ざんねんないきもの

NHK-Eテレで放送している、

『ざんねんないきもの事典』

が、あまりにもコロナの時代に合っていて驚きながら視ました。

この番組の原書(児童書)の正式なタイトルは、

『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』でして、生物の進化を扱った話です。

例えば、黒い蛾は「残念な生き物」です。

蛾は木にとまって暮らしていますが、木の表面は茶色やベージュ色ですから、黒い蛾は目立ちます

→目立つと鳥に食べられ易いです。

→生物として繁栄することができません。残念です。

ところが、です、黒い蛾がなんとか暮らしていた19世紀のイギリスで工業が発展し始め、工場が煤煙を出すようになります。

→木が、その煤煙で黒くなります

→黒い蛾は目立たなくなり、逆に茶色い蛾やベージュ色の蛾が目立ってしまいます。

→茶色い蛾やベージュ色の蛾は鳥に食べられて衰退し、黒い蛾が繁栄します。

ここでEテレは視聴者に呼びかけます。

今の環境で輝けていない子も状況が変われば恵まれるようになるかもしれないよ、と。

コロナ前の環境でいまいち繁栄出来ていなかった会社にとっては、今は実は輝くチャンスですね。

その逆の会社にとっては苦難でしかないですが。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.009本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)