豚一殿

大河ドラマ「青天を衝け」で、これまで別々に描かれていた渋沢栄一と一橋慶喜とに、ようやくつながりが出来ることになるようです。ここまで結構時間かかりましたね。

渋沢が世に出たのは、なんと言っても慶喜に仕えたからですが、そういうことに詳しい方は他に大勢いるので、ここで書くのは止めておきます。

私が気になっているのは、慶喜が肉を食べるシーンがあるか?

ですね。

慶喜が肉を食べていたことは事実で、それもコソコソという感じではなく、当時から「豚一殿」というアダ名がつく位、知られたことであったようです。

慶喜の父・水戸斉昭も肉食家で、井伊直弼に牛肉を贈って欲しいと手紙を書いているくらいですから、慶喜にとっては何かひどく新しいことをやったという意識はなかったろうと想像されます。

そもそも徳川家は、禁欲的な家ではないです。

家康の頃から盛大に狩をしていて、鹿などの獲物を皇室に献上したり、町民に下げ与えることもありました。町民はありがたく食べていました。

慶喜は、将軍としても在職期間はわずか1年ほどでしたが、その後1913年まで生きて、歴代で最も長生きした将軍になりました。

きっと豚の効能だろうと私は思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.097本目の投稿でした。

Filed under: 憧れの明治時代,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)