鎌倉時代
昨年の大河ドラマは明治時代の話しで、すき焼きを食べるシーンがありましたので、私は、その点は安心致しました。
では、今年は?
鎌倉時代の話しのようですから、すき焼きはないでしょうが、そもそも当時の人達は、肉を食べたのか?
はい、鎌倉時代は武士が台頭した時代ですから、それによって、獣肉に対する禁忌が薄まったと考えられています。
その前の平安時代、皇族や摂関家など上層の貴族は、肉食を避けるべきと考えられていました。毎月肉食しない日を決めたり、肉を食べた後は数日間外出しない、などと決めていました。
が、体力勝負の武士は、そうは行きません。
さらに武士達には、もう一つ肉食をする都合がありました。それは狩りです。
権力をもった武家は、その勢力を示すために、大勢の武士を動員して狩りをしましたが、その獲物を食べないわけには行かなかったのです。
毎年正月に歌舞伎で上演される演目に、曽我兄弟の仇討ちの話しがありますが、
その仇討ちは、1193年に源頼朝が富士の裾野で盛大な狩りを開催した際に起きました。狩には曽我兄弟の敵である工藤祐経も参加していて、兄弟は祐経の宿泊先に押し入ったのでした。
さて、今年の大河に狩りのシーンはあるのか、その後で獲物の肉を食べるシーンはあるのか、
そこに注目してまいりましょう。
追伸、すき焼き「ちんや」再開のおしらせです。
3月18日に、浅草花川戸「金泉ビル」(台東区花川戸2丁目16-1)で再開させていただきます。
すき焼き店のほか、精肉売店も併設致します。
「株式会社 WDI」さんとの御縁により、私の当初の見込みより早めに再開できることとなり、嬉しく思っております。
新店舗には旧店舗のスタッフも、私も従事致しますし、旧店舗の調度品を持ち込みますので、味や雰囲気を保てるものと考えております。
今後詳細が決まり次第順次こちらのサイトにて公開してまいります。ご期待いただけましたら幸いです。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.331本目の投稿でした。