御一人様

 8月から地下1階カジュアル・レストラン「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の、霜降り肉すき焼きを召し上がれるようにしました。

 「旨い肉を食べたいが、記念日でもないし、座敷に上がるのは億劫だ」という御客様、あるいは御一人様のお客様に、是非ご利用いただきたいと思います。

 今回の変更で「ちんや亭」の、最高単価と最安単価の開きは6.67倍になりました。最安単価のハンバーグ定食が@1.200円と安いからです。すき焼き「ちんや」の開きが4.28倍なのに対して、少し大きいです。

 価格の開きが大きいのはあまり良いことではありません。

 だいたい、飲食店というのは、料理だけを食べさせる所ではなく、風情のある空間や、そこを利用できる時間も、やはり商品です。それは三位一体のものです。だから、安い単価の料理を提供する空間で、高い単価のものを提供すると、そのバランスを崩します。あまり良くありません。

 にもかかわらず、そのような変更をした理由ですが、

・御一人様が増えた。

ということがあります。

 その理由は不明ですが・・・

・高齢まで生きる内に、お連れ合いをなくす方が増えた。

・不景気ムードで、人様を飲み食いに誘いにくい。

といったところでしょう。

 そうした御事情の方にも、お入り頂きやすい様に、してまいりたいと思います。

 ちんや座敷でも御一人様をお受けしていますが、やはりカウンター席の、「ちんや亭」の方が入りやすいのは事実です。そうした次第で、「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の肉の、すき焼きを召し上がれるようにしました。

 サービスは、「ちんや」の仲居が毎日「ちんや亭」へ交代で出張して担当します。

 なお、肉は同等ですが、メニューの詳細は少し違います。「ちんや亭」は昼だけ営業する、カウンター席だけの店ですので、すき焼きにもれなく、ごはん・みそわんが付きます。一方、「ちんや」は、お酒を召し上がる方も多いので、ごはん・みそわんは別売りで、代わりに先付けが付いています。

 どうぞ、状況により使いわけていただければ幸いです。

 

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③

 川柳で日本の食卓に笑顔を!

「すき焼き川柳onツイッター」コンクール、略して「すきせん」の、投句受付をしています。

 応募要領は、こちらです⇒http://www.sukiomo.com/

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて521連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)