大洗へ

 「大洗ホテル」さんに予約を入れました。

 8/29から9/1まで、弊店はお休みをいただきますが、その間に2泊の予定で行ってまいります。

 実は「大洗ホテル」を経営されているTさんは、「すきや連」の常連メンバーなので、たびたびお目にかかっておりまして、しかし、それなのにまだホテルをお訪ねしたことがなく、「いずれ行こう」と思っている内に、3.11の大震災を迎えてしまいました。

 茨城県中部の大洗にも津波が来て、「大洗ホテル」さんの館内へ、漁船がつっこんだ、という話しを聞いた時には、本当に驚きました。私が個人的に存じ上げている、交友の範囲では、最大の被害が、ここでした。

 以来五ヶ月、船がつっこんだ所は復旧し、営業を既に再開されています。意外の速さでしたね。

 ただ津波被害は復旧したものの、原発の風評被害は続いている模様です。大洗は、茨城県中部で水戸の近くですから、毎日公表されている、放射線量のデータでも、心配な数値とは思えませんが、わざわざ、この方向へ好き好んで観光に行く人は、多くないのかもしれません。

 でも、ここにはいますよ。好き好んで観光に行く者が。

 だいたい、混んでいる所が嫌いですので、空いている、と聞くと行きたくなります。それに、波の音が聞こえる所に立っている宿が、世の中で一番安眠できるような気がして好きです。「大洗ホテル」は、そういう立地なので、津波の被害にも遭ってしまったのです。

 食べ物のことだけを考えたら、鮟鱇が食べられる冬の方が良いのかもしれません。

 でも、今年の夏は、いろいろなことがあって、結構バテてしまったので、眠れる所に行きたくなりました。

 津波がまた来ても平気ですよ。あの3.11の時ですら、上層階はやられていませんから。

 いざ、大洗。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

 地下1階カウンターレストラン「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の、霜降り肉すき焼きを召し上がれるようにしました。

 「旨い肉を食べたいが、記念日でもないし、座敷に上がるのは億劫だ」というお客様、あるいは御一人様のお客様、是非ご利用を。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて540連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

Filed under: すきや連 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)