店主敬白~値上げのお知らせ

謹んで申し上げます。

誠に勝手ながら、一度だけの値上げをさせていただきます。

11月10日(月曜)よりメニュー価格の改定をさせていただきます。

お座敷(個室・大広間)と「ちんや亭」の値上げは、この一回のみです。

2014年4月の消費税増税時には値上げいたしませんでした。また2015年(平成27年)10月に値上げは行いません。

一方、料理内容は一層充実させて参ります。

特に牛の選び方を今まで以上に吟味し、味わい深く、脂とけの良い牛すなわち旨くてモタレない牛を選びます。

またザクやコース料理のアイテムには、繊維質や消化酵素のある品を導入するなど、より現代風に改めて、ご満足度を高めて参ります。

もちろん、11月9日までに予約をなさった方々は、旧価格をご覧になった上で予約をなさった方々ですので、

旧価格(=このメニューブックに掲載されている価格)で提供させていただきます。

ご安心下さいませ。

(ただし、飲料とお食事のみは新価格にて提供させていただきます。ご容赦下さいませ。)

 

何卒ご了承賜りたく、お願い申し上げます。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.715日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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同じ味②

(この話しは昨日から続いています)

さて、すき焼きが一番旨いのが現代である理由は、遺伝子レベルで牛を把握しているからです。

なんの遺伝子かと申しますと、例えば、脂肪に関わる遺伝子です。

牛の脂には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があるというのは、昨日話しましたが、牛肉の風味や食感は、この内の不飽和脂肪酸の含有量が多いほど良いことが知られています。

オレイン酸に代表される不飽和脂肪酸は融点が低くて良く融(と)ける為、胃モタレすることがなく、またその融けた脂に味や旨み成分が溶(と)け込むので、食べた時に全体の味がマイルドになります。

「ちんや」さんの脂は甘いねえ、と良く言われるのは、これです。

その不飽和脂肪酸を、牛は体内で、飽和脂肪酸を不飽和脂肪酸に造り換えることで合成していますが、実際その合成にかかわるのは酵素の一種です。その名を「ステアロイル-CoAデサチュラーゼ(SCD)」と申しますが、まあ、そういう名前は忘れましょう。

さてさて、ここからがスゴい所ですが、牛の遺伝子がどういう型であったら、SCDの働きが強いのか、現代の日本人は既に特定しているのです。

なんでも遺伝子の、878番目の塩基の違いによって、酵素の働き具合が違うんだそうですが、まあ、ここも忘れましょう。

とにかく、牛に旨い脂が付くのか・不味い脂が付くのか、遺伝子型で分かるのです。

これでも明治時代と同じ味ですか?

あまり言いたくない話しですが、現代に史上かつてなくマズいすき焼きも実は存在する理由についても、まったく同じ理由で説明がつきます。

味を良くする遺伝子ではなく、

・早く牛が増体する遺伝子

・早く霜降りが付く遺伝子

も特定されていますから、味を度外視して、そういう価値を追い求めれば、味はどんどんマズくなりますね。

これは、技術の使い方の違いの話しで、いずれにせよ、明治時代と同じ味ではありません。

だいだいですね、話しは多少飛躍しますが、伝統産業が、

・昔の仕事のコピーをしてしまってる。

・原点をすっかり忘れて時代に迎合し切っている。

の、どちらのケースでも伝統産業は滅びて、その国の個性は失われると思います。

報道関係者があの調子では、日本もやがて、世界にいくつも在る停滞した先進国の内の、単なる一個と成り下がりましょう。トホホですな。

まあ、彼らのことは忘れて、

当家歴代のすき焼きの中で、自分の代のすき焼きが一番旨いのだ!

と威張れるよう、頑張って行く他ないな・・・

・・・そんなことを思いながら、ある邦楽の演者の方と飲んでいたら、

私は、邦楽を現代の音楽として演りたいの!

と聞かされました。

おお、その意気や良し。

邦楽も、昔の仕事のコピーであっては面白くもなんともない筈です。

お互い頑張りましょう。それっ、

♪Let it go, let it go

Can’t hold it back anymore

Let it go, let it go

Turn away and slam the door♪

ん? これは毛唐の歌だったか、間違えた。

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同じ味①

雑誌やテレビの取材を受けてウンザリすることあります。

彼らは笑顔で、こう↓言って来ます。

御店の味は明治時代と変わらないんですよね?!

戦争中に、ご先祖様がタレの甕を持って逃げたとか、そういう面白いエピソードはありませんか?!

