の数ある料理屋の中から、「ちんや」をお選びいただいた」あるいは「すき焼きをお選びいただいた」、そう思うことにします! それに、すき焼きは、人と人を結びつける食べ物です。一人ずつポツンポツンと配膳される料理より、よっぽど楽しいですよね。

  「ちんや」では、最初の内は、店のスタッフがすき焼きを作りますが、途中から様子を見ていて、ご自分たちで鍋をやっていけるようなら、そうしていただくことにしています。それも一つの思い出になるのでは、と思うからです。是非、ご両家ですき焼きに挑戦していただき、結婚なさった後に、「顔合わせは、すき焼きにして良かったね。あれで両家が一気に仲良くなったよね。」という話しになるよう、期待しています。

 「え? すき焼きの作り方をめぐって、両家にそれぞれコダワリがあって、対立してしまったら、どうしてくれるんだ?」

  うーん、そういう問題があるのなら、どうせ後で発覚しますから、確実に。結婚してしまわない内にわかった方が良いんじゃないのかなあ。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*各個室にかけている、「開化絵」の画像はこちらで、ご覧いただけます。

オンリーワンのすき焼き

「太田なわのれん」さん(3/3「すきや連」会場店)の話しの続きです。この御店は、肉がサイコロのような「ぶつ切り」で、その肉を味噌を加えて煮るところが特徴です。肉は、黒毛のメスで、結構な熟成期間をとっているものと思いました。旨いです。味噌はかなり濃厚で、その味付けにも対抗しうる肉の旨味には、ちょっと感心しました。逆に旨味の乏しい肉を、あの味付けで食べたら、悲惨な結果になっただろうと思いました。

それにしても、類のないユニークなやり方です。

 こういうユニークな御店の存在を知ってもらうことが、まさに、私の目指す「すきや連」活動の目的です。それぞれのすき焼屋が特徴を伸ばして「オンリーワン」を目指してもらいたい、また御客様にも、「すき焼屋は皆同じ」と考えるのでなく、それぞれが特徴を持った「オンリーワン」のすき焼屋であることを認識してほしい、そう考えるからです。

 昔の日本人には、強い競争心がありましたから、皆が「オンリーワン」でなく「ナンバーワン」を目指していました。つまり、ライバル関係ということです。しかし、この不況下に皆が同じ土俵で競争していたら、全員が疲弊してしまいます。

 今は社会が成熟してきましたから、すき焼屋の小さな違いも認識してもらえるようになってきたと思います。すきや連で各地のすき焼屋を訪ねてみると、意外と、小さからぬ違いがあるのです。

例えば割り下を鍋の中で煮詰めるかどうか、これは関東流の中での大きい違いです。このように、違いがあって面白いわけですから、世の中からもっともっと認識してもらっても良いように思います。

すき焼き屋がお互いに、店ごとの特徴や違いをもっと把握して、御客様に説明できるようにしたら良いと思います。御客様も各すき焼屋の特徴をわかった上で、何軒も訪ね歩き、違いを楽しむようになっていけば、ベストと思います。

「オンリーワン」をわれわれの目標にしたいものです。そう思いながら、「太田なわのれん」さんの牛鍋をつついていたら、同卓の伊豆川さんも、まったく同意見で、意気投合しました。

伊豆川さんは、主にスーパーを対象に、食品に関するコンサルタント業をされているのですが、同時に同じ都市の二つのスーパーの、コンサルタントをすることがあるそうです。その2軒のスーパーが、値下げ競争の消耗戦をしていたら、まずやめさせ、それぞれの特徴を活かした、品揃えをさせるそうです。

「すき焼き屋も、そうありたいなあ」そう思った、横浜の夜でした。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

参照サイト:①「太田なわのれん」さんホームページ

参照サイト:②「すきや連」ホームページ 

「すきや連」寄せ書き

 昨日の、第5回「すきや連」(会場:「太田なわのれん」さん)が無事終わり、ひと安心ですが、今日はまだ事務局として、ひと仕事残っています。参加してくださった皆さんにお礼状を、ご都合がつかず不参加だった皆さんには、「ご報告」をFAXしないといけません。5回目の作業ですので、慣れた仕事ですが、ちょっとだけやっかいなのは、寄せ書きです。

