2018年6月13日
見込み生産
食品ロス削減に関わっておられる方のおっしゃることは、実に耳が痛いです。ご提言のかなりの部分は実行し難いと思ってしまうからです。
「ちんや」の飲食部門では、お客様から事前にご注文をうかがうか、あるいは店に見えてご注文をうかがってから用意しますが、肉の小売り部門は、見込み生産で、その見込みがどうしても外れます。
おそらくは見込みを止めない限り、ロス削減にはならないのですが、お客様の利便性を考えると見込み生産を止められません・・・
という話しをしていたら、知人が、
受注生産の弁当屋さんが、上野にありますよ!
と言います。
なんでも、それは肉屋さんが売っている弁当で、お昼時はいつも人だかりができるそうです。
お店の名前は、
「肉のタカオ」
松坂屋さんの向かいの三角地帯に在ります。そのメニューは、
ヒレカツ弁当
ロースカツ弁当
焼豚弁当などなど。
注文してから揚げ始めるので出来立てをいただけます。10分ほど待たされます。
真夏などは待つのがキツいと思いますが、並ぶ人が絶えないのだとか。
素晴らしいです。
受注生産でも成り立つのですねえ。
成り立つのであれば、挑戦する価値はあると思います。食品ロスを出して良いはずはありませんからね。
そもそも、会社は前年より成長しなければならないと思い込んでしまっているので、
→新商品を開発して、前年より大量に作る。
→見込みが外れて大量に廃棄する。
このサイクルから、いい加減、人類は脱出しないといけないと思います。根本的に。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.028日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。
Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)