2021年2月5日
黒牛
テレビ通販が花盛りですねえ。
コロナ禍で、スタジオにタレントを集めることもロケに出ることもしづらい状況だとかで、その空きを埋めるかのようにテレビ通販が花盛りです。
私などは昔のドラマを再放送してくれた方が余程良いと思うのですが、現状は通販ですね。
通販アイテムの中には肉も多く、こちらと競合しますから愉快には視れません。
さて、そんな通販番組で
「黒牛」の肉が売られているのを見つけました。
ここで確認しておきますが、
「〇〇黒牛」は品種名ではなく商標です。
和牛の品種は、
(1) 黒毛和種(くろげわしゅ)=黒毛和牛のこと
(2) 褐毛和種(あかげわしゅ)
(3) 日本短角種
(4) 無角和種
の4種と、その間の交雑種だけと決められています。
「黒牛」という商標の権利を持っている人が、どんな牛を売るかは、その人の自由ですから、「黒牛」であれば即黒毛和種というわけでもないのです。お気をつけください。
和牛オスと乳牛メスの間に生まれた、交雑種の子は、実際色は黒いですから、「黒牛」と言えなくもありません。
なお商標「鹿児島黒牛」の権利はJA鹿児島県経済連が持っており、
JA鹿児島は、「鹿児島黒牛」を「鹿児島県産の黒毛和種牛の肉」と定義していますので、「鹿児島黒牛」に限っては黒毛和牛であると言えます。
もちろん黒毛和牛であれば皆旨いとは言えないというのが「ちんや」の立場ですが、その話しはまたの機会に。
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.996本目の投稿でした。
4.000本まで後4日です。
Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM Comments (0)