トットちゃん

トットちゃんの、入学式の夜の食事は、すき焼きでした。

最近、テレビ朝日で昼間『トットちゃん!』という、黒柳徹子さんの半生を描いた帯ドラマを放送していますが、先日トットちゃんが小学校に入学する場面をやっていました。

トットちゃんは、まず魚屋さんをひやかし、

今日はアタシ、入学式なの!

と自慢します。魚屋のオジさんが、

じゃあ、この鯛はどうだい?!

と言いますが、

ウチは今夜すき焼きなの!

オジさんが少し気の毒ですね。

で、トットちゃんが学校から帰り、父で名高いヴァイオリニストの守綱さんが帰宅すると、すき焼きが始まります。

すき焼きのやり方は、テーブルの上で煮る形式ではなく、厨房で煮た鍋を、そのままテーブルに載せる形。

具材は、ごく普通な関東のすき焼きですが、白菜が入っていました。この辺りのデイテールが徹子さんの記憶に忠実なのか、気になるところです。

昭和14年、何かの記念日には、食べ物はすき焼きと決まっていました。そういう風習がまたひろまるといいなあと思います。

 

追伸

ネットTV番組『Story 〜長寿企業の知恵〜』に出演させていただきました。こちらのURLで視聴可能です。

この番組は、創業100年を超える老舗企業の経営者をゲストに招き、長寿企業の経営者が持つ知恵や理念、思いを語る、というものです。どうぞ、ご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.790日連続更新を達成しました。 すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)