日本初

毎年11月10日は「エレベーターの日」です。日本エレベーター協会が決めています。

この日は、実は浅草に大いに関係ある日なのですが、経緯を観て行くと、トホホな点もあります。

さて、何故この日が「エレベーターの日」なのか、ですが、

1890年(明治23年)11月10日に、日本初の電動エレベーターが浅草「凌雲閣」で公開された日だからです。

浅草「凌雲閣」は当時帝都東京随一の展望塔で、当初11月10日に開業予定でしたが、開業式の来賓の都合で翌11日に繰り延べられました。

「エレベーターの日」は、何故か、最初の11月10日の方を採用しています。

そして、もう1点トホホなことが、

エレベーターは開業当日より故障が頻発。危険だということで、翌1891年5月には警察から使用中止が出てしまいました。訴訟沙汰にもなったとか。

そういう次第で、目出たさも中くらいなので、この「エレベーターの日」です。

もっとも、面白い副産物もありました。

エレベーターが動かないので、12階まで階段で昇る人を楽しませようと、「東京百美人」

という、写真の展示が行われました。

東京の美人芸者100名の写真を階段に展示して、その中から人気上位5名が表彰されるというものでした。そんなイベントは、勿論日本初でした。

今は知っている人も少ない「凌雲閣」ですが、最近「鬼滅」で再び注目されました。エレベーターと百美人も話題になりましたら、さらに面白いと思います。

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マミ子さんの写真集

祖父の箪笥を整理していたら、マミ子さんの写真集が出てきました。

祖父は、1982年に亡くなるまで店の上に住んでいたのですが、亡くなった当時徹底的な遺品の整理をしなかったので、今日まで色々なものが残っていました。

それを今整理しているのですが、マミ子さんに写真集まであったとは、驚きでした。

マミ子さんとは私の祖母が1965年まで飼っていた猫です。

祖母はマミ子さんを溺愛していて、それで写真集まで作っていたのですが、可愛がっていただけに、マミ子さんが死んだ時はペットロスがひどかったと聞きます。そこへ代わりに私が生まれたので、祖母のロス状態が救われたとも聞きました。

で、写真の中のマミ子さんですが、なかなか可愛いです。

マミ子さんは白猫。もちろん、メス。左右の目が完全に対称でないので「美猫」とは言いづらいですが、それでもとても可愛いです。

ペットは可愛がると可愛く育つと申しますから、マミ子さんもそういう育ち方をしたのだろうと思います。

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学習について

祖父の箪笥を整理していたら、私の小学生の時の通知簿が出てきました。

祖父は、1982年に亡くなるまで店の上に住んでいたのですが、亡くなった当時徹底的な遺品の整理をしなかったので、今日まで色々なものが残っていました。

それを今整理しているのですが、私の通知簿が出てくるとは思いませんでした。

4年1学期の「反省」には、以下のように書かれています。

(1)学習について

国語は漢字がよくなかった。

算数、今学期はあまりよくなかったと思う。

理科、前学期と同じくらいだと思う。

社会、前学期よりよくなったと思う。

とくに今学期は算数がおちると思うから夏休みにがんばりたい。

(2)生活について

忘れ物が少し多かったし、あまりきまりをまもらなかった。

き、決まりを守らなかったの、住吉君?

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銀杏

さて「立冬」ですが、

浅草の人達は「立冬」より、鷲神社(おとりさま)の「酉の市」で季節を感じる習慣になっているので、「立冬」は特に何もせずスルーしてしまうことが多いように思います。

「立冬」には、これを食べる!というものが決まっていれば、皆それを食べるかもしれませんが、特に決まっていません。

今年は愛知県稲沢市の名産の銀杏をいただきまして、レンジでチンしたらすぐ食べられるとのことでしたので、挑戦しましたら、なるほど美味しかったです。

銀杏と言えば秋。「冬」とは言いつつ、本格的な冬は、もう少し先ですね。

なお、今年の「酉の市」は11月9日(火)と11月21日(日)の二回です。

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論語とすき焼き

大河ドラマで、ようやくすき焼きのシーンがありました。

明治時代の話しだから、すき焼きのシーンがあるはずだと、ずっと視てきましたが、一瞬でした。

すき焼きが一瞬だったのは、その場面が大事な場面だったからです。

渋沢栄一たちがすき焼きを食べたのは、蚕卵紙の買い上げ・焼却の成功を祝う為でした。

横浜の外国商人が結託して、日本の蚕卵紙を買い控え、値崩れを起こさせようとしていたところ、栄一たちが政府の公的資金で買い上げ・焼却して、対抗したのです。

それが成功したので、栄一や渋沢喜作らはすき焼きで気勢を上げていたのですが、盛り上がった勢いで、栄一は、「論語」の大切さを語り出します。

後に渋沢と言えば「論語と算盤」となりますが、その始めがすき焼きのシーンでした。

同じ場面では、もう一つ大事なセリフも。

その場に来ていた、三井の三野村利左衛門が、皆が金を崇拝する明治の世が心配だと発言をするのです。

金の面では大成功者だった三野村が、そう渋沢に言うことで、今後の渋沢の行動に影響を与えます。

と、いうことで、肉が美味いとか、そういうセリフはなかったのですが、重要なシーンだったので、一応私は満足致しました。

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新漬け

小豆島の「東洋オリーブ」さんの、新漬けを頂戴しました。

オリーブの漬物というと、クラッシクなバーでカクテルに付いてくるものというイメージですが、あれは相当しっかり漬けたものです。

一方、「東洋オリーブ」さんの新漬けは、日本人好みの「浅漬け風」です。

そのまま食べても良いが、炊き込みご飯に入れても良いとかで、かなり感覚の違うものです。

炊き込みは、たしかにオツな味でした。

海外の作物なのに和風にしてしまう日本人の才能は、あらためてスゴいと思います。(そのかわり、適切な時期に食べないといけませんが)

