大寒餅

近所の和菓子店「龍昇亭西むら」さんに買い物をしようと入って行きましたら、何やら忙しそうに箱詰めをしています。

あれ、お忙しい時に来ちゃいましたね、すみません!

と申しますと、

いえいえ、今日は大寒だから、「大寒餅」を買って下さる方がいるんですよ!

た、大寒餅? 初耳ですけど、普通のお餅とどこが違うんですか?

中身は同じですけどね、大寒の日の水で餅をつくんですよ。

ああ、なるほど、酒蔵の「大寒仕込み」と似てますね。

大寒の冷たい水で酒を造れば、雑菌が少なくて上手く行くのと同じ理屈ですね。

「大寒餅」は、私が不勉強で知らなかっただけで、浅草生まれの久保田万太郎に、

寒餅のとゞきて雪となりにけり

という句がありますから、以前は盛んな風習だったようです。

近年はカットされてパックされた餅に慣れてしまいましたが、食べる日についていただくのが、やはり良いものです。

追伸、すき焼き「ちんや」再開のおしらせです。

3月18日に、浅草花川戸「金泉ビル」(台東区花川戸2丁目16-1)で再開させていただきます。

すき焼き店のほか、精肉売店も併設致します。

「株式会社 WDI」さんとの御縁により、私の当初の見込みより早めに再開できることとなり、嬉しく思っております。

新店舗には旧店舗のスタッフも、私も従事致しますし、旧店舗の調度品を持ち込みますので、味や雰囲気を保てるものと考えております。

今後詳細が決まり次第順次こちらのサイトにて公開してまいります。ご期待いただけましたら幸いです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.346本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)