美術村
「東都のれん会」のツアーで「中札内美術村」を訪ねました。
中札内(なかさつない)は北海道帯広市の隣。広大な林の中に何棟もの美術館が点在していて、レストランもあります。
あの有名な、帯広の菓子メーカー「六花亭」さんが、この美術村を運営しています。
「六花亭」のO田さんは、私と向笠千恵子先生のやっている「すきや連」の一員ではあるのですが、帯広は遠く、またO田さん自身も大変ご多忙なので、久しぶりにお目にかかることになりました。
さて、そのO田さんが経営なさっている「六花亭」さんが東京都に支店を持たない製造業としては日本一であることや、
企業メセナアワード2011において、文化庁長官賞を受賞していることは存じておりましたが、申し訳ないことに、私は帯広は今回が初訪問。現地に行ってみて、この美術村の素晴らしさに圧倒されました。
来るのが遅かったです、すみません。
さて展示内容の内、私が興味深かったと申しますか、懐かしかったのは、
小泉淳作美術館と
相原求一朗美術館です。
特に小泉淳作先生の「新雪の鳥海山」という代表作が展示されていました。
思い起こしますと、私がデパートの美術部にいた1990年代前半、淳作先生も求一朗先生もバリバリと絵を描いておられました。私は20歳代でペーペーでしたから先生方と大した話しも出来ませんでしたが、お作品を何点も展覧会場に吊り上げたことだけは間違いありません。
残念なことに求一朗先生は1999年に、淳作先生は2012年に亡くなりましたが、「六花亭」さんと言う支援者を得て、この地でお作品が公開され続けています。
素晴らしい。
追伸、
拙著が発売になりました。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』
浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。
東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。
四六判240頁
価格:本体1600円+税
978-4-7949-6920-0 C0095
2016年2月25日発売
株式会社晶文社 刊行
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