路上飲食

「食べ歩き」

という言葉の意味が変わってしまっていて、戸惑っています。

GWに観光地に繰り出した人達に、テレビがインタビューしていましたが、

食べ歩きをしに浅草に来ました♡

と言っている人が多くいました。

が、

それは、路上飲食の意味ですから、「食べ歩き」ではなく、「歩き食い」ですよね。

獅子文六には『私の食べ歩き』という本がありますが、路上で飲食する話しではないですよね。

池波正太郎には『散歩のとき何か食べたくなって』という本がありますが、池波は散歩のとき何か食べたくなっても路上で飲食はしませんよね。店に入ります。

いまはコロナの最中ですが屋外なら飲食しても良いだろうと歩き食いをする人達を多くみかけます。

鎌倉市は歩き食い禁止条例を作って必死に止めさせようとしていますが、抵抗虚しい感じです。私も歩き食い批判は、そろそろ諦めようかという気分になりつつあります。

せめて文豪たちが書いてきた「食べ歩き」と、コロナ禍の「歩き食い」は区別しようよ!というのが、今の願いです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.090本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)