料亭のような鮨店

大森海岸の「松乃鮨」さんを訪ねました。ここは料亭のような鮨店です。
「松乃鮨」さんは、明治43年(1910年)に東京の芝で屋台の鮨屋としてスタート、昭和11年(1936年)に大森海岸に移ってきました。
当時の大森は花街として繁栄していて、大きな料亭が立ち並び、芸者衆も400名以上在籍していたと言います。「松乃鮨」さんも繁盛して、数奇屋造り二階建ての店を建てたそうな。
その後火事に遭ってしまいますが、往時の雰囲気を残して再建を果たして、今日に至っています。で、「料亭のような鮨店」なのです。
今も大森には何人かの芸者衆が活動していて、もちろん「松乃鮨」さんに呼べるのですが、私が訪ねした日は、踊りの会ではなく落語の会でした。
「鶴齢」の青木酒造さんが、今勢いのある春風亭一之輔師匠をお招きし、鮨をツマミに飲みながら気楽に落語を楽しもうという会でした。
美味しく、楽しい会でした。お誘いありがとうございました。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.025日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

がいなもん

旧知の歴史小説家・河治和香先生が新作を発表されました。
和香先生は、これまで「有名」とまでは言えないが、ユニークな歴史上の人物を小説にして来て、以前「駒形どぜう」さんの三代目越後屋助七を主人公にした小説『どぜう屋助七』を書かれたことがありました。(ちなみに当代は七代目)
その『どぜう屋助七』の中で、「ちんや」の先祖を登場させていただいたことをキッカケに、弊店へもお越しいただいたりしています。
さて、その和香先生の今回作は、
『がいなもん 松浦武四郎一代』。
江戸後期から明治にかけて北海道を六度探検し、北海道の名付け親になったとされる松浦武四郎(1818~88年)の生涯を描いた作品です。
「がいなもん」は武四郎の出身地・松阪の方言で「途方もない、とんでもない」という意味だそうです。松阪から探検家が出たというのは、一見意外な気もしますが、松阪は以前は牛の街ではなく、伊勢商人の街でしたから、視野の広い人が多かったと言えるかもしれません。
皆様、是非ご購読を。

『がいなもん 松浦武四郎一代』(小学館)
ISBN-10: 4093865108
ISBN-13: 978-4093865104

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.024日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

来年の予約

来年6月のご予約を頂戴しました。
浅草の祭りは5月半ばなので、それに関連する会合は6月に多いです。
で、その会合が終わった後で、
来年も、第一の〇曜日で。
となるのです。
在り難く承りまして、予約帳に書こうとして、
!!
来年は、もう平成じゃ、ないんだよね。
今まで元号で書いてきたけど、2019年と書くしかないか、な。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.023日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

1周年記念酒

磯蔵酒造さんが浅草2丁目にオープンさせた日本酒文化専門店「あなぐら」が開店1周年だということで、「1周年記念酒」を売っていたので、買ってみました。
記念酒は、酒造好適米「愛山」を使った、冷酒用のお酒と言います。
購入しまして、「冷酒用」だということでしたので、燗をつけて飲んでみました(笑)
だって、指定通り飲んだら、「おいしいね」だけで終わってしまい、そのお酒の特徴がつかめないですから。
さて燗をつけますと、冷やした時より、酸味・旨味が多いことに気づきます。なんか、養分が多い感じ。「スッキリ」を好む人は、こういうお酒を嫌うかもしれません。
ボトルをしげしげと見ますと、精米歩合は60%でした。「愛山」はかつては「山田錦」に並ぶと言われた酒造好適米なので、削り込めば「スッキリ」した吟醸酒が造れるのですが、あえてそれをやっていないようです。磯さんらしいなあ。
度数は16度。少々高めですね。しかしアル添はしていなくて、加水もしていないそうな。
つまり、これはどういうことかと申しますと、醗酵させて行って16度に成ったところで止めているのです。
普通の日本酒は18-19度まで醗酵を進めてアルコールをたくさん作り、それでは強過ぎるので加水するのです。これで薄い酒=「スッキリ」した酒が出来ます。養分が醗酵によりアルコールに変わっているところへ、加水までするので、当然「スッキリ」に成るのです。
記念酒は、その真逆です。
米に由来する色んなものが混在していて、複雑でどっしり。
これを燗つけすると飲み辛くなってしまうので、「冷酒用」なのです。冷やせば酸味・旨味も、スーっと入ってしまいますからね。
それにしても、あえて貴重な酒造好適米で、飲み易くない酒を造るとは、まったく酔狂です。
あ、酒は飲んで「酔狂」に成るもので、造る時はシラフか。どういう状態で造るのかなあ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.022日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