彼らは「老舗」と言われる店に行く時は、どの店に行っても、この問答で全て済ませているのです。楽なもんです。

いやいや、いやいや、あのですね、

すき焼きは現代が一番旨いんですよ!

何故ならですね、少し長くなりますが、丁寧に説明しますとですね、

牛の脂には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類がありまして、一方は美味くてもう一方は旨くないんですが、

その違いは分子の結合の仕方の違いでして・・・

と、こちらの話しは未だ序の口なのですが、ADさんの顔から一気に生気が消え失せて、どんよりした顔に成っています。

味は明治時代と変わらない、そう言って欲しいのは知っています。それなら編集が簡単ですからね。私も協力したくないわけではないんです。

実際、私も自分に自信のない時代は、味は変わらないんですよね?!

と聞かれて「は・・い・・」と答えていました。

結果、「ガンコに変えない若旦那」などというコピーの横に、私のひきつった笑顔が掲載されたりしました。

しかしですね、技術も世相も違うのに、味が同じなわけはなく、すき焼きが一番旨いのは現代です。本当です。

その理由を、ADちゃんは聞くのをメンド臭がりますし、私も彼らと話すのがウンザリなのですが、弊ブログの読者さんは多少長い説明でも読んでいただけると存じますので、今日は、この際、説明してみようかと思います。

さて、すき焼きが一番旨いのが現代である理由は、遺伝子レベルで牛を把握しているからです。

なんの遺伝子かと申しますと、例えば、脂肪に関わる遺伝子です。

牛の脂には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があるというのは、さっき話しましたが、牛肉の風味や食感は、この内の不飽和脂肪酸の含有量が多いほど良いことが知られています。

オレイン酸に代表される不飽和脂肪酸は融点が低くて良く融(と)ける為、胃モタレすることがなく、またその融けた脂に味や旨み成分が溶(と)け込むので、食べた時に全体の味がマイルドになります。

「ちんや」さんの脂は甘いねえ、と良く言われるのは、これです。

ここまでダイジョーブですか?

次行きますよ・・・

・・・どうも、この話しはやはり長いので、二日に分けますね。続きは明日の弊ブログにて。

 

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毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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校正は辛いよ

校正は辛いですね。特に数字の校正は。

最近はメールでPDFの画像を送って、それを校正とかいうことが多く、パソコンを見つめる時間が永くなっています。

まったく、嫁の顔の何倍パソコンを凝視していることでしょう。目が疲れます。

PDFを刷り出せば、相手は紙ですから少し楽ですが、紙とインクがもったいないですからね、結局そうせずにパソコンを凝視していると、頭の芯から疲れます。

しかも営業中の校正ですからね、色んな邪魔が入ります。

ここは作家先生の校正と大きく違うところです。

集中したいのなら、早く出て来るか、閉店後居残るか、定休日に出て来るか、その三つに一つです。

早く出て来て校正をしていると、スタッフが出て来て私に気づき、挨拶してきます。

きー!

いま校正してのに。

と言いたいですが、彼女に悪気はないので言えません。

結局薬局定休日にやるしかなくなります。

トホホです。

 

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ハロウィンじゃないか!

ハロウィンで仮装するのは子供じゃなかったんですかね?!

ハロウィンとは、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習のことだと思っていました。

もちろん、どの国にも原点を忘れがちな人はいるもので、アメリカなどでは大人の仮装呑み会に成ってしまっていることは、私も知ってます。

しかしですよ、今年の日本の「ハロウィン」みたいに、公共の路上で馬鹿騒ぎはしないと思いますよ。

10/31の夜、渋谷には多数の仮装者が集まったため混乱状態となり、警察は機動隊まで出動させて、総勢200人体制で警戒に当たったそうです。

それでも逮捕者が2名出たり、多くのゴミが捨てられていったりと、実に嘆かわしい事態だったと聞きます。

そもそも、あの状態って、「ハロウィン」なんでしょうか?

