パリジェンヌと江戸っ子
「東都のれん会」の講演会で、ドラ・トーザンさんの話しを聞いてきた件は、昨日の弊ブログに書きました。「日本とフランスの架け橋」となってきた女性ジャーナリストです。
講演の本題は、日本の四季や食、温泉、相撲など。フランス人と日本人は、世界の中でも文化性に特徴があり、それをもっと観光誘致につなげるべきだというのが大筋でした。
しかし、私が面白かったのは、講演終了後に出た質問=「パリジェンヌ」と「江戸っ子」の件でした。
ドラさん自身は生粋のパリジェンヌですが、パリ生まれでなくても、パリジェンヌに成れるそうです。
それは血統の問題ではかく、生き方の問題なので、外国出身でもパリジェンヌに成れるそうです。
へえ。知りませんでした。
対する「江戸っ子」は、やはり江戸に住んで何代目かが気になってしまいます。
私自身も「江戸っ子だねえ!」などと言われると、血統のことを言われているだけだろうと感じます。正直、たいして嬉しくありません。
褒めたつもりだった貴女、ごめんね。
しかしです、本来「江戸っ子」も、生き方の問題だった筈です。歌舞伎や落語を観れば分かることです。
そうした生き方が今の東京で尊ばれていないから→「江戸っ子」とは血統のことだと思う人が多いのだろうと思います。
軽くモヤモヤして、私は講演会場を後にしました。
追伸
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すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。