土瓶蒸し

大森海岸の、かつては花街だった一角で明治43年から営業なさっている名店「松乃鮨」さんを訪ねました。

刺身を少し切っていただき、お酒も頂戴し、そろそろ「握り」かな?と思っていると、

住吉さん、土瓶蒸しは要りますか?と大将。

ど、土瓶蒸しですか、今真夏ですけど。

ええ、夏でも土瓶蒸しは出来ますよ。

そ、それはそうですね、ではいただきます。

で、頂戴しますと、美味しいですねえ。

魚系の海の旨味と、山の旨味が合体しますと、1+1=5に成ります。

それに体が温まって良いですね。刺身と握りばかりでは冷えますからね。

固定観念に拘ってはいけないということが良く分かります。

その後の握りも胆嚢させていただきました、いや、堪能させていただきました。

ご馳走様でした。

追伸、

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.992日連続更新を達成しました。

Filed under: 色んな食べ物,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)