ワールドカップの時も思いましたが、渋谷の騒ぎって、本気でハロウィンを祝ったり、サッカーを応援したりはしてませんよね。

あの騒ぎ、私には「ええじゃないか!」にしか見えません。

そう、江戸時代末期の慶応3年(1867年)8月から12月にかけて、近畿、東海地方などで発生した騒動のことです。

当時まず「天から神符が降ってくる。これは慶事の前触れだ」という噂が広まり、それに反応した民衆が仮装するなどした上、「ええじゃないか!」を連呼しながら町々を巡って、熱狂的に踊り狂ったそうです。

この騒ぎは8月下旬に始まり、12月9日王政復古発令の日にはピタリと止んだそうです。

それで、この「御札降り」は討幕派の謀略だったのではないかと疑った人もいたそうです。(福地源一郎の懐往事談の記述)

そう言われてみれば、渋谷の「ハロウィンじゃないか!」も、日本国を停滞したままにしておきたい国際金融資本の謀略のような気が・・・

しない・・か・流石に。

謀略はともあれ、盛り上がりや騒ぎやは、何かにかこつけるのではなく、自分で興して欲しいよね、と私は思います。バブル時代みたいに。

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特異日

今年も「文化の日」は晴れでした。

11/3が「晴れの特異日」であることはだいぶ以前から知られていたようで、その証拠に「天長節日和」という言葉が在ったそうです。

以前から特異日が知られていたのは不自然なことではなく、これに関する研究は1920年代にドイツの気象学者アウグスト・シュマウスによって既に行われていたとかです。

へええですね。

特異日発生の原因については諸説あって、そのそれぞれが、色々な特異日のことを部分的に説明することはできるらしいですが、結局特異日をすべて包括して説明するのが難しいとかで、要するに分からないようです。ですので、弊ブログではパスしますね。

ここで、一応日本(主に東京)の特異日一覧をコピぺーしてみます。このブログの読者には、料理屋を経営している方も多いのですのでね・・・

1月16日 – 晴れの特異日

3月14日 – 晴れの特異日

3月30日 – 雨の特異日

4月6日 – 花冷えの特異日

6月1日 – 晴れの特異日

6月28日 – 雨の特異日。東京では53%の確率で雨が降る。

7月17日 – 雨の特異日

8月18日 – 猛暑の特異日

9月12日 – 雨の特異日

9月17日 – 台風襲来の特異日。統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。

9月26日 – 台風襲来の特異日。統計上、台風が日本列島に上陸する回数が多い。

11月3日 – 晴れの特異日

うーん、最近は10月に台風が多いような気がしますけどねえ。今年も2回も土日当たってくれて、おかげで10月に業績にひびきました。

3月30日って、そんなに雨が降りましたっけねえ。

結局薬局良く分かりません。

天気には勝てない、ということで、トホホです。

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締め切りました~すき焼き川柳コンクール

今年も「すき焼き川柳コンクール」を募集しました。10/31で投句を締切にさせていただきました。

投句していただいた川柳の中から、優秀句を選んで、その川柳を「ちんや」の包装紙に刷り込む予定です。

単にコンクールをするだけでなく、それを「ちんや」の営業に使うのが、肝なわけですね。

去年版は、去年の今頃募集して、今年の三社祭の日にデビューさせましたが、今年も同じ日程で募集し、2015年版の包装紙に登場させるつもりです。

優秀句は、このブログの11/11号に発表しますので、お楽しみに。

 

<以下は現在までにいただいた川柳の一部です>

牛鍋に心引かれてちんやまで

すきっ腹鼻ひくつかせちんや飯

開化絵と肉のもてなしちんやよし

同窓会 偶然誘われ すき焼きグー

記念日に 「ちんや」のすき焼 牛っと喰う

「おいしいね!」 互いに肉しか 見えていない

赤ちゃんも よだれをたらす 牛鍋に

記念日に ちょっと贅沢 すきやきを

鍋ひとつ 牛っとつまった この思い

すき焼きもちと 割り下心 つつきあい

割り下で 私を牛っと 抱きしめて

煮込まれて 良い味が出る 鍋と人

TPP ちんやの肉は 国産か

予約なく 来たが悪いか 待ちくたびれた

ちんやのね すきやきおいしい あさくさへ

雌牛も 妻もすっかり 熟成し

年の瀬に すき焼き囲む 笑顔かな

すき焼の 豆腐が旨い 歳となり

感激の 玉子と蕩ける 一口目

すき焼きで 良い子に戻る 反抗期

すき焼で 胃袋つかんで 彼ゲット

牛肉で 若さと元気 めざせ百才

ひ孫抱き ひいばばすき焼き 尚美味し

食欲に 勝てずすき焼き 気取りなし

遅すぎた 肉は何処どこ どこどこよ!

