ご指導

緊急事態について百貨店業界が「面従腹背」に転じたと報道されていました。

原則は「休業」でありながら、美術品・宝飾品以外は皆「生活必需品」だとして営業範囲を限りなく拡大しているそうな。

ゴールデンウィークの間、要請対象外となった有名ブランドの路面店や家電量販店などが営業を続け、買い物客でにぎわっていたのを見て、百貨店の方々は「正直ものが馬鹿をみる」と感じてしまったとか。

この傾向、私は飲食店ですが、身に覚えがあります。

この際だから申しますが、日本の行政のご指導って、協力的な会社にばかり行使される傾向があります。

協力的な会社には熱心に指導しますが、非協力的な会社は、ほぼ放置。

非協力会社が何か事故や不祥事を起こしたり、あるいは一般からの通報があれば指導しますが、それ以外は、放置の一手です。

では、協力的な会社に良いことがあるかと言うと、たまに表彰されるくらい。

特定の役所がそうだというわけではなく、どの役所もそうです。

そうした日本の行政のノリが遺憾なく発揮されたのが、今回の休業要請だと思います。

あー、言っちゃった。

ウチはそんなことない!

という公務員さんからの抗議をお待ちしております。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.102本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)