京都のあきまへん
「京都のあきまへん」が話題になっているそうです。
「あきまへん」は京都市役所が作った外国人向けのマナーガイドです。それを、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」と連携して、「トリップアドバイザー」の一部に載せてもらっているのです。
内容は、ハッキリ申しまして「説教」です。
転載しますと・・・
【京都のあきまへん18項目】
1. 路上喫煙
2. 無理やり舞妓さんの写真を撮る
3. タクシーのドアを自分で開ける
4. チップを渡す
5. ゴミのポイ捨て
6. 畳に土足で上がる
7. 飲食店にドリンクや食べ物を持ち込む
8. 並ばない
9. レストランのドタキャン
10. 自転車の酒酔い運転
11. トイレを汚く使う
12. 横に広がって歩く
13. 自転車の路上放置
14. 線路近くでの写真撮影
15. 古い家屋や物品をむやみに触る
16. 社寺で大声で騒ぐ
17. 撮影禁止の社寺での撮影
18. 帽子やサングラスを身につけたまま参拝する
と、言うことは、実際にこれが行わているということです。トホホですね。
私が当然注目するのは、7と9。
京都だけでなく、浅草でも本当にひどいです。
最近私が感じるのは「観光立国」で外国に対して下手(したて)に出過ぎたかも!ということです。
9のような事業者に実害を与える行為が、18と同列に「マナー」に入っていることも、「下手に出過ぎ」と言えると思います。
日本の料理屋や旅館は約束を守ってくれる顧客に支えられているのですから、9は一国の産業を破壊する行為と言うことも出来ます。
今のような状態が続くと、今後「一見さんお断り」へ回帰して行く予感がしています。
それから、もう1点、話しは少し逸れますが、最近の京都市役所さんは、街の人々との連携が良くお出来になっているような気がします。(四条通りの件を除いては)行政を褒めることがほとんどない私ですが、京都市役所さんの仕事ぶりには敬服しています。結構どすなあ。
追伸
拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.391連続更新を達成しました。