大事故
中国版新幹線で大事故がおきましたね。
皆さんは、あの事故をどうご覧になりましたでしょうか。
「原因究明が出来ないまま、運転を再開するとは、人命軽視だ!」
「事故車両を埋めるとは信じられない!野蛮だ!」
・・・私もそう思います。でも、今私が考えているのは、事故対応のことではなくて、事故そのもののことです。
今回私は「ノウハウを売り買いするのは、やはり難しい」そう思いました。
中国版新幹線には、日本の他、フランス・ドイツ・カナダが技術提供をしていました。それぞれが世界最新の技術だったそうです。しかし最新の技術だったにも関わらず、事故は起きました。
聞けば、運転手のマニュアルは670ページもあって、しかも技術に詳しくない人間が翻訳したので、ちんぷん・カンプンなのだそうです。この調子ではマニュアル=ノウハウが出来上がってきた背景にある、技術の歴史や安全思想を、心底から習得できるわけがありません。
しかも、それをごく短期間で習得させていたそうです。訓練期間が10日間という、冗談のような話しも報道されています。恐ろしいですね。
でも、恐ろしいのは中国だけではないですよ。
「有名シェフの味を再現」「有名店の味を再現」とかいう食品=缶詰やレトルトを、コンビニとかで見つけませんか。
冷静にお考えいただきたいのですが・・・
・レシピやマニュアルを渡しただけで、味を再現できますか。
・その缶詰とかレトルトを造る作業員の人は、「有名シェフ」の下で何日間トレーニングを受けるんですか。10日ですかね、11日ですかね。
仮に11日だとして、その間に「有名シェフ」が、その味に辿り着くまでの苦心の日々をうかがい知ることができるんでしょうか。
「有名シェフ」その人が、腕をふるっている御店に足を運べば、レトルトとの違いが必ず分かるのですが、そうする人は多くないようです。
そう言えば福島第一原発も、当時のアメリカの技術を導入したものだったそうじゃないですか。それで予備電源が地下に在って⇒浸水⇒全電源喪失したそうです。「最も警戒すべき自然災害はハリケーン」⇒「だから予備電源は地下に置く」というアメリカの安全思想を、津波の国にもちこんだのが敗因でした。
当時工事に参加した日本人技術者の方は、この問題点を見落としたのか、あるいは、分かっていて異を唱えられなかったのでしょうか。戦争に負けましたからね。
中国を笑えないかもしれませんよ。
追伸①
弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。
追伸②
「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)
弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。
追伸③
川柳で日本の食卓に笑顔を!
「すき焼き川柳onツイッター」コンクール、略して「すきせん」の、投句受付をしています。
応募要領は、こちらです⇒http://www.sukiomo.com/
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