美容院

  美容院に行ってきました。

  先月行った時に今回の日どりを予約し、今回のカットが終わった後、今度は来月の日を予約して来ました。

  そういう習慣になったのは、実は、ごく最近のことです。

  それまではどうしていたか、と申しますと、某チェーン展開の、1.000円床屋に行っていました。1.000円床屋はもちろん、予約など取りませんから、行き当たりばったりで、自分に時間が出来た時に駆け込んでいました。

  なんで1.000円床屋に行っていたか、と申しますと、その前に行っていた床屋さんがリストラしたからです。

  リストラで、スタッフを減らしたので、カット台が空いているのに待たされます。先客が2人以上居る場合は、1時間以上待つこともありました。

  予約を取ってくれれば良いのに、そうしてはくれないので、時間がない私には、この待ち時間が苦痛で、結局1.000円床屋に行くようになってしまいました。

  1.000円床屋時代は、3年近く続いたと思いますが、イメージ・コンサルを三上敦子さんに頼んだ時に叱られました。

「ちんやの社長が1.000円床屋じゃダメに決まってます!美容院を紹介しますから!」

で、美容院に行くようになりましたが、行った時に気付く点が、1.000円の時とまったく違うので面白いです。

  1.000円は、いわゆる「コストをギリギリまで削った経営」で、そういうのがマスコミでモテ囃されたりすることがありますね。千円札以外の現金を受け取らない、という徹底ぶりが話題にもなりました。こういう手法に興味を持つ経営者の方も多いと思います。

  たしかに1.000円では、そういう気付きもありますが、「ちんや」の参考にはなりません。なぜって、「ちんや」が世間より高い肉を売る店だからです。

  一方、1.000円は世間より安いカットを売る店です。「安い」ということは、それ自体がマーケテイング上の武器・口コミ上の武器ですから、宣伝経費をかけずとも、売れていきます。

  また、カットの奥義について、人間の髪というものについて語れる店員を必要としません。下手に語ると、自分のところが手を抜いている点について語るハメに陥るので、むしろ語らない方が上策です。

  その逆が、世間より高い肉つまりは嗜好品を売る店でして、マーケテイングのあり方を考え、宣伝経費をかけ、肉の奥義について語れるスタッフを置かないといけません。だから、参考にならないのです。

  今回も、店に着くなり、担当のお姐さんが「暑い中ありがとうございます。」と迎えて下さいました。「ありがとう」に「暑い中」と一言付けることは、「ちんや」の連中にも、是非やってもらいたい、と思っていて、日頃しつこく言っています。

  その一言がないと、単なる売り子=買い手ですが、その一言を加えればと、その両者の関係性をより良いものに変えることも可能ですよね。マネさせたいです。

  それに、終わった後に次回の予約を入れる、という流れも、今のところ上手くいっています。この方法で「まあまあかな」と思っていたら、担当のお姐さんが、こんな情報を・・・

「1.200円美容院っていうのが出来たらしいんですよ!シャンプーは機械がするんですって!」

  き、機械がシャンプー!

  まあ、寿司も機械が握りますけどね・・・

  大丈夫なのか、ニッポン?

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

  BS―TBSの番組『関口宏の昭和青春グラフイテイ』の第20回「昭和の子どもの贅沢」に出演します。オン・エアは8/16(火)22:00〜。是非ご覧下さい。詳しくは、こちら=http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1101000

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて531連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (2)