猛暑中お見舞い

 終戦記念日ですね。

 空襲の焼け野原の画像と、今回の津波の画像を並べて報道するケースが多いようです。

 たしかに、両者の画像は似ています。しかし決定的に違うこともありますね。それは国民の心です。

 戦争の後、新しい社会=民主主義の国を造るために、ほとんどの日本人は右から左まで一致していましたが、今は違います。原発をどうするか、という争点で、日本人は分裂してしまいました。それが、震災後の日本人です。

 私自身も判断がつきません。

 原発を完全に無くした場合、真夏の東京ですき焼き屋が出来るのか、わかりません。この、お盆休み中も、ご法事の方やら東京観光の方やらにお越しいただきましたが、これもすべてエアコンのおかげです。

  それに原発を完全に無くした場合、日本の産業が空洞化して、経済が停滞する心配もあります。

 一方、生き物としての私は、この東京の暑さに、どうしようもない違和感を感じています。

 実は、私は店の近所の、マンションの7階に住んでいますが、7階の高さは隣のビルの屋上の高さと、ちょうど同じです。そしてビルの屋上に必ずあるものと言えば、そう、それは・・・

 エアコンの室外機。

 当然、そこから熱気が噴き出してきます。暑いです。

 悪いことに、今年隣のビルの、その向こう隣に高い建物がたちました。つまり今、隣のビルの室外機は、ウチのマンションと、新しい高いビルとの谷間に在る格好に成っています。

 風が東西に吹き抜ければ、暑気も拡散しますが、それ以外の時は溜まります。

  もとから暑いのに、さらに暑く成りました。「東京在住」といっても、東京の郊外にお住まいの方には、この暑さをお分かりいただきにくいかもしれません。

  そして、その暑気はフクシマ以外の原発に由来するものです。エアコンによって熱交換され、隣のビルの室内を冷やしていますが、屋上では、エネルギーとしての正体を顕しています。暑いです。

  こうまでして、真夏でも東京の都市機能を死守することが、本当に幸せというものなのか、これが理想の社会なのか、生き物としての私は疑問に感じます。

  しかし、原発を無くして商売が出来なくなるのも、困ります。

  両論の隔たりは大きく、一致させるのは、簡単ではないでしょう。

  せいぜい出来るのは、東京人がもっと夏休みをとって、東京から出て、それによって節電すること、それくらいではないでしょうか。まあ、言ってみれば「減発」ですね。

  皆様、猛暑中お見舞い申し上げます。いろいろな意味で。心より。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

  BS―TBSの番組『関口宏の昭和青春グラフイテイ』の第20回「昭和の子どもの贅沢」に出演します。オン・エアは8/16(火)22:00〜。是非ご覧下さい。詳しくは、こちら=http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1101000

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて532連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM