もうやめにしよう
今年の2月は、日本の2つの不思議な食習慣に疑問の声があがった月でした。
まずは恵方巻。
兵庫県姫路市のスーパー・ヤマダストアーさんが恵方巻の大量廃棄について、
「もうやめにしよう」と書き話題になりました。曰く、
「成長しなきゃ企業じゃない。けど、何か最近違和感を感じます」
まったく、たしかにこのところの恵方巻商戦の加熱ぶりは馬鹿馬鹿しいの一語でした。ごもっともと思います。
この件は、書くと長くなるので、明日にします。
次にバレンタインデー。
ゴディバさんが「日本は、義理チョコやめよう」と言って話題になりました。その真意は、
「まず、私たちが大切にしたかったのは、バレンタインデーの主役は、『もらうひと』ではなく、『あげるひと』ではないか、ということです。義理チョコをあげるのが楽しいと考える人、ご挨拶として知り合いの方に配る、それが自分にとっても楽しい、と考えている方には、今後ともぜひ続けていただきたいですし、そのような方のための商品開発は続けていきたいと考えます」
義理チョコであっても、あげるのが楽しいと思えるのなら、義理チョコではないということなんでしょうかね。まあ、分かりますけど、分かり易くはないかな。
たしかに最近のチョコ事情は義理チョコを超えて義務チョコと言った方が良いくらいでしたから、そうした義務チョコへ批判が高まり、それがバレンタインデーそのものに波及するのを、ゴディバさんは警戒しているのだろうと想像します。
なんか、一つのことが流行り出すと、皆が参入してきて、集団で暴走してしまうのって、つくづく日本だなあと思います。それを冷ます人は偉いです。
ところで、相次ぐ、「やめます宣言」、どうも浅草の誰か似ているような・・・
追伸
インターネットのぐるめ情報サイト「途中めし」にお採り上げいただきました。文は『孤独のグルメ』で有名な久住昌之先生です。ありがとうございました。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.907日連続更新を達成しました。すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。