季節のワイン
ボジョレ・ヌーボ―を頂きました。
ヌーボ―は季節感が感じられるので、フランス本国の他は日本で好まれます。
が、すき焼きに合わせられません。
そもそも、すき焼きにワインを合わせる方法には、以下のやり方があります。
・ワインをやめて日本酒にする(笑)日本酒は糖が多くて酸が少ないですから、何も努力しなくても普通に合うと思います。
・卵に漬けるのをやめる。ワインは卵に合いませんからねえ。ただし、この場合熱くて食べづらいという問題が起こります。
・割り下にワインを混ぜる。これは有効です。ただし一緒に鍋を囲む人が、その味を好まない場合にトラブルになると思います(笑)
・卵にヨーグルトを混ぜる。これは私の推奨している方法です。食材の温度を下げることが出来て、その味の好まない人とトラブルになることはないです。味の変化も、皆さんが想像しているほど酸っぱくはないですよ。「味の対比効果」により、すき焼きの甘辛旨がヨーグルトの酸味を相殺するからです。
ヨーグルトに入っている乳酸を好まない人は世間に一定数おいでですが、ワインにも乳酸は入っていますから、この際問題になりません。ワイン好きが乳酸を嫌いなはずがないからです。お勧めしておきます。
ただしマロラクティック発酵していないワインには、この効果はないですので、ご注意下さい。マロラクティック発酵でワインの中にできた乳酸とヨーグルトの乳酸がつながるから合うというのが、この話しの理屈です。
赤ワインの多くはマロラクティック発酵させてありますが、ボジョレ・ヌーボーはさせてないので合いません。
このように、ヌーボーは、どうしても、すき焼きに合いません。
ただ今はヌーボーの時季ですが、ヌーボーは他の料理とお楽しみください。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.285本目の投稿でした。