公演プログラム
今年は浅草オペラ100年ということで、
「浅草オペラ100年記念歌と弁士で誘う ああ夢の街浅草!」
という公演が東京室内歌劇場さんを中心に開催されています。
10月4日が初日。30日の千秋楽まで全21公演。内容もAプログラムとBプログラムがあるという大規模なものです。所謂「クラシック」業界はロングランということをあまりしませんから、驚きの規模です。私もちょっと記憶にありません。
初日を控え稽古も盛り上がっている頃、主催者の方が公演プログラムを持って来て下さったのですが、それを見て、私はもう一度驚きました。
ほ、本みたい。
概説から、
主要な歌手(当時は「オペラ俳優」と言っていた)、作家、興行主の説明、
巻末には年表も掲載されています。浅草オペラは、とにかく離合集散が激しかったので、年表はとても役にたちます。
プログラムから浅草オペラを理解して欲しいという主催者さんの熱意が感じられ、在り難いことだと思いました。
興行の成功を祈念致します。
それにつけても、浅草オペラのことを調べていて、私が悲しく思いますことは、その経営のまずさです。
ほぼ同時期(1914年)に設立されて、上演内容的にも遠くない宝塚歌劇の、今日の盛業ぶりと比較する時、浅草オペラの末路の惨めさが際立ちます。スター俳優で幸せに死ねた人が、とても少ないのです。
その公演時間は・・・
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追伸
ネットTV番組『Story 〜長寿企業の知恵〜』に出演させていただきました。こちらのURLで視聴可能です。
*この番組は、創業100年を超える老舗企業の経営者をゲストに招き、長寿企業の経営者が持つ知恵や理念、思いを語る、というものです。どうぞ、ご覧くださいませ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.780日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。