「すきや連」会場で、参加された皆さんに、寄せ書きを色紙に書いていただき、開催の記念にしているのですが、これをパソコンで文字起こしして、皆さんにFAXします。ところが、中には超達筆な方がいらっしゃって、文字を判読するのに難儀します。また、文学的表現がお上手な方が多数いらっしゃるのですが、そういう表現は、当家のパソ彦君が変換してくれないので困ります。

以下が汗をかきつつ入力した、寄せ書きです。長いですが、読んでいただけば、会場の雰囲気を感じていただけると思います。

>百年の駅舎におはす雛(ひいな)かな すき焼きの肉大盛りに卒業期(向笠千恵子)
>すきやき・牛鍋は日本を代表する食文化の誇りです。(青井茂樹)
>ひなの日に牛鍋囲み和気あいあい(「荒井屋」荒井順子)
>子ら巣立ちすき焼きの肉上等に(中道幸子)
>上州黒毛和牛と下仁田ネギのすきやきは群馬の名産(藤井紀美江)
>進路(みち)決めて家族の門出鍋かこむ(仙台・加藤英子)
>ひよこたち私の目にはお雛様(「セイアグリーシステム」伊勢豊彦)
>「元祖牛鍋」したづつみ笑顔とともにしたづつみ(蜂須賀祥介)
>いつもおいしいすきや連(三保達郎)
>学生時代に来てぜいたくを知りました。今日は青春に戻り楽しみます。日本文化を食する会です。日本酒で乾杯しましょう。(広瀬洋一)
>「昨年最後に食べたすき焼き屋さん」群馬県下仁田市に冬期限定のすき焼きメニューがあり、上州牛、下仁田ネギ、下仁田産しらたき、下仁田産椎茸とすき焼きには欠かせない具材類が豊富で全国的にも有名な産地にしては控えめに営業しておりました。(川井秀晃)
>今まで味会う機会がありませんでした。楽しく食べさせて頂きます。(「浅草今半」高岡修一)
>卵のお話しは勉強になりました。肉だけでなく、卵やネギ、豆腐なども吟味してすき焼きを楽しみたいですね。(土居秀夫)
>和牛は日本の文化 すき焼きは日本ならではの文化 日本人に生まれたことを幸せに思います。(赤城牛・鳥山渉)
>すき焼きをすきなあの娘とつつきたい スキヤキは上をむいて食べようよ(「下仁田ファーム」小金沢章文)
>元祖の味噌味楽しみます。(「九重味淋」松下泰久)
>鍋文化バンザイ!!(伊豆川嘉規)
>すき焼を食べて日本を元気にしましょう!!(「人形町今半」高岡慎一郎)
>元祖「牛鍋」を堪能します。(「有田屋」湯浅康毅)
>牛肉大好き すき焼大好き(黒田誠)
>本の中でしか知らなかった角切り肉のすき焼に大興奮!(「今朝」藤森朗)
>すき焼きと文明開化 新しい浜風を知る為の歴史(吉澤直樹)
>横浜育ちながら初めて食す「牛鍋」とても楽しみです。(吉澤裕介)
>文明開化の元祖の「牛鍋」!横浜の歴史に感謝。(米沢「登起波」尾崎仁)
>大好きな牛肉・酒・集い(加藤政義)
>スキヤキで良い年になりますように!!(田仲寿夫)
>今日は念願の「太田なわのれん」さんのすき焼き楽しみです。これからもおいしいすき焼きをいつまでもお続け下さい。(「ニューオータニ岡半」柴田進吉)
>「ぶつ切り」の牛鍋興味深いです。(石原康男)
>諭吉忌のハマのすき焼食(と)うべけり(和田順子)
>横浜の和牛の美味凝視楽しみにしております。(宮本重樹)
>すき焼きの在り方を考えてみたいと思います。(宮本尚樹)
>すき焼きの味「太田なわのれん」さん楽しみです。(松田武朗)
>食在味格 凧在風格 今日は洋食より大先輩のスキヤキ楽しみです。(「たいめいけん」茂出木雅章)
>冬将軍太田の味に兜脱ぎ(藤井正二)
>「太田なわのれん」さんあこがれの牛鍋をいただきます。(九鬼祥夫)
>すき焼の基は肉(藤森紫朗)
>すき焼きを国民食に。(中田二郎)
>すき焼きを黒豚でしてもおいしいです。(米増昭尚)
>セイアグリー健康鶏父の卵を泡立てて菓子つくる(伊勢鉄弥)