すき焼きの 香りが私の アロマテラピー

大家族 すき焼き囲み ヨーイドン

母の忌に すき焼囲み 泣き笑い

すき焼きの さいごの肉は 誰のくち

ちんやさん 肉で一番 名で二番

 

<これ以前の句は、このブログの10/25号に載せてございます>

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.709日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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ゴールイン

とても嬉しいことがありました。

以前、私が運営する「すき焼き思い出ストーリー」のサイトに投稿をして下さった方が、このたび結婚なさると聞きました。

そのストーリーは、こんな↓感じでした。

<初めての誕生日祝い。この先もずっと一緒に…。>

「私の彼氏は、実家暮らしの時、毎年お誕生日には、大好物のすき焼きを家族みんなで囲んでお祝いしてもらっていたと聞きました。

実家を離れて一人暮らしの長い彼に、私が選んだお店。

それは「ちんや」さんです。

付き合って間も無い彼に喜んでもらいたい、という気持ちで選んだお店です。

お電話で予約をとった際、彼がお誕生日、ということを一言伝えたら、当日、祝い酒を特別に用意して頂きました。

柔らかいお肉に甘めの割り下、そして、心温まる接客に感動しました。

もちろん、彼もとても喜んでいました。

今年も、冬の寒い時期に、心も身体も温まる「ちんや」さんで彼のお誕生日をお祝いしたいと思っています。

来年も、再来年も、この先もずっと一緒に…。」

・・・それから1年半。このたび目出度く結婚なさるそうで、その披露パーテイーの景品に、弊店の食事券を使って下さるとか。

嬉しいことです。

どうぞ、お幸せに。

なお、その他の「すき焼き思い出ストーリー」は、こちらからご覧になれます。40話ほどございます。

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料理の説明

ある食事会に出席しましたら、最初に料理長が料理の説明をなさると言います。

何を話すのだろうと聞いていますと、

魚は、どこそこ県の産です。

牛は、あちこち県の産です。

野菜は、やれそれ県の産です。

お米は、こりゃこりゃ県の産です。

果物あら、えっさっさー

・・・ということで、産地を言っただけでした。

産地は品書きに書いてあるのに。

私は料理人として、どういう苦心や工夫があったのかを聞きたかったのに、産地だけですか。

でも、これって珍しくはないことです。

料理の説明って、説明をする側も、される側も産地を確認して、それでお互い用が済んだ気になっていることが多いです。実に多いです、そういう展開が。

しかしですよ、それで本当にお互い合点してるんでしょうか。

分かった気に成っただけなんではないでしょうか。

その産地の肉は、他の産地と、どこがどう違うんですか?!

なんで、その産地だと、そういう肉に成るんですか?

その地方の牛は全員そういう肉なんですか?!

その地方の牛はいつもそういう肉なんですか?!

要するに、その肉は、Do-You(どういう)肉なんですか?!

・・・産地だけで肉を語れるわけはないんです。

たしかに各県の畜産試験場はそれぞれに「改良方針」を持って交配を進め、精子を配給したりしていますが、その精子を買わずに独自の路線を歩む生産者の方もいます。

産地で統一なんてできません。

むしろ料理人として、その肉を目の前にした時どういう印象を持ったのか、

その肉を美味しくするために、どういう苦心や工夫があったのか、

それを言えば良いのにと思います。

あら、えっさっさー

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日本のごちそう すき焼き

今月、「すき焼き大全」とも申すべき新刊本が出ます。

タイトルは『日本のごちそう すき焼き』。

11月19日平凡社より刊行されます。

是非ともお買い上げいただきたく、ご案内申し上げます。

この本は、

食文化研究家の向笠千恵子先生が、すき焼きという面白き食べ物について語り尽くした7章と、

全国の、有志のすき焼き店主31人が、自店のすき焼き自慢を3ページずつ書いた部分の二部で構成された本で、

この十年の「すきや連」活動の集大成とも言える本です。私も勿論執筆に加わっています。

読めば、まずすき焼きの薀蓄が豊富に手に入りますが、おカタいばかりの内容ではなく、

全国のすき焼き店を多数のカラー写真を使ってガイドしてあり、実用本の要素も取り入れております。

31人のすき焼き店主は、私が一人ずつ口説いて回り、今回の刊行事業に参加してもらいました。

「すきや連」活動を続けてきたおかげで、それが可能となりました。

ですので、この本は私と「すきや連」の、この十年間の日々そのものです。

料理屋という職業は、あまり形になる物を遺しにくい職業ですが、今回私はこの本という宝物に恵まれました。本当にラッキーだと感じております。

11月19日に刊行されますので、是非是非お求めください。

 

A5版 224ページ(カラー112ページ)

ISBN9784582836752

定価税込1.944円

弊店の店頭でも販売しますし、こちらからでもネットで購入できます。

 

是非。

 

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