海外食材を、和風に食べる方法が、どんどん開発されたら良いなと思います。

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松茸の季節

今年は選挙の騒音で、なんとなく秋らしい風情が薄かったような気がしますが、いつの間にか、もう11月。

キノコの季節です。

そして、毎年この時期報じられるのは、各地の松茸の産地で、松茸すき焼きを食べているニュース。

東京では松茸というと、高級和食店の食材というイメージですが、産地ではすき焼きが多いのです。

先日話題になった松茸の産地は、瀬戸から山を越えて、岐阜県側に降りる所でした。

岐阜県土岐市鶴里町柿野の「つる里園」さん。

なんと、園内のレストランで『松茸入りすき焼き食べ放題』。「高級食材の松茸と国産牛が、なんと食べ放題! 松茸ご飯や野菜などもおかわり自由!」だとか。

土岐市鶴里町柿野には、私が美術部時代にお世話になった陶芸家の先生が住んでおられて、お訪ねしたことがありますが、松茸の産地とは知らなかったなあ・・・

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明治節

今日は明治天皇の誕生日です。日本を近代化へ導いた方の遺徳を偲ぶ日ですね。

天皇の功績は広く知られていますが、今日は天皇が身の周りの、新旧のものに、どう接していたかを調べてみましょう。

全体としては、日本の残すべき文化は残し、外国の取り入れるべき文化は取り入れるという傾向だったようです。

まず、牛肉を召し上がりました。1872年(明治5年)に初めて召し上がりました。洋食やワインも召し上がりました。

髪は西洋風に断髪にしました。「散髪脱刀令」が出された後の1873年(明治6年)のことでした。宮中の服装が西洋化するのも認めました。

当時の最新の技術であったレコードをよく聴かれたようです。ただし聞いたのは、唱歌や詩吟、琵琶など。

一方で、新技術の中で大嫌いなものもありました。

それは写真。

大の写真嫌いで自分の写真を撮らせなかったので、天皇が写った写真はとても少ないです。

万事保守的でもなく、あたらしもの好きでもなかったところが良かったのかなと思われます。

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DEATH丼

JA全農さんが、

死ぬほどうまい「DEATH丼」

を開発したそうです。

日本農業新聞によりますと、

JA全農は27日、和牛や海鮮などの食材をぜいたくに使った新たな丼料理を発表した。その名も「死ぬほどうまいぜ。DEATH(デス)丼」。全農の通販サイト「JAタウン」で8種類のレシピを公開し、必要な食材を販売する」

「ダイエットや健康への配慮を忘れて、食欲のままに楽しむ丼文化として提案する」

「最狂・卵かけのデス丼」は、炊き立てご飯の上に、イクラ、筋子、タラコ、めんたいこ、卵黄をのせて食べる。「和牛すき焼きのデス丼」はローストビーフの上にすき焼きを重ねる・・・」

ローストビーフの上にすき焼きねえ・・・

JA全農・桑田専務は

「農家の人にも試してみてほしい。こうしたイベントや商品開発を通じて、米の消費拡大に取り組む」

あ、米の拡販が目的だったのですね。

すき焼きは、なくても別に困らないような・・・

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時代劇

今は店を休んでおりますので、夕食の時間が早くなりました。

ゴールデンタイムのテレビを視ながら食事をすることになります。

が、ゴールデンタイムの地上波には「今が旬」のタレントさんばかり出ていて、私は良く存じ上げない人ばかり。話題もなんだか、あまり興味が持てない話しが多いので、チャンネルを変えて裏番組を探します。

「裏」と申しましても、地上波はどの局も似たような傾向なので、BSを探します。

そうしますると、平日の夜は、懐かしい時代劇をやっていて、そっちの方が、私の知っている俳優さん、女優さんが出ていますので、自然と時代劇を視てしまいます。

そうしますると、日本酒を飲みたくなってしまいます。

時代劇には居酒屋のシーンが実に多いからです。撮影では酒ではなく水を飲んでいるはずですが、どの俳優さんもうまそうに飲み、ご機嫌に酔っています。

例えば、高橋英樹さん主演の「桃太郎侍」は、浅草聖天裏の「お化け長屋」に住んでいますが、近所に行きつけの居酒屋「上方屋」があります。登場人物たちは、そこで噂話しをしたり、事件のことを相談したりしています。

皆さん、実にうまそうに飲むので、自然と、視ているこちらの酒も進んでしまいます。

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