 以上が第5回「すきや連」(3/3)の寄せ書きでした。本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

参照サイト:①「太田なわのれん」さんホームページ

参照サイト:②「すきや連」ホームページ 

「すきや連」第5回例会@「太田なわのれん」

3月3日桃の節句の夜、全国のすき焼き屋が横浜に大集結しました。

「すきや連」の、もうこれで第5回目になる例会が、横浜・末吉町の「太田なわのれん」さんで、開催され、私・住吉史彦は「旗振り役」の一員兼事務局として、主催させていただきました。ご参加いただいたのは、ご当地横浜の荒井屋牛鍋店さん、東京の「浅草今半」さん、「人形町今半」さん、小伝馬町の「伊勢重」さん、新橋の「今朝」さん、「銀座吉澤」さん、「岡半」さん、また遠方では米沢牛の「登起波牛肉店」さん、仙台の「かとう精肉店」さん、前橋の「牛や清」さん、金沢の「天狗中田本店」さん、さらには松阪牛の「和田金」さん、但馬牛の「竹園」さんなどなどが集結して、壮観な景色になりました。これだけ揃えば、事務局として、手配のし甲斐もあったというものです。

「旗振り役」代表の向笠千恵子先生も、いつもながら元気にご参加いただき「日本のすき焼き文化を発展させましょう」との熱弁。こちらも元気が出てきます。

また多数の、具材の生産者の方にも参加していただきました。健康な卵づくり・アレルギーにならない卵づくりで有名な、鶏卵生産者「セイ・アグリーシステム」(高岡市)の伊勢さんには、遠路ご参加いただいた上、卵についてのお話しをしていただきました。ためになる、お話しでした。

伊勢さんのお話しの後は、もちろん、待ってましたと、すき焼き大宴会。「太田なわのれん」さんの御料理を食しつつ、談論風発、本当に楽しい一夜でした。皆さん、ご参加ありがとうございました。

それから、「太田なわのれん」の青井さんには、本当にお世話になりました。心から御礼申し上げます。「受け入れ店」ということで、今回は楽しんでいただくヒマはなかったと思いますが、次回「すきや連」にご参加の節は楽しく飲んで下さい。本当にありがとうございました。 

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

参照サイト:①「太田なわのれん」さんホームページ

参照サイト:②「すきや連」ホームページ

すきや連、準備万端

 今日(3/2)は火曜日で、店の定休日ですが、第5回「すきや連」(会場:「太田なわのれん」さん)を明日に控えているので、出社して準備にあたりました。もう5回目なので、だんだん慣れてきていて、おおよその準備は既に出来ているのですが、念には念を入れて、今日は最終チェックです。出席者リスト、席順表、個別の席札、領収書、進行表、寄せ書き用の色紙とサインペンなどなど。

それから、拍子木も持ち込みます。これは祭りの時に音を出す拍子木なのですが、前回(21/10/15)の「すきや連」から使っています。前回の会場店「江知勝」さんでは、マイクとスピーカーがなかったので、司会をする私としては、とても困ってしまい、「なにか音を出して、うまく進行をしていこう」と考えて拍子木を持ち込みました。

この時うまくいったので、頭にのって、その後浅草の会合で司会を頼まれた時なども、この拍子木をカチカチやっています。

 今回は今までの「すきや連」より、女将さん方のご参加を多いので、固めて座っていただく席順にしました。これを機会に仲良くなっていただければ、いいなと思っています。

乾杯の「ご発声」は、洋食「たいめいけん」のM先輩がお引き受け下さいました。名店の、風格のある、ご主人の登場で、座も引き締まるでしょう。

 夕方にはなんとか、準備万端。明日が楽しみです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

参照サイト:①「太田なわのれん」さんホームページ

参照サイト:②「すきや連」ホームページ