ざんねんないきもの

NHK-Eテレで放送している、

『ざんねんないきもの事典』

が、あまりにもコロナの時代に合っていて驚きながら視ました。

この番組の原書(児童書)の正式なタイトルは、

『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』でして、生物の進化を扱った話です。

例えば、黒い蛾は「残念な生き物」です。

蛾は木にとまって暮らしていますが、木の表面は茶色やベージュ色ですから、黒い蛾は目立ちます

→目立つと鳥に食べられ易いです。

→生物として繁栄することができません。残念です。

ところが、です、黒い蛾がなんとか暮らしていた19世紀のイギリスで工業が発展し始め、工場が煤煙を出すようになります。

→木が、その煤煙で黒くなります

→黒い蛾は目立たなくなり、逆に茶色い蛾やベージュ色の蛾が目立ってしまいます。

→茶色い蛾やベージュ色の蛾は鳥に食べられて衰退し、黒い蛾が繁栄します。

ここでEテレは視聴者に呼びかけます。

今の環境で輝けていない子も状況が変われば恵まれるようになるかもしれないよ、と。

コロナ前の環境でいまいち繁栄出来ていなかった会社にとっては、今は実は輝くチャンスですね。

その逆の会社にとっては苦難でしかないですが。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.009本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

卓上調味料

コロナで消えたものの一つに、料理屋の卓上調味料があります。

下町の飲食店では和洋のジャンルに関わらず、卓上に塩・胡椒などを用意しておく習慣がありますが、接触感染の原因になりかねないということで姿を消しつつあります。

「ちんや」でも以前は置いてありましたが、今は、そういう調味料は必要な時に言っていただくことにして、置かないことになりました。

が、「必要な時に言って」下さるかが問題です。

調味料を欲しがるということは店の味を変えたいということですから、店に遠慮して、それを申し出ない方もいます。

代わって、今卓上に在るのは、アルコール。

この風景はいつまで続くのでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.008本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

家飲みにぴったり

人の指は、大胸筋・広背筋まで連動しています。

アルコール噴霧器のレバー連射を続けていたら、脇腹の、筋のつけねが痛くなってきました。炎症を起こしかかっている模様。

この生活も、もう1年オーバーか・・・

さて、

ワインの雑誌を読んでいたら、

「家飲みにぴったりなお手頃ワイン」

の企画が載っていました。

数ある酒の中でワインは、外食外飲の割合が高い酒だったと思いますが、コロナで変わっているのでしょうね。

ワイン=外食外飲

という形態が主流だった理由として、ワインのマッチングの問題がありました。ワインは日本酒に比べて何倍も酸が多く、したがって合わない酒肴があります。だから正しい手引きにしたがって飲むという形態が主流でしたが、コロナには勝てません。

また世間にマッチングの知識のある人が増えてきたので、自分の知識で「家飲み」も可能になって来ているのだと思います。

消費者にとっては家で飲めば値段が下げられますからね。そこは飲食店の側から見るとトホホですけど、仕方ないなあ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.007本目の投稿でした。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

青天を衝け

明智光秀が終わり渋沢栄一に代わるようです。

戦国と明治は大河ドラマの二枚看板だそうですから、定番路線と言えます。

このように明治の偉人にフォーカスが当たった時、私はその人とすき焼きの関わりを調べることにしておりまして、今回もやってみました、

が、

残念ながら目ぼしいものは発見できませんでした。

渋沢の地元の深谷の和食屋さんが、すき焼きコースを大宣伝しているので!と思って良く見てみましたが、渋沢とすき焼きのつながりは無いようです。すき焼きコースの〆が、地元名産の「煮ぼうとう」になっています。

「煮ぼうとう」は渋沢が好きだったという、麺を使った「ほうとう」の仲間です。麺を生の状態で入れ、他の具材と一緒に煮て行くので「煮ぼうとう」と言うようです。

その他に「渋沢」「すき焼き」で引っかかるのは、私のブログ(笑)

ところで話しは少し逸れますが、「ちんや」が所蔵しております開化絵に、

「東京銘勝会 海運橋第一国立銀行」(歌川国利、1886年)

があります。渋沢が頭取を務めた第一国立銀行を描いた作品でこの絵は飛鳥山の渋沢史料館で展示されたこともあります。(画像は、こちら

大河ドラマ『青天を衝け』本日放送開始おめでとうございます。楽しみにします。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.006本目の投稿でした。

Filed under: 憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

歩き食い、復活

コロナになって一つだけ良かったことは、浅草で「歩き食い」の光景を見かけなくなったことです。

インバウンドが盛んだった5年ほど、「歩き食い」を目にするのはとても不快でした。

が、緊急事態の鎌倉で日本人が「歩き食い」をしているらしいです。

7日に配信された

“自粛疲れ”もう限界。鎌倉に人、人、人…商店街「食べ歩きやめて」

という報道によりますと、

「商店街関係者が神経をとがらせるのは「食べ歩き」による感染リスク。市の観光協会も公式サイトのトップページで「食べ歩きはおやめください」と呼び掛ける。鎌倉小町通り商店会の今雅史会長(72)は「食べ歩きはマスクを外して話しながら歩くので、広く飛沫(ひまつ)感染を及ぼす可能性がある。屋外とはいえ、やめてほしい」と強調。特に鎌倉は狭い道が多く、観光客に人気の「食べ歩き」が混雑や“密”の原因になっている側面もある。ついつい食べ物をシェアしがちになるのも危険な点だ。」

記事では「食べ歩き」と表現していますが、意味は「歩き食い」のことですね。

「市側も対策として、店舗向けに食べ歩き用の飲食物の販売を自粛するよう求めるポスターを配布したが、商店会に加盟していない店舗もあって全面的な協力を得るのが難しいという。」

飲食店の店内に入るのが不安→外なら気が楽

という論理なのでしょうか。

マスクせずに会話する行為がNGなのに、飲食店という業態がNGだと誤解されている現状が、ここにも現れています。

この論理だと浅草でも「歩き食い」が復活しかねず、イヤだなあと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.005本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

ピザすき焼き

今年に入って「ピザすき焼き」が話題になっています。

「ピザすき焼き」が気になる~❗😋

ピザすき焼きって何だよ

などなど。

そう、すき焼きは流行っていないのですが、「すき焼き風」は流行っているのです。

誰が考えたのか、気になって調べてみたら、cookpad.comには既に2012年08月に

・すき焼き牛肉とごぼうのネギのせピザ

というレシピが公開されていたようです。

一方ピザ宅配大手ピザーラさんのメニューには

・もち明太子ピザ

・明太子シーフード

・和風アスパラベーコン

・ハワイアンデライト

・プルコギポテト

といった変わりメニューが目白押しで、開発熱心さには驚かされます。

日頃からこういうピザが提供されているのですから、すき焼き風が登場してもおかしくはないですね。アスパラとベーコンを載せたら、それだけで洋風なので、それをどう和風にするのか、正直分かりませんが、スルーして先に行きますと、最近の「ピザすき焼き」の元は、

中京テレビが平日の午後3時48分から流している「キャッチ!」という番組だったようです。

1月6日の放送に、料理研究家でご主人が中日ドラゴンズの選手だったという、鈴木あすなさんという方が登場して、

・すき焼き風クリスピーピザ

の作り方を紹介しているのです。

正月の放送なので、残った餅をトッピングまでしています。

なるほど、これを視た人が拡散させていたのですね。

ドラゴンズの選手たちは、すき焼きピザを食べるのでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.004本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

友達リクエスト

とても不思議なことがあります。

Facebookで私に友達リクエストを下さる方のことです。

・米軍に勤務する女性。30歳前後。独身。

・欧州在住で配偶者を亡くされた女性。50~60歳代。独身。

が何故か、とても多いのです。まったく存じ上げない方です。

私はアメリカについてもヨーロッパについても特に詳しくはなく、したがってそういう投稿をしたことはあまりないです。

私はネット上の「友達」を造ろうと思っておらず、リアルに存じ上げている方に限らせていただいております。悪しからず御了承願います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.003本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

ハッピーレシピ

おお、ヤマサさん、そこに気づかれましたか、遅かったけど良かったです。

ヤマサ醤油さんが運営している「ハッピーレシピ」のサイトに「カレーすき焼き」が登場しました。

「ちょっと変わったすき焼きがクセになる♪いつものすき焼きにカレー粉を入れた、ちょっぴりスパイシーなすき焼き☆ 「カレーすき焼き」 どの具材もおいしいですが、特に玉ねぎとの相性が抜群です! 」

こういうレシピのことを

” 和DE ミックスレシピ “

と言うのだとか。「和の食材 × 世界の料理」や「世界の食材 × 和の料理」の意外な組み合わせで新しいおいしさを発見できる! とかで結構なことです。

「カレーすき焼き」は、映画の小津安二郎が好んだことが知られています。

小津は茅ヶ崎市の旅館「茅ヶ崎館」に逗留して脚本を書き、気が向くと「カレーすき焼き」をしていました。

ただし、そのやり方は今回のヤマサさんのやり方と全く同じではないです。ヤマサさんは「ヤマサすき焼専科」250mlにカレー粉小さじ2〜3杯を事前に混ぜておいてから、すき焼きをします。

対する小津は、カレー粉をダイレクトに鍋に振りかけます。そして小津が美味いと推していたのは、玉ねぎよりは豆腐とシラタキでした。それを小津は飯に載せて食べました。

「ちんや」でもカレーすき焼きはできますよ!

ただし、カレー粉をいったん油に溶いてから卵に入れています。

粉そのものですと、飲み込む時にむせることがありますからね。

その卵が残ったら、後でご飯にかけると最高です。

ご家庭でも「ちんや」でも「カレーすき焼き」をお試し下さい。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.002本目の投稿でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

売り切れ

今年の節分は「巣籠需要」により恵方巻の売れ行きが好調で、売り切れが続出したそうです。

ここ数年恵方巻は日本のフードロスの見本と言われ続けていて、対応策として予約を強化したコンビニも多かったらしく、売り切れが目立ったと思われます。

ここで、私が変だと思うのは、売り切れ告知のPOPが

「お詫び」

であることです。

<お詫び>節分恵方巻は大好評により予定数を完売致しました。ありがとうございました。

と掲示されています。

が、

「ありがとうございました」

が言いたいことであればタイトルは「お詫び」ではなく「御礼」が来るべきです。

どうしても「お詫び」したいのであれば、予定数を低く見積もり過ぎたことをお詫びするのが筋です。

そして、それ以前の話しですが、自分が買い逃したことについて、そんなに文句を言う客が大勢いるものなのでしょうか。大半の客は、自分が早めに予約しなかったことを反省するだけで、文句は言わないと思います。

少数のクレーマー気質の人に配慮し過ぎる習慣は「やめ」にしたいですよねえ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.001本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

HOTERES JAPAN2021

コロナ下ではありますが、HOTERES JAPANこと国際ホテル・レストラン・ショーは予定通り、2月16日から東京ビッグサイトで開催されます。

HOTERES JAPANは、ホテル・旅館・観光といったホスピタリティとフードサービス向けの商談会で、規模は日本最大です。

実は私は、この展示会の「企画委員」として2015年から参画してきましたが、この企画委員会が、結構、恐怖の委員会なのです。企画内容についての資料が配布され、それについて意見を言うよう委員長先生(=帝国ホテルの会長さん)から当てられるのです。

コロナにめげず開催できて嬉しいことです。運営の皆さん大変と思いますが、頑張って区下さい。

ご関心のある方は、是非お出かけ下さい。

ただし感染対策の必要上、今年は事前登録が必須ですので、公式サイトより登録した上、お出かけを。会期は19日までです。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.000本目の投稿でした。

これまでのご愛読に心より御礼申し上げます。

Filed under: 飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)