名産ブランド なぜピンチ?

ネットを検索していて旧知のすき焼き屋さんを発見しました。コロナ禍の最中ですが、毎日「すき焼き」検索は続けているのです。
で、見つけたすき焼き屋さんというのは、「山平屋」さんという墨田区のすき焼き屋さんで、近江牛を中心に頑張っておられます。
「名産ブランド なぜピンチ? コロナが生んだ苦境」
という記事の中で出てきました。記事によりますと近江牛は、
「取引価格が下落。2019年のこの時期は、1kgあたり3,000円を超えていたが、2020年は大きく下回っている。5月中旬には、2,000円を下回ることも。徐々に回復してきているが、それでも例年を大きく下回ったまま。」
「山平屋・樋口潤専務取締役「だいたい3割ぐらいは、一番高かった時期に比べて下がっていますね。大手の飲食店さんとかが自粛で営業短縮とかされていたので、相場が下がったのかなと思います」
「こちらでは、卸売り・小売り・飲食業をやっているが、外出自粛でステイホームが続いたことから、小売りの売り上げは好調だったという。しかし、卸売りや飲食業に関しては、大きく低迷したまま。先行きが見通せない状態が続いている。」
この記者さんは、名産ブランドがピンチになった理由として、売り先が飲食業に偏ったのでピンチになったと分析しているのです。その中で、「山平屋」さんは小売り、つまり肉屋もやっていたので、そちらは好調というわけです。
が、普通の街の肉屋さんにとっては、単価の高いブランド肉を普段から売るのは簡単ではありません。
ブランド肉=高級飲食店
輸入肉=スーパー
という二極化の構図を出来てしまった中でコロナが来たので、ダメージがブランド肉に行ってしまったということです。
「山平屋」さんが小売りで売れているのは、近江との長年の関係の中で成り立つ話しだよなあと思いながら拝読しました。

追伸、
肉の売場で実施している医療関係者応援割引は、これまで「5月31日まで」と申しておりましたが、まだ病床が空き切っていないことから、6月15日まで続けます。ゆるりとご利用下さいませ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.752本目の投稿でした。引き続きご愛読を。

Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)