東京発のおいしい豚肉

「すきや連」で旧知の植村光一郎さんが、
『東京発のおいしい豚肉』という御本を出されました。(ISBN978-4-904733-06-6)
植村さんと言えば、最近は和牛の輸出でも知られていますが、やはり何と言っても、TOKYO―X豚の開発が有名です。この御本は、TOKYO―Xが誕生してから有名になるまでの苦労ものがたりと言うことが出来ます。
さてTOKYO―Xは、1997年に東京都の畜産試験場が開発し、高級豚肉の先駆けとなった品種です。
その美味しさを知った植村さんは、経済効率ばかりを追求してきた、それまでの豚肉業界を転換しようとします。
TOKYO Xの生産やブランド管理は、豚さんの健康に配慮し、肉のおいしさと安全性にこだわることにして、 それを支える「4つの理念」を発表します。それが「安全性(Safety)」 「生命力学(Biotics)」 「動物福祉(Animal Welfare)」 「品質(Quality)」 です。この理念に基づき、TOKYO X は育てられているのです。
Safety 安全、だから安心です
豚の健康状態を良好に保ち、病気への感染を防ぐよう努めています。 肥育期間は抗生物質を含まない指定飼料を使っています。
Biotics 本来の生命の力を活かします
指定飼料はポストハーベストフリー、つまり収穫後に農薬を使用しないで、遺伝子組み換えを行っていないトウモロコシや大豆を採用しています。
Animal Welfare 快適な飼育環境の中で育てます
動物本来の生理機能に沿った飼育管理を行い、より健康な豚に育つよう心がけています。ゆったりとしたスペースと充分な換気、採光を保った豚舎で育てています。
Quality 3品種の交雑による新しい品種です
脂肪の質と味が良い北京黒豚、筋繊維が細かく肉質が良いバークシャー、脂肪交雑が入るデュロックの3品種から、それぞれの良いところを取り込んで改良しました。
・・・この開発とブランデイングが行われたのは、1997年から。つまり景気が非常に悪かった頃です。そんな中でいくたのご苦労があったことが、この御本で分かります。当時スーパーのバイヤーは日々の売り上げを作ることに疲弊していて、その上の役職者に巡り合えて、ようやっと商談が進んだと聞きます。
そして、逆に、厳しい環境だったからこそ関係者が鍛えられたとも言えます。今やTOKYO―Xアソシエーションという立派な組織が出来ています。
不景気は、しっかりしたブランドを創り、
バブル景気は、いい加減なブランドを創る、
という一つの事例と言うこともできると思います。
植村さん、出版お芽出とうございました。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.021日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

楽器のある店

大阪道頓堀「はり重」さんでの「すきや連」の後、二次会は曽根崎新地の「KENZO」さんにお世話になりました。「はり重」の御主人の推薦のお店ですから、ミナミかと思いきや、キタでした。
どんな店?と聞かれますと、上手く一言で表現できません。
所謂「スナック」よりは高級感があります。北新地っぽい内装です。
では「クラブ」かと言うと、それも少し違いまして、女性陣が皆ミュージシャンです。歌、ピアノ、サックス、フルートまでいます。
山本リンダを激しく歌い踊る人もいました。踊り易いように、自分用のボードを床に敷くほどの熱の入れようでした。Bravo!
KENZOさん(兼三さん)ご本人も作詞・作曲・ギター演奏をなさり、客の御当地に合わせて演奏してくれるのが、すごいです。日頃各地を訪ねては作曲なさっているので、浅草を歌った自作まであるのです。
そう、この店の業態は「KENZO」としか言いようがないです。
宴もたけなわ、酔ってKENZOさんと語り合う内話題になったのは、東京でも新地でも、楽器の在る店が減ってきた、ということでした。たしかに、その通りですね。
今どきは国民共通で盛り上がる曲がありませんし、
それにピアノは場所を食うので、そこを座席にした方が儲かります。
結果、クラブとカラオケの中間の店が亡くなりつつあります。音楽の心得のある女性も接客するしかなくなっています。
明治150年、なんか、野暮になってきてますねえ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.020日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

あなぐらの一年

「あなぐら」1周年イベントに参加しました。
「窖(あなぐら)」は、笠間市の磯蔵酒造さんが浅草2丁目にオープンさせた日本酒文化専門店です。そのお店が開店1周年になったのです。
茨城県の酒蔵が浅草に新店と聞いただけで、インバウンド狙い・オリパラ狙いの出店なんだろ。どうせ、2021年には撤退するだろうさ!と思う方がおいでと思います。
が、違うのです。磯蔵の蔵主・磯貴太さんと浅草とのご縁は、弊ブログの2017年6月5日号に書きましたので、詳しくはそちらをご覧ください。
さて、その「あなぐら」が芽出たく1年となり、結構なことだと存じます。
このイベントの間、1周年と磯蔵酒造150年を記念した、冊子「一斗句!」(言っとく!)が配布されていました。
磯さんは、この冊子「言っとく!」の中で、自社の醸造方針「ライスイ」をハッキリと打ち出されました。「ライスイなお酒」の件は弊ブログの4月6日号に書きました通り、「適サシ肉」に実に似た考えでして、私は1周年よりも、この冊子が出たことの方を面白く思ったくらいでした。
皆さんも、是非お出かけ下さい。住所は東京都台東区浅草2-2-1 伝法院通り東 森田ビル1Fです。
酒粕とカレー粉を使った、新作スイーツもあります。
あ、この文を読んでも、なぜ浅草の酒の新店が「あなぐら」なのか、意味が分からなかったと思います。それは、まあ、行ってみての「お楽しみ」ということで。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.019日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 浅草インサイダー情報,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

第29回ー②

第29回「すきや連」を大阪市道頓堀の「はり重」さんにて開催しました。
今回も全国から60名ちかくのすき焼き関係者が終結して、大盛況でした。
「なにわ伝統野菜復活の会」難波りんご様の、なにわ野菜に関する卓話を拝聴した後、なにわ野菜の一つである「難波葱」を使ったすき焼きをいただきました。
「はり重」さん、ご参加いただいた皆さん、在り難うございました。
<以下↓は当日参加者の方が書いてくれた寄せ書きです。ご覧ください。数が多いので、昨日から二日に分けてUPしています(敬称略)>
・久しぶりの関西ではり重さんのすき焼きを味わうことができ感激しました。ありがとうございました。(荒井一樹)
・難波葱おいしかったです。(生が特に)ごちそうさまでした。(小金沢章文)
・なにわのすき焼きの代表はり重さんのすき焼き大変楽しみにまいりました。(相澤二郎)
・夢のはり重さんでのすき焼き美味でした。ごちそうさま。(中川晶成)
・葱も割り下も唐辛子もいろいろ。感動しました。(樋口潤)
・初大阪楽しく過ごせました。ありがとうございました。難波葱、下仁田葱に似て美味です。肉も美味でした。(島崎進)
・はり重さんのすき焼き、大阪もん、しっかり楽しませていただきました。(鳥山渉)
・はり重さんのすき焼き美味でした。葱もおいしかったです。(藤井紀美江)
・はり重さんのお肉のビックリです。素晴らしいサービスに感謝。浪速の伝統野菜は美味しいものがたくさんあるのですね。難波葱が九条葱の先祖と聞いてびっくりしました。大阪は美味しい街ですね。より好きになりました。(羽鳥裕子)
・割り下が薄味で肉を味わえました。葱もおいしかったです。旬の時にまた来たいです。私は今3つのすき焼きにチャレンジしています。①普通のすき焼き=5~6回に分けて焼く、たかない。②明治のすき焼き=角切りの肉、みそ味、野菜は葱だけ。③四日市のすき焼き=四日市の万古焼という土鍋を使う。地場の名産野菜を使う。四日市ならではの〆も考えてます。(赤塚直子)
・大阪のすき焼き最高。ごちそうさまでした。(細谷恵一)
・大阪みなみで頂く難波葱のすき焼きは美味でした。割り下が関東と違ってあっさりで良かったです。(藤森朗)
・大阪の夜、すき焼き。葱を初めて食べました。おいしい。(土橋孝多)
・水なすの甘さに思わず舌つづみ。すき焼きの味今日も美味しく(柴田伸太郎)
・なにわの伝統野菜とはり重さんのすき焼き美味でした。ありがとうございます。
(荒井亮一)
・黒毛和牛最高!なにわのすき焼き夢のような一時(吉澤直樹)
・難波の葱、水なす、はり重さんのすき焼き、大阪を堪能させていただきました。
(吉澤裕介)
・初体験の難波葱旨し!水なす、さんしょう、新しい関西の味、すき焼きと共にごちそうさまでした。(森大亮)
・薫風に交じる香りのはり重哉(署名無し)
・難波葱に水なす皆様お楽しみいただけたでしょうか?僕はとても楽しかったです!ありがとうございました。(藤本有吾)
<以上>
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.018日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: すきや連,すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

第29回

第29回「すきや連」を大阪市道頓堀の「はり重」さんにて開催しました。
今回も全国から60名ちかくのすき焼き関係者が終結して、大盛況でした。
「なにわ伝統野菜復活の会」難波りんご様の、なにわ野菜に関する卓話を拝聴した後、なにわ野菜の一つである「難波葱」を使ったすき焼きをいただきました。
「はり重」さん、ご参加いただいた皆さん、在り難うございました。
<以下↓は当日参加者の方が書いてくれた寄せ書きです。ご覧ください。数が多いので、二日に分けてUPします(敬称略)>
・浪花の味ははり重のすき焼きから(向笠千恵子)
・本日は有りがとうございます。(藤本稔)
・難波葱よろしくお願いします。(難波りんご)
・おいしい難波葱作ります(上田隆祥)
・はり重さんでいただく難波葱上田さんりんごさんとで幸せを感じる。(大竹道茂)
・あこがれの名店はり重さんのすき焼きを堪能させて頂きました。(松田多美)
・楽しい野菜の話を伺いこれからのすき焼きが楽しみです。(三澤茂計)
・楽しい時間と美味しい味をありがとう(中浦政克)
・難波葱おいしい!すき焼きに最高です。これからも手に入るかしら。(福谷美保子)
・難波葱に大阪の金ゴマもそえて(大植史朗)
・頑張って難波葱をつくります(四日克彦)
・浪花の味の幅広さ深さ、そしてすきやきすばらしい(加藤政義)
・30数年前から店の前を通るだけでしたが、初はり重さんに感激です。(上田健一郎)
・日本が誇るすき焼き文化いろいろ違いがおもしろい。(加藤英子)
・泉州水なす素晴らしい方々に食べていただきありがとうございます。(北野忠清)
・難波葱のすきやきが食べられる、すばらしい会ありがとうございます。(北野公美)
・いつもありがとうございます。(福本吉宗)
・大阪で葱と水なす!流石なにわと感じた夜です。(米増昭尚)
・古えの難波すき焼きの香りが蘇す。(植村光一郎)
・大阪在住の頃に何度かはり重さんでいただくすき焼きは大変なごちそうでした。30年ぶりに食し美味しくいただきました。ありがとうございました。(山下美希)
・このご縁を大切に今後の取材活動に活かしていきたいと思います。ありがとうございます。(藤木俊治)
・いつも良い勉強です。はり重さんのすき焼き幸せです。(和田政司)
・はり重さんのすき焼きと難波葱楽しみました。ありがとうございました。(西居基晴)
・すきや連素晴らしい!日本中からすき焼きを愛する人が大阪はり重さんに集結。美味しい楽しいひと時をありがとうございます。(荒井順子)
<続きは明日の弊ブログにて>
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.017日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: すきや連,すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

切腹最中

今年初の購入でした。
切腹最中。
新橋・新虎通りの「新正堂」さんの、お詫び用の菓子としてあまりに有名な最中ですね。
私は平均すると、年に2~3個買っていますが、今年は5月末が1個めなので、遅めのペースと言えるかもしれません。
もっとも「新虎通りの」という表現は「新正堂」(しんしょうどう)さんにとっては不本意かもです。そんな通りはごく最近出来たもので、このお店のある辺りは元々「新橋田村町」と言っていました。「田村町」と言ったのは田村右京太夫の屋敷跡を街屋にしたからです。
そして、その右京太夫の屋敷で浅野内匠頭が切腹させられたのが、元禄14年(1701年)のこと。
それで、切腹最中なのです。
このたびは大チョンボで誠に申し訳ありませんでした。切腹最中をお納め下さいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